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エミネム、グッディ・モブ14年ぶり再結成作へのゲスト参加を見送る

Goodie Mob - Age Against The Machine

いわゆる“ダーティ・サウス”と呼ばれる米南部のヒップホップの代表的なグループであるグッディ・モブ(Goodie Mob)が、人気シンガー/ラッパー/プロデューサーのシー・ロー(Cee-Lo)も加わってのオリジナル・メンバー4人揃ってのアルバムとしてはおよそ14年ぶりとなる新作の試聴会を関係者向けに実施。その内容が明らかになってきた。

グッディ・モブは、1999年にシー・ローが脱退して以降はクージョー・グッディ(Khujo Goodie)、T-モー(T-Mo)、ビッグ・ギップ(Big Gipp)の3人で活動をしていたが、ソロで大成功を収めたシー・ローが2011年に正式にグループに戻って新作を制作することを宣言し、昨年にはついに4人揃ってのニュー・シングル“Fight To Win”を発表。4人全員揃ってのアルバムとしてはおよそ14年ぶりとなるニュー・アルバム『Age Against The Machine』は、6月発売の予定から少し延期したものの、8月27日の発売が決定している。

そして関係者向けにこの『Age Against The Machine』の試聴会イベントが先日ロサンジェルスで開催され、新作の具体的な内容が明らかに。先月には、アウトキャスト(Outkast)などダンジョン・ファミリー(Dangeon Family)の面々とも近しい個性派女性シンガーのジャネル・モネイ(Janelle Monae)をゲストに迎えた新曲“Special Education”を発表していたが、他にも曲の一部のみがアカペラで公開されていた“Pinstripes”にはT.I.が参加。この曲でT.I.は、グッディ・モブにとってこれまでで最大のヒットでもある1995年発表のデビュー曲“Cell Therapy”のリリックを引用し、サウス・ヒップホップの先輩である彼らに敬意を払っているとか。シー・ローもその出来にはご満悦のようで、「あいつのことは俺たちは大好きだよ。俺たちの息子のようなものだ。同時に、俺たちの仲間でもあり、俺たちのキングのひとりでもある」と、T.I.を賞賛している。

アップテンポな“White Power”については、白人の権力にたいする黒人側からの視点を描いた曲になっており、質疑応答の時間でシー・ローはエミネム(Eminem)の参加が予定されていたものの、不参加に終わったと告白。エミネムがやはり参加しないと心変わりしたことが原因だったそうで、その背景にはエミネムが近年キリスト教への信仰を深めたからではないか、とシー・ローは憶測を述べている。また、“Kolors”といった曲では、LAを中心としたギャング・カルチャーの影響力について語られているとのことで、南部で育ったビッグ・ギップは、そうしたカルチャーをスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)などの音楽を通じて始めて触れたとコメントし、「2013年の現在、ギャング・カルチャーはアメリカを席巻している。俺たちは、南部でもそこまで強い影響力を持つことになるとは当時思いもよらなかった」と振り返っている。逆に“Father”という曲では、ダンジョン・ファミリーがシーンに与えてきた影響について触れている曲とのことで、「“Father”という言葉が意味するものは、若者たちに、『俺たちがいなければ君たちもいない』と理解させることだ。ケンドリック・ラマーを聞けば、彼からアンドレ3000からの影響を耳にするだろう。ドレイクを聞けば、シー・ローからの影響を耳にするだろう。そして俺からの影響はトリニダード(・ジェイムス)に感じられるはずだ」と、ギップは自負をのぞかせている。

“Special Education” ft. Janelle Monae (prod. by Young Fyre)

“Fight To Win”