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ビルボード・チャート、「安売り」セールスを反映しない方針に

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音楽チャートの権威であるBillboard誌が、そのランキングにおける方針を変更。一定以下の低価格までディスカウントされたアルバム、楽曲の売り上げをカウントしないことになった。

Billboardは、3.49ドル(およそ268円)以下のアルバムおよび0.39ドル以下(およそ30円)の楽曲についてはその売り上げをカウントしない方針へと変更した。11月21日分の集計からこの方針は適用され、12月10日付けのチャートから反映されることになる。ただしこれは発売から4週間だけのタイトルに適用され、以降は価格にかかわらず集計の対象となるようだ。またデジタル販売では単一の楽曲につき発売から3ヵ月間の価格が0.39ドル以下だと集計されない。

この変更は、今年レディー・ガガ(Lady Gaga)が最新作『Born This Way』発売時に、米Amazonで同作のデジタル・ダウンロード価格を99セント(約76円)という破格の安値で発売日限定で販売、発売初週110万枚強のセールスと集計され、余裕の全米チャート1位を獲得した問題に影響を受けているようだ。この記録のうち40万枚はAmazonでの「安売り」によるものとされており、発売日に‘捨て値’で販売することは初週セールスを水増しする行為として批判も大きかった。

米Billboardの編集ディレクターは当時、市場で起こっていることをそのまま反映するべきとして、99セント販売分をカウントしたことに問題はないと主張。今回の変更も、そうした批判に応じたものではないとしている。3.49ドルという価格を基準に選んだ理由については、デジタル販売における平均的なアルバム価格が7.5ドルであることからそのおよそ半額としたこと、そして5大販売業者であるWalmart、Amazon、iTunes、Best Buy、Targetにおける基本的な価格設定を踏まえての設定と説明している。いずれにせよ、これで発売初週セールスの底上げを狙っての‘捨て値’ディスカウント戦略はBillboardチャートには通用しなくなる見通しだ。(s)