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“Wavin’ Flag”を使われたケイナーン、米大統領候補に物申す

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デジタルEPが先月末に北米でリリースされ、ニューアルバムの制作も伝えられているアフリカ東海岸の国ソマリア出身/カナダ在住のラッパー、ケイナーン(K’Naan)。2010年のFIFAワールドカップでキャンペーン・ソングに抜擢された代表曲“Wavin’ Flag”が、米大統領候補のひとりミット・ロムニー(Mitt Romney)陣営に使用され、これに本人が直接不満を漏らした。

現職のオバマ大統領に対抗して米共和党からの大統領候補を選ぶ予備選が進むなか、31日に行われた米フロリダでの選挙ではロムニー氏が大勝。その勝利宣言の場で“Wavin’ Flag”がかけられたと米インターネット新聞ハフィントン・ポストの記者がツイートしたところ、ケイナーンは翌1日にTwitterで「ミット・ロムニー、俺はケイナーン。オレがこのメッセージを支持することはない」と不満を投稿。ケイナーン本人は「曲の使用にあたりミット・ロムニー陣営から使用許可を求められていない。もし事前に聞かれていたら、決して認めることはなかった。むしろオバマ陣営になら喜んで自分の曲を使ってもらっただろう」との声明を出している。

“Wavn’ Flag”は世界最貧国のひとつでもあるソマリアからカナダに移民したケイナーンが、長く内戦に苦しむ祖国への想いを「奴らは約束だけ、オレたちを貧しいまま置き去り」などとラップ、‘言葉だけの愛’ではなく戦って勝ち取る自由を歌った曲。個人資産2億6400万ドル(約203億円)とも伝えられ、不法移民徹底排除や「貧困層には関心がない」とまで語ったロムニー候補とは相容れない内容だ。

そのケイナーン自身は、ナズ(Nas)も参加した5曲入りEP“More Beautiful Than Silence”1月31日にリリース、シングルとしてネリー・ファータド(Nelly Furtado)を迎えた“Is Anybody Out There?”がプッシュされている。(t)