bmr

bmr>NEWS>TLC、「奴隷契約」の古巣レーベルと再契約した理由を語る

NEWS

TLC、「奴隷契約」の古巣レーベルと再契約した理由を語る

TLC - 20

全世界のアルバム総売上6500万枚以上という女性R&Bグループとして史上最高の売上記録を持つ女性グループ、TLC。今年7月に古巣のLaFace Recordsと再契約し、来年久々のニュー・アルバムをリリースする予定だが、かつては“奴隷契約”を巡って対立したLaFaceのボス、LA・リード(L.A. Reid)との和解について語っている。

彼女たちの20年以上のキャリアを祝し、伝記映画『CrazySexyCool: The TLC Story』が先日北米で放映され、また関連したベスト・アルバム『20』を発売するなど改めて脚光を浴びているTLC。7月には、TLCを送りだしたLaFaceの創設者のひとり、LA・リードと再び手を組み、LA・リードが現在トップを務めているEpic Records内にLaFaceが復活し、LaFace/Epicから新作をリリースすることが発表され、ニーヨ(Ne-Yo)作の新曲“Meant To Be”を収録したベスト・アルバム『20』もLaFace/Epicから発売となっている。

しかし、LaFaceの契約内容は所属アーティストにとってかなり劣悪なものと言われており、伝記映画『CrazySexyCool: The TLC Story』の劇中でも、“奴隷契約”とも取れる、アーティストに不利な条件の契約を結んでいる部分が描かれていた。実際に、グラミーを獲得しアメリカだけで1100万枚を売り上げるなど爆発的なヒット作となった『CrazySexyCool』の成功後となる1995年、TLCは年収が3万5000ドル以下と訴え、破産申請を行っている。同様に同じくLaFaceに所属していたトニ・ブラクストン(Toni Braxton)も、アルバムを2000万枚以上売りながらろくに収入がないとして1998年に訴訟を起こし、破産申請をしている。

そのため、ふたたびLA・リードのLaFaceの下で再始動するということに一部で驚きの声もあったが、「過去のこと」ということで両者は和解しているようだ。LA Times紙の取材に応じたT-ボズ(T-Boz)は、「人はいつだって意見がぶつかるもの。サイテーなレーベルだったし、それを彼(LA・リード)が経営していたわ。他のみんなと同じように、私たちもよく彼を罵っていた。でもね、今の状況はとても自然に感じるの。ホームという感じ。新しい時間が動きだしたの。私たちでLaFaceを復活させるのよ」と、かつての諍いは水に流したと語っている。

しかし一方で、伝記映画『CrazySexyCool: The TLC Story』の劇中で悪者として描かれている当時のマネージャー、ペブルズ(Pebbles)は法的手段も辞さないとのコメントをTwitter上に綴っており、怒り心頭の様子だ。なお米VH1で21日に放送されたこの伝記映画は、トータルで450万人が視聴し、概ね好評を博したようで、18歳から34歳の女性のあいだでは5.5という高い評価を記録。この数字は、オリジナル制作の映画としてはVH1最高記録となったとか。Twitterでは「#CrazySexyCool」のハッシュタグのついたツイートが192万もあったなど、史上最高のガールズ・グループならではの反響を呼んでいる。

“Meant To Be”