2008/03/28

全曲紹介! マライア・キャリー『E=MC2』試聴会レポート

現在、Universal Internationalがマライア・キャリー(Mariah Carey)の最新作『E=MC2〜MIMI第2章』のメディア向け先行試聴会を開催している。この試聴会に参加してきたので、アルバムの全曲紹介をお届けしよう。

1 "Migrate" ft. T-Pain
イントロからマライアの代名詞的ハイトーンボイスで驚かせてくれるT-ペイン(T-Pain)参加曲だけに(?)マライア自身の声にも少しエフェクトがかかっている、重いビートのトラック。

2. "Touch My Body"
ファーストシングル、きらめくようなピアノとエレクトリックピアノがループされ、細かいリズムを刻むような歌い方が小気味よく、頭から離れなくなるタイプの楽曲。

3. "Cruse Control" ft. Damian Marley
偉大な父親に続き、レゲエ界を越える人気を獲得しつつあるダミアン"ジュニア・ゴング"マーリー(Damian 'Jr. Gong' Marley)をフィーチャーした、ゆったりした甘いメロディの、スタンダードな魅力にあふれたナンバー。

4. "I Stay in Love"
こちらもピアノをバックにしたリラックスしたバラード。トレードマークのハイトーンに頼ることなく、ゆったりと余裕を持って歌い上げて好印象。

5."Side Effects" ft. Young Jeezy
シンセサイザーの重低音を生かしたスローなテンポに、ハネたドラム、ハードコアなイメージでおなじみのラッパー、ヤング・ジージーが後ろで「イエー」と叫ぶ声がトラックと一体化しているあたりがいかにも2000年代後半っぽいスタイル。

6."I'm That Chick"
リアーナ(Rihanna)"Don't Stop the Music"、ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)"Rock with U"などで最近おなじみの、ちょっと速めのテンポで太いキックドラムが連打されるハウスやエレクトロミュージックの影響を感じるナンバー。昔のディスコにも通じるアップテンポな雰囲気ながら、あくまでボーカルは優しく、ささやくようなフレージングがスウィート。

7. "Love Story"
ジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri/ 以下JD)によるトラック、子供のような声で繰り返される"Everyday, All Day"というフレーズがクセになるバラード。

8. "I'll Be Lovin' You Long Time"
ポジティブな雰囲気に満たされた力強い歌。マライアの本領発揮とでも言うべき力強く朗々とした歌声。ここまで陰のない歌を歌えるというのがすごい。

9. "Last Kiss"
再びJD登場、彼らしいバウンス・リズム(遅めのテンポながら、それを細かく刻むようにハイハットを入れたリズム)の上で歌う。アルバム後半はこれまでの作品同様、スローなテンポが中心に。

10. "Thanx 4 Nothin'"
これもJD。「オ、オ、オ、オウ」と歌うイントロから始まり、それを展開させるサビ、抑えつつもうちに熱を感じさせる中盤から思い切り声を歌い上げる展開が力強い1曲。

11. "O.O.C."
スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)の刺激的なビートの上にも関わらず、あくまでさわやかかつ軽やかにメロディをのせていくマライア。かわいい感じのバックコーラスと絡み合うサビからの展開がかなり魅力的。ポップな魅力にあふれたナンバー。

12. "For the Record"
バイオリンがリズミカルに基本のトラックを刻み、マライアならではのあの高音が再び顔を出す、真正面からのバラード。歌詞が気になるところ。

13. "Bye Bye"
別れを歌いながら、あくまでポジティブな感覚をキープするナンバー。後半にはうねるシンセサイザーとピアノが面白い展開を作る、ちょっと変なところがまたいい。

14. "I Wish You Well"
シンプルにピアノだけをバックにした、ジャズ/ゴスペル的なバラード。マライアの声そのものをたっぷりと堪能できる。バックコーラスと相乗していくドラマチックな感覚が胸に迫る。前の曲で別れを歌った後に、離れた人のことを思いやる展開か?

15. "Heat" (uk/jp. bonus)
"Fantasy"リミックスで印象的なコラボレーションを聞かせてくれた今は亡きラッパー、オール・ダーティ・バスタードの声が響き渡り、重厚でアグレッシブなビートが響き渡ったかと思いきや、いきなり転調してハッピーでかわいい歌になるミディアムナンバー。童謡のようなフレーズとダンサブルなビートの組み合わせが強烈。バックトラックを細切れにしたり、音を一端薄くしてドラムを際立たせ、いろいろな音色で遊んでいく展開が楽しすぎる。

16. "4Real4Real" ft. Da Brat (jp. bonus)
ゆったりした太いビートにドリーミーなキーボード、オーケストラヒットが重なる骨太なトラック、ベテラン女性ラッパーダ・ブラット(Da Brat)が参加。

以上、日本盤ボーナス曲を含めて16曲。全体に陰影をほとんど感じさせない、ハッピーな感覚に満ち溢れたアルバム。明るい歌とさまざまなテンポのリズムがフィーチャーされ、マライア自身がこれまでになく余裕を持って歌っているようだ。収録されたボーナス曲も捨てがたいので、これは日本盤の購入をオススメしたい。

アルバム『E=MC2〜MIMI第2章』は4月16日に日本先行で発売される。


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