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ジャンルを超えた熱い歌声、エタ・ジェイムスが亡くなる

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アメリカではウェデイング・ソングとしても人気が高いという“At Last”をはじめ、数々の名曲を歌ってきたブルーズ/ソウル・シンガーのエタ・ジェイムス(Etta James)が1月20日、長年の闘病の末に73歳で亡くなった。

エタ・ジェイムスは1938年生まれ、幼少期からロスアンジェルスの教会で歌い始め、10代前半でコーラス・グループを結成。熱のこもった力強い歌唱で知られ、ドゥーワップやブルーズ、ソウル、ジャズまで様々なスタイルを歌いヒットを放ち続けた。伝説的レーベルChessに在籍し、そのChess Recordsをモデルにした映画『キャデラック・レコーズ』ではビヨンセ(Beyonce)がエタ役を演じたことも記憶に新しい。エタはその功績によりグラミー賞を功労賞を含め複数授賞、「ロックの殿堂」と「ブルーズの殿堂」、「ロカビリーの殿堂」入りまで果たしている。2010年までライブ活動を続けていたが病気で活動を休止。白血病、C型肝炎、腎不全、認知症などを患っていると公表された後に昨年には「最後のアルバム」と銘打たれた“The Dreamer”が発表されていた。昨年12月半ばに入院、12月23日にはエタが意識不明で人工呼吸器をつけた状態であるとマネージャーが明かしていた。米カリフォルニア州リバーサイドの病院で亡くなった際には、エッタの介護費用を巡って裁判で争っている夫と息子2人も付き添っていたとのこと。

日本時間の21日早朝に報じられたこの訃報、英Daily Mailがエッタの代表曲“At Last”(日本語で「ついに」の意)にかけて「ついにシンガーのエタ・ジェイムス亡くなる」などと報道。故人に対して失礼だという批判が集まったため、Daily Mailは記事タイトルを「グラミー授賞シンガーのエッタ・ジェイムス、白血病闘病の末に亡くなる」と改めるという騒ぎも起きている。

奇しくも、エタが活躍するきっかけのひとつとなったNo.1ヒット曲“Wallflower / Dance With Me, Henry”を共作した名プロデューサー、ジョニー・オーティス(Johnny Otis)も1月17日に亡くなったばかりだった。
(photo by John K. Addis, CC BY-SA3.0)