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Chemistry/Buckshotケミストリー / バックショット |
EDITOR'S REVIEW エディターズレビュー
3shots
Boot Camp一派の自前レーベル、Duck Downからの3部作はいきなりSean Price"Monkey Barz"のリリースが遅れたりと毎度な(?)展開になりましたが、無事に出ましたバックショット(Buckshot)とナインス・ワンダー(9th Wonder)のコラボレート・アルバム。バックショットはさすがに90年代から生き残るベテランMCだけに相変わらず超濃ゆい声と低音フロウをかましてくれている上、そのラップがのるのがナインスのソウルフル・トラックとくれば楽しみにするなってほうがムリでしょ。ってことでノリノリで聴いてみたのですが...。正直、やはりブラック・ムーン(Black Moon)でのバックショットが最高だな、と感じてしまいました...。
実際、個々の楽曲は悪くないのですが。例えばマリーナ・ショウ(Marlene Shaw)"Woman in the Ghetto"をそのまんまかぶせた6."the Ghetto"やネタの組み換えっぷりがかっこいい5."Side Talk"などはかなりいい感じだし、8."No Comparisoin"でのバックショットのサビのフロウなんかマヂ最高なんすよ。しかし、それぞれのトラックの良さはバックショットのフロウか、ネタの良さに助けられてるところが非常に強い気がしてしまうのです。そんなこと考える余裕すら与えないほど真っ黒いノリが一体となってぶつかってくるブラック・ムーンの作品の完成度はやはり強烈なものがあるわけで(おととしの"Total Ecripse"も最高だったなぁ...)。
厳しいこと書いてますが、5と8はナインスの色やアイディアが活きたトラックではあるので、これはこれでアリ。さらに別の視点で言うと、ジャスタス・リーグ関連の作品と比較すれば、これほどMCとしての色がはっきりしたラッパーはなかなか居ないということがよくわかる内容です。そんな中でも極太トラック11."Out of Town"で彼と互角に渡り合ってるジョー・スカダ(Joe Scudda)はポイント高い。
というわけで「俺は地元で一番ちっこいガキだったが...」とか歌っちゃうバックショット、とにかくかっこいいな、と痛感させられます。彼の名人芸を、普段とは違ったノリで楽しむにはなかなかよろしい一枚といえるでしょう。さらに続いて制作予定というブラック・ムーンの新作にも期待です(しつこい?)。
TRACK LIST トラックリスト
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1Chemistry 101
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2He'z Back
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3Now A Dayz (That's What's Up)
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4Slippin
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5Side Talk
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6The Ghetto
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7Food For Thought
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8No Comparison
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9Birdz (Fly The Coup) ft. Phonte & Keisha Shontelle
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10U Wonderin ft. Rapper Big Pooh & Sean Price
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11Out of Town ft. L.E.G.A.C.Y. & Joe Scudda
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12I Don't Know Why ft. Keisha Shontelle
USブラック・ミュージックを日本に紹介することからスタートし、現在では、ジャンルや新旧録音を問わず世界中のQUALITY MUSICを紹介。
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