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ラヒーム・デヴォーンが3年半ぶり新作を発表 ヤーザラー、ムスィーナ、ファット・トレルら参加

Raheem DeVaughn - Decade Of A Love King

これまでグラミー賞に3度ノミネートを受けた人気R&Bシンガーのラヒーム・デヴォーン(Raheem DeVaughn)が、3年半以上ぶりとなるニュー・アルバム『Decade Of A Love King』を19日に発表した。

2008年にR&B/ヒップホップ・アルバム・チャートで初登場1位を獲得した『Love Behind The Melody』からは、アダルトR&Bエアプレイ・チャートで1位となった“Woman”、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートで最高11位を記録した“Customer”といったヒットを放ち、R&Bファンに支持されたほか、両曲ともグラミー賞のノミネートを受けるなど高く評価されているラヒーム・デヴォーン。DJジャジー・ジェフから、グールー、UGK、デ・ラ・ソウル、ゴーストフェイス・キラー、デヴィッド・バナー、ザ・ルーツ、ザ・ゲーム、ワーレイなど、ヒップホップ・アクトから数多くゲスト参加のオファーも舞い込む人気アーティストだ。

近年は、ラヒームのソロ・デビュー以前となる2001年に地元ワシントンDCにて結成されたグループ=ザ・クロスローズ(The CrossRhodes)を再始動させ、昨年9月にはクロスローズとしては久々のアルバムとなる『Footprints On The Moon』をリリース。また、ドレイクの“Nice For What”やSZAの“The Weekend”といったヒット曲を“ジャック”してリメイクしたものを発表したり、地元DCのゴーゴー・ファンクを奏でるザ・クランク・クルセイダーズ(The Crank Crusaders)というバンドを結成してミゲルの“Sky Walker”やアニタ・ベイカーの“Angel”のカバーなどを発表したりと、精力的に活動をしている。

アルバム・タイトルに必ず「love」の言葉を入れ、「R&B界のラブ・キング」と自負するこの男が、こうした活動を経てついに新作『Decade Of A Love King』を完成。ソロ・アーティストとしては、前作『Love Sex Passion』以来、およそ3年8ヵ月ぶりのアルバムとなる同作は、10月19日に発表された。

『Decade Of A Love King』というタイトルは、元々は2016年にミックステープとしてリリースを予定されていたものと同じもの。同じくDCを拠点とするモージース・ストーン(Moses Stone)がプロデュースした“Come Together”は、2016年のバレンタインに発表されており、その際にミックステープの存在も明らかになっていたが、その後音沙汰が途絶えていた。2年以上の時を経てラヒーム・デヴォーンのニュー・アルバムとして無事に発表されたわけだが、インディ・ソウル系音楽情報サイトのYouKnowIGotSoulの昨年のインタビューでは、クロスローズの『Footprints On The Moon』のリリースにあたって「自分のソロ・アルバムも制作中だけど、このメッセージを(先に)出すことが重要だった」と話しており、人種差別やトランプ政権などの社会問題に物申すクロスローズの活動を優先しているため、ソロ新作が遅れていることを説明していた。

クロスローズとしての活動、そしてゴーゴー・バンドの結成と、これまで以上にワシントンDCへの地元意識をはっきりと打ち出すようになったラヒーム・デヴォーンだが、この新作『Decade Of A Love King』においても、ラヒームらによって立ち上げられた368 Music Groupに所属するフィル・アデ(Phil Ade)、チャズ・フレンチ(Chaz French)を始め、リック・ロス率いるMaybach Music Groupに所属するファット・トレル(Fat Trel)といったラッパーたち、さらに、かつてはエリカ・バドゥらのバックコーラスを務め、リトル・ブラザーやフォーリン・エクスチェンジらとの共演でも知られる女性シンガーのヤーザラー(YahZarah)といったDC周辺の面々が集結。

また制作陣も、コモンやフォーリン・エクスチェンジとのコラボレーションで知られ、過去にラヒームによるジャネット名曲“Anytime, Anyplace”カバーのプロデュースも手がけていたムスィーナ(Muhsinah)、ラヒームのグラミー候補になった2010年作『The Love & War MasterPeace』にも参加していたジャミール“フェイス”ジョンソン(Jamil “Face” Johnson)から、スピンサー・トレイシー(Spicer Tracy)、ロン・K aka ビッグ・パーム(Ron K. aka BIG P.E.R.M)といったDC周辺のプロデューサーたちが参加している。黒人女性の美しさを讃えたアートワークもまた、DC出身のイヴェット・クロッカーが描いたものだ。

リード曲の“Don’t Come Easy”はアダルトR&Bエアプレイ・チャートで現在7位まで上昇中と好評。これは、同チャートにおいては最高10位まで上昇した“I Don’t Care”や“Queen”を超える記録で、2008年4月に首位を手にした“Woman”以来となる、10年以上ぶりのヒットとなっている。この新作『Decade Of A Love King』についてラヒーム・デヴォーンは、YouKnowIGotSoulのインタビューに対し、「このアルバムはただのアルバムではなく、新たな時代、新たなディケイド(10年)の夜明けを表しているんだ。俺だけに限らず、音楽は常に変化し続けている。2~3年ごとにね。また違った方向へと進んでいくんだ。だから俺は、より一層、一貫性というものをずっと意識している。一貫性、これこそがこのアルバムを作る際にもっとも意識したことだ」と話しており、音楽のトレンドが激しく入れ替わっていく中で、変わらずR&B~ソウルを歌い続けていく意識を語っている。

1. What It Feels Like [prod. by Mista Grinch]
2. Don’t Come Easy [prod. by Kid Class]
3. Wifey (feat. Phil Ade) [prod. by Shelomon "Shai" Graves]
4. Say The Word
5. That Way Act I [prod. by The Colleagues]
6. Another Round (feat. Chaz French) [prod. by Spinser Tracy]
7. Love Sex Passion [prod. by BIG P.E.R.M for 650 Music]
8. Roses (feat. Yahzarah) [prod. by Russell Jerome "JS" Smith III]
9. #BFF (feat. Fat Trel) [prod. by Jamil "Face" Johnson]
10. Come Together [prod. by Moses "Stone" Haughton, Jr.]
11. Reverse (feat. Roxy Reynolds) [prod. by BIG P.E.R.M for 650 Music]
12. Temperature’s Rising Act II [prod. by Muhsinah]
13. When Its Real [prod. by Selasi]