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2パックの母親、1億円の著作権使用料未払いでレーベルを提訴

Tupac - Beginnnings: Lost Tapes 1988-1991

いまなお伝説のラッパーとして語り継がれる故2パック(2pac/Tupac Shakur)の母親が、110万ドル以上、およそ1億円以上にのぼる2パックの著作権使用料が未払いだとして、音楽レーベルを提訴していることが判明した。

ブラック・パンサーの元党員であり、2パックが亡くなって以降、彼の権利・財産について管理していた母アフェニ・シャクール。彼女が、eOne、E1の略称でも知られるEntertainment Oneが2パックの著作権使用料を支払っていないとして米ロサンゼルス郡上級裁判所に訴訟を申し出ていたことが明らかになった。これは、さまざまなトラブルを起こしたDeath Row Recordsにまつわる問題。2パックは1995年にDeath Rowと契約し、翌年何者かに銃で殺害された。訴状によると、2パックの遺産管理者が、アルバム1枚分ほどある未発表レコーディング音源などについて独占的に権利を保有できるとする合意を、1997年にDeath Rowと当時の配給先であるInterscope Recordsと締結しているという。これにより、2パックの遺産管理者はDeath Rowが今後リリースする作品について、発表済み、未発表に拘わらず、権利使用料を受け取ることになっていた。

そして2003年、 Death Rowが、後にeOneが吸収するKoch Entertainmentを独占ディストリビューターとして、2パック作品を3作リリースすることでKochと合意。この合意によって、Kochが権利使用料の報告と支払いを行うことになっていた。しかし、その3年後にDeath Rowが破綻し、2009年にWIDEawake Entertainment Groupが買収し、WideAwake Death Row Entertainmentとするも、今度はWIDEawakeの親会社が破綻。今年に入って、Death Rowの権利をeOneが買収している。だが、eOne側は十分な権利使用料を支払っていないため、契約違反、公正な取引違反として訴えたということだ。財務報告書によれば、eOneはDeath Rowにおける「アイコン的な音楽ライブラリーの資産」を購入するために2億8000万ドル(およそ276億円)を投じたとか。この訴訟について、まだeOne側からのコメントはない。

なおゴシップサイトのTMZによれば、アフェニ側は、2007年にKochからリリースされた『Beginnings: The Lost Tapes 1988–1991』についての権利使用料が支払われていないと訴えており、またeOneが所有する未発表レコーディングのマスター音源の引渡しも求めているとか。ちなみにアフェニ側の代理人は、過去にドクター・ドレー(Dr. Dre)の代理人として同様の権利使用料の支払いを求める訴訟を担当したKing, Holmes, Paterno & Berliner社だという。