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伝説的グループ、オージェイズのメンバーが難病を告白

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熱くほとばしるソウルフルな歌と‘フィリー・ソウル’と呼ばれる流麗なサウンドで音楽史に名を刻む伝説的なグループ、オージェイズ(the O’Jays)のメンバーが30年近く前から難病にかかっていることを告白した。

MSとも略される多発性硬化症という難病にたいする認知と理解を広めるために制定された、5月26日のWorld Multiple Sclerosis Day(世界多発性硬化症の日 / 世界MSデー)に、オージェイズのウォルター・ウィリアムズ(Walter Williams)が自身も多発性硬化症をわずらっていることをロイター通信に明かした。1983年、39歳のときに病気に気づいたという彼は、「なぜ今になって話すのか、それは良い治療法があることを知ってもらうのに良いタイミングだからだ。この病気が発症したとき、私は医者に‘あと20年も生きられない。治療法もない’と言われた。でも今はすべてが変わったんだ」と話している。

多発性硬化症は日本では特定疾患に認定されている指定難病で、発症の原因は不明とされる。視力障害、運動麻痺、感覚障害、視力障害などを起こし、症状の重さによっては社会復帰も難しいといわれ、また再発を繰り返すことも特徴。そのためウォルターも、何度も自己嫌悪に陥ったり自暴自棄になったという。「乗り越えるのは簡単なことじゃなかった。でも乗り越えなければいけなかったんだ。なぜなら歌うことをやめられなかったから」と述べるウォルターは、オージェイズの前身グループが結成された1958年から現在まで音楽活動を続けており、昨年にはソロ作"Exposed"も発表している。多発性硬化症は、女性R&Bシンガーのタミア(Tamia)や、日本では落語家の林家こん平がこの難病を抱えていることでも知られる。

オージェイズはエディ・リヴァート(Eddie Levert)を中心に結成されたベテラン男性コーラス・グループ。主に70年代に活躍し、"Back Stabbers"(「裏切り者のテーマ」)、"Love Train"、"For The Love Of Money"といったヒット曲を持つ。2005年には「ロックの殿堂」入りを果たしている。(s)