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カニエ・ウェスト、8年前の曲が全米チャート・トップ20に突然登場! その理由は……

Marina Shifrin - An Interpretive Dance For My Boss Set To Kanye West's Gone

カニエ・ウェスト(Kanye West)が2005年に発表したアルバム『Late Registration』に収録された楽曲“Gone”が、アルバム発売から8年以上経った現在になって、全米チャート18位に急上昇するという珍現象が起きている。

この“Gone”は、キャムロン(Cam’ron)とコンシークエンス(Consequence)というラッパーふたりをゲストに迎え、オーティス・レディング(Otis Redding)の“It’s Too Late”をサンプリングした曲。2005年発売の『Late Registration』に収録されているが、シングルカットはされていない。この曲が8年以上経って全米チャートに初登場した理由は、いま話題になっている、とあるビデオにある。

それは、台湾のアニメ制作会社 Next Media Animationに勤務していた25歳の女性が、曲にあわせてダンスしながら会社に対する積もり積もった鬱憤を字幕に起こしたビデオを制作し、それを辞職届けとして発表したもの。女性のコミカルな踊りと、会社への鬱憤、「私辞めます」という宣言という奇妙な組み合わせのこのビデオは瞬く間にインターネット上で話題になり、すでに1500万回以上再生されている。このビデオで女性が踊っている曲が、カニエ・ウェストの“Gone”なのだ。Billboardチャートは、今年2月からチャート・ポリシーを変更し、YouTubeのビデオ再生回数も集計対象になっている。この「ビデオ」は、必ずしも公式ミュージック・ビデオなどである必要はなく、その曲が使用されたビデオなら基本的に全て対象になる。そのため、この「私辞めます」ビデオが話題になったことで、使用された“Gone”が全米チャートに突然ランクインする事態になったというわけだ。さらに、この女性の元上司や同僚たちが、この辞職ビデオにたいして「返答」するビデオを同様に作成し、さらなる話題の的となっているが、こちらでもカニエの“Gone”が使用されている。

ニールセン・サウンドスキャンの調査によれば、この話題のビデオを含め、“Gone”が使用されたビデオは、アメリカだけで620万回再生されたという。これにより、“Gone”はシングル総合チャートのHot 100で18位にランクインしたほか、ストリーミング・チャートでは4位に初登場となっている。また、このビデオの影響で“Gone”を購入した人も少なくなく、先週およそ9000ダウンロードのデジタル・セールスもあったとか。カニエ・ウェストにとっては思わぬヒットとなっている。