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R.ケリーが所属レーベルを離脱 音楽出版からも見放されていたことが明らかに

R. Kelly

若い女性たちを“洗脳”し、支配下に置いて共同生活を送る「セックス・カルト」報道をきっかけに厳しい批判にさらされている「R&B界の帝王」R.ケリー(R. Kelly)。彼に対するボイコット運動 #MuteRKelly が活発化する中、長年の所属レーベルとの決別が発表されたのに続いて、昨年のうちに音楽出版から契約打ち切りになっていたことが明らかになった。

20年以上に渡って絶えずヒットを飛ばし続け、アルバム・セールスは累計5000万枚以上を誇る「R&B界の帝王」R.ケリーだが、2017年、R.ケリーが若い女性たちを“洗脳”し、“カルト”的な監禁をしているとの告発報道をきっかけにこの2年ほどは逆風が吹き荒れている。R.ケリーに対するボイコット運動 #MuteRKelly が起こり、数々の著名人が支持を表明。またApple MusicやSpotifyといった大手音楽ストリーミング・サービスが公式プレイリストからR.ケリーの楽曲を除外したほか、ラジオ番組などもR.ケリーの楽曲を放送しないなど業界全体の「反R.ケリー」の動きにより、音楽フェスへの出演やコンサートも中止になるなど追い込まれているのだ。

そして今年1月3日から5日にかけてアメリカで放送されたドキュメンタリー『Surviving R. Kelly』の影響もあってか、ついに所属レーベルのRCA Recordsとの契約が終了となった。RCAに対してR.ケリーの解雇を求める署名運動は以前からあったものの、RCA側は態度を保留していた。しかし、R.ケリーとの契約がまだアルバム2枚分残っているものの、状況を鑑みて新曲や新作リリースはしない方針になっていると一部で報じられており、RCAは契約終了に向けて動くのではと見られていたが、こうした予測どおり、今月中旬、実際に契約が終了したと米Billboard誌が報じたRCAの公式サイトからも、アーティスト一覧からR.ケリーが削除されている

R.ケリーは90年代初頭にJive Recordsと契約し、RCA再編のために2011年にJiveが閉鎖となった際にRCAへと移籍。1992年のデビューからずっとJive/RCA所属だったわけだが、25年以上を経てこの関係がついに終了することとなった。Billboard誌などの報道によれば、これまでJive/RCAに残してきたカタログは、そのままRCA側が保持することになり、現時点ではデジタル・プラットフォームでのダウンロード購入やストリーミング再生などには影響は出ていない。

しかしR.ケリーを取り巻く環境はさらに厳しいものになっている。米Billboard誌が独占ニュースとして伝えたところによると、R.ケリーの楽曲を管理しているの音楽出版会社のUniversal Music Publishingは、すでにR.ケリーとの契約を終了していたという。これはUniversal Music Publishingの広報がBillboard誌に認めたもので、2018年のうちにR.ケリーとのソングライター契約を終了していたとのこと。こちらも、これまでのカタログは全てそのままUniversal Music Publishingが保有する形だという。同社がR.ケリーとの契約を終了したのは昨春だったとも言われており、昨年3月、R.ケリーと交際していたという女性にインタビューしたドキュメンタリー『R. Kelly: Sex, Girls and Videotapes』が放送された影響ではないかと見られる。

R.ケリーを巡っては、今月頭に放送された『Surviving R. Kelly』以降、チャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)やセリーヌ・ディオン(Celine Dion)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、シアラ(Ciara)、プッシーキャット・ドールズ(Pussycat Dolls)といった人気アーティストたちが続々と、R.ケリーとの過去のコラボレーション曲を音楽ストリーミング・サービスやダウンロード販売サイトから削除するなど、「反R.ケリー」の動きが広がっている。