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ザ・ルーツのブラック・ソート、ナズとの過去のビーフについて語る

Black Thought

フィラデルフィア出身のベテラン・ヒップホップ・バンド、ザ・ルーツ(The Roots)のメイン・ラッパー、ブラック・ソート(Black Thought)が、過去に人気ラッパーのナズ(Nas)から非難された件について口を開いた。

事の発端は、2000年に公開されたスパイク・リー監督の映画『Bamboozled』。この映画は、白人俳優らが顔を黒く塗り、黒人を真似て歌や踊りを披露する「ミンストレル・ショウ」を使い、現代の黒人向けテレビ番組やエンターテインメントを皮肉ったことで物議を醸した作品。ミンストレル・ショウは1830年頃に始まり、その後、黒人俳優も行うようになり、1950年代まで続いた。現在は人種差別としてタブーとされているこのミンストレル・ショウを使った『Bamboozled』は、“ちびくろサンボ”を彷彿とさせるポスターを当時ニューヨークタイムズ紙が掲載拒否するなど様々な問題と議論を巻き起こしたが、この映画にモス・デフ(Mos Def)らと共にザ・ルーツも出演。これについてナズは、この映画への出演を批判するコメントをさまざまなインタビューで発言しており、ブラック・ソートも当時ラジオ番組でこれに反論するなど、対立関係を見せていた。

しかし両者に入った亀裂は、タリブ・クウェリ(Talib Kweli)が間に入って埋められたのだとか。先日インタビューで当時のことについて振り返ったブラック・ソートは、「タリブ・クウェリと一緒にショウをする日があって、たしかクウェリが俺とナズを引き合わせてくれたんだったと思う。同じところに一緒にいてナズと顔を合わせたんだ。するとナズが、あの批判は個人的な立場からのものではないと説明して、謝ってくれたんだよ」「俺は何が起こってもいいと覚悟してて、実際ナズが来るって聞いたときは『俺はナズとやりあわなきゃいけないか?』とか思ってたけど、そういうことの前に、ナズからそういう緊張を和らげてくれた。リアルな、器の大きい男だよ」と、関係改善について明かしている。このとき、ナズが母親を亡くしたことをブラック・ソートに打ち明け、両親共に亡くしているブラック・ソートが「ナズの心情に共感できた」と話していることから、ナズの母親が亡くなった2002年頃には関係は改善されたようだ。

現在は関係は良好なようで、ナズは、ザ・ルーツがハウスバンドを務めるTV番組に出演し共演も果たしている。また、作家アダム・マンズハックの新作小説『Rage Is Back』とのコラボレーション企画で発表されたJ・ピリオド(J.Period)のミックステープでは、ブラック・ソートは、ナズの“N.Y. State of Mind”のビートに乗ってフリースタイルを披露している。

Black Thought & J. Period – Rage Is Back (freestyle)

Nas & The Roots – Nasty (live, 2012)