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フージーズ「キリング・ミー・ソフトリー」のビデオ監督に懲役90年

The Fugees - Killing Me Softly

ローリン・ヒル(Lauryn Hill)がいたグループとして知られ、1996年にリリースしたセカンド・アルバム『The Score』が世界で1700万枚を売り上げる大ヒットを記録、グラミー賞も獲得したヒップホップ・グループ、フージーズ(The Fugees)。『The Score』の中でも特に、ロバータ・フラックの“Killing Me Softly”(「やさしく歌って」)のカバーは全米シングル・チャートで最高2位、各国で軒並み1位を獲得した彼らの代表曲だが、この曲のミュージック・ビデオを監督したアスワド・アインデ(Aswad Ayinde)に懲役90年の刑が下された。

アスワド・アインデは、フージーズの“Killing Me Softly”のミュージック・ビデオの監督を務め、1996年の〈MTV Video Music Awards〉で最優秀R&Bビデオ賞にも輝いた人物。しかし、彼は1980年代から2000年代初頭にかけて、実の娘たち5人を強姦し、6人の子供を産ませていたことが、娘たちからの告発により明らかになった。すでにこの件で2010年に懲役40年の刑を下されていたが、7月26日、さらに懲役50年の刑が追加される裁定が下った。今回下った懲役50年の刑は、現在35歳になる娘に対する虐待についてのもの。8歳のときから性的虐待を受け続けていたという娘は、「あなたが、私と私の姉妹をどれほど傷つけたことか、私には言い表すことができません」と法廷で述べたという。この娘は、父アスワド・アインデの子供を4人生んでおり、ひとりが脊髄性筋萎縮症という難病で9歳で亡くなり、うちふたりも遺伝性疾患を抱えているとのこと。

アスワド・アインデは自分のことを「神」と呼ばせ、暴力を振るうことで家庭を支配しており、2010年に行われた予審で前妻は警察に届けられなかった理由について「彼は子供を殺すと脅していました。バラバラにして別々の場所に死体を隠すと。私は出生届けを出していないので、そうなると何も証明しようがなくなります」と涙ながらに話していたという。また彼は、周囲に悟られないように引っ越しを繰り返しており、その引っ越し先の中には放置された遺体安置所もあったと報告されている。明るみになったのは、アスワド・アインデが他の女性に対しても同様の行為を行っていることを知った娘たちが「止めなければいけない」と2006年になって当局に通報してからだという。アスワド・アインデは他の娘たちへの虐待についてさらに追及される見通しで、最低でも3件以上の公判があり、懲役はさらに増すものと考えられている。

“Killing Me Softly”