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スザンヌ・ヴェガ、新作で50セントをサンプリング

Suzanne Vega

ヒップホップ〜R&Bでは“Tom’s Diner”が数々のアーティストにサンプリングされる“クラシック”として知られるシンガー・ソングライターのスザンヌ・ヴェガ(Suzanne Vega)だが、なんと彼女がギャングスタ・ラッパーの50セント(50 Cent)の曲を新作でサンプリングしていることを明かした。

1987年にスザンヌ・ヴェガが発表し、後に英グループのDNAによるリミックス・バージョンでも知られるようになった“Tom’s Diner”は、特に冒頭の「ドゥ・ドゥ・ドゥードゥ・ドゥ・ドゥ・ドゥードゥ……」というスキャット風の気怠い歌唱で有名で、トゥパック(2 Pac)、リル・キム(Lil Kim)などが替え歌風に引用するなど「ヒップホップねた」としても人気。近年もスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)が“Sitting By The Water”が引用しているほか、ヨー・ガッティ(Yo Gotti)が“Standing In The Kicthen”で、ロジック(Logic)が“Are You Ready”でサンプリングするなど、ヒップホップでも“定番”の曲となっている。

今年は〈FUJI ROCK FESTIVAL〉で来日し、その“Tom’s Diner”や新曲も披露していたスザンヌ・ヴェガだが、来年リリースする新作では、なんと逆に彼女がヒップホップ・アーティストの曲をサンプリングした。彼女が2月にリリースを予定しているニュー・アルバム『Tales From The Realm Of The Queen Of Pentacles』に収録される“Don’t Uncork What You Can’t Contain”という曲で、50セントの2005年の大ヒット曲“Candy Shop”をサンプリングしているのだとか。スザンヌ・ヴェガは制作中、サルソウル・オーケストラ(The Salsoul Orchestra)の“Ooh I Love It (Love Break)”をサンプリングした“Candy Shop”のビートを思い出したという。そこでプロデューサーのジェリー・レオナード(Gerry Leonard)に、“Candy Shop”を手がけたスコット・ストーチ(Scott Storch)の参加を検討し相談したところ、逆に“Candy Shop”をサンプリングすることを提案されたのだとか。「その発想はなかった」というヴェガはそのアイディアを気に入り、すぐに50セント側に連絡。50セントも彼女のファンだったことから早々にサンプリングの許諾を得たという。ちなみにヴェガ自身も、サンプリングの許諾を求められるのは嬉しいことなのだとか。

このヴェガの曲“Don’t Uncork What You Can’t Contain”は、新作からのファースト・シングル候補にもなっているとのこと。すでにライブでも披露されている曲だが、音源ではどういうサウンドになるのか注目されるところだ。なおスザンヌ・ヴェガは、2010年から昨年にかけて『Close-Up』シリーズと題し、自身の過去の曲を再レコーディングした作品を4作発表しているが、『Tales From The Realm Of The Queen Of Pentacles』はオリジナル・スタジオ・アルバムとしては7年ぶりの新作となる。

Suzanne Vega – Don’t Uncork What You Can’t Contain (live)

50 Cent ft. Olivia – Candy Shop (’05)

Snoop Dogg – Sitting By The Water (’09)

Suzanne Vega feat. DNA – Tom’s Diner (’90)