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「ディラの日」に世界中で追悼の声

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数多くの傑作を残し、ヒップホップ・ミュージックに大きな影響を与えたプロデューサー/ラッパーのJ・ディラ(J.Dilla aka Jay Dee)の誕生日である2月7日、多くのアーティストやファンが故人を追悼。特にTwitterやFacebookなどのSNSを通じて彼の楽曲紹介や追悼メッセージが多数投稿され、世界中でディラを惜しみ、その功績を讃える声にあふれた。

ディラが生きていれば38歳の誕生日となったはずの2月7日、その弟でラッパーのイラ・J(Illa J)は「兄貴、誕生日おめでとう! 永遠に輝き続ける」とツイート。“Suite for Ma Dukes”という曲を通じてファンにも親しまれている母親も「誕生日おめでとう、素晴らしい才能、そして私の息子」と綴った。また、ディラと縁が深かったプロデューサーのワジード(Waajeed)は「ありがとうディラ、君は惜しまれ続ける」とコメント、ヒップホップ・メディア Egotriplandでディラが残した「サンプリングの妙10選」を寄稿したほか、未発表だったというキュー・ディー(Que D)のディラによるリミックス音源“Cash Flow”(J Dilla Remix)を公開した。

晩年の所属レーベルだったStones Throwは、J・ロック(J. Rocc)による“Thank You Jay Dee, Act 2”と題された追悼ミックスを公開。人気プロデューサー・チームのクッキン・ソウル(Cookin’ Soul)は、奇しくも2000年2月7日に亡くなった人気ラッパー、ビッグ・パン(Big Pun)のラップとJ・ディラのビートを組み合わせたコラボ追悼作品“Big Dilla -February 7th Edition-”を無料公開した。またスラム・ヴィレッジ(Slum Village)のT3はUSTREAMでディラ特集番組を放送し、クエストラブ(Questlove)、ピート・ロック(Pete Rock)、Q-ティップ(Q-Tip)といった面々はもちろん、昨年もディラ追悼番組を手がけたイギリスの人気DJベンジー・B(Benji B)やダズ・アイ・キュー(Daz I Kue)、ディプロ(Diplo)、クローミオ(Chromeo)からスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)に至るまで、多くのアーティストが追悼のコメントを綴っている。

また、命日となる2月10日には、地元デトロイトで「Dilla Day Detroit」と銘打たれたイベントが開催予定とのことで、同地のベテラン、ファット・キャット(Phat Kat)やダニー・ブラウン(Danny Brown)をはじめ、バスタ・ライムス(Busta Rhymes)、ジェイ・エレクトロニカ(Jay Electronica)、ファイフ(Phife Dawg)らが参加する。さらに5月にはYancey Music Groupより、J・ディラの未発表作品がリリースされる予定があるとのこと。

J.ディラは、1990年代半頃からファーサイド(the Pharcyde)や、ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)のプロデュースで頭角を現し、地元デトロイトのラップ・グループ、スラム・ヴィレッジとしても活躍。グループを脱退した後も多数の作品をプロデュースしたほか、マッドリブ(Madlib)らとのコラボレート作品などでも人気を集めたが、6年前の2006年2月10日、32歳になったばかりという若さで病死。そのあまりにも早すぎる死は世界中のファンに衝撃を与え、「J Dilla Changed My Life」と書かれたTシャツが作られ、同名のイベントも開催されているほど、いまもなお愛され続けている。