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サンティゴールド、「LMFAOってジョーク・バンドじゃなかったの?」

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4年ぶりとなるニューアルバムの発売を控える女性シンガー、サンティゴールド(Santigold)が、音楽メディア Pitchforkのインタビューの中で「いまの音楽の状況には失望している」「宣伝したもん勝ちみたい」「みんなマーケティングを意識しすぎ」「TV番組に出て有名になるなんて下らなすぎる」と業界へ苦言を呈し、反響を呼んでいる。

元々はEpic Recordsの社員として働きながら、リース(Res)のデビュー作“How I Do”を監修するために辞職、その後はパンク・バンドのボーカルを務めるなど異色の経歴を持つサンティゴールド(※サントゴールドから改名)。2008年にソロ・デビューし、エレクトロやダブステップを取り入れた独特のサウンドで人気を博した彼女は、ディプロ(Diplo)、スウィッチ(Switch)、ジョン・ヒル(John Hill)らが前作から続投、またQティップ(Q-Tip)、ボーイズ・ノイズ(Boys Noize)らが参加している新作“Master of My Make-Believe”を今年5月1月に発表する予定だ。

その新作から先日発表されたシングル“Big Mouth”のミュージックビデオでは、レディ・ガガやケイティ・ペリーを思わせる女性の絵が登場、彼女らのようなポップ・スターを否定するような内容で話題を集めたが、「私はレディ・ガガやケイティ・ペリーをよく知らないし、そういうつもりの曲じゃないの。ビデオ監督はそのへん分かってなかったみたいだけど……。私はいまの音楽の状況に失望しているのよ。特定の誰かに対してじゃなくね。真のアートが欠けているし、宣伝したもん勝ちみたいな感じじゃない。まるで、‘ヒットするならグッド・ミュージックは作る必要なし’って感じでしょ。去年、とある音楽賞を観てたら私、泣けてきたわ。あんなどうしようもないダサいのに付き合わされるなんてみんな本当にかわいそう。この前LMFAOがスーパーボウルでパフォーマンスしてたでしょ。悪いけど彼らってジョーク・バンドじゃなかったの? もうああいうのは本当に泣けてくる。“正気?”って感じよ。“Big Mouth”という曲は、ちゃんと自分のビジョンを持ち、そのビジョンの上に立ち、それを届けるってことを歌ってるの」と説明。加えて、アデル(Adele)は素晴らしいとした上で、「いまはああいうユニークで、特別で、リアルな人が少ないわ。誰もが自分を常にマーケティングしてる。そういうのって不自然よ」と音楽業界の現状やアーティストの姿勢を批判した。その鉾先はテレビにも移り、「みんなリアリティ番組とか観てるのって間違ってる。セレブなんて馬鹿の極致よ。あんなので有名になったって何の意味もないし、人生おかしくなるだけよ」とも語っている。

またこのインタビューの中では、スウィッチをプロデューサーに迎え、そのスウィッチとディプロによるメイジャー・レイジャー(Major Lazer)の“Pon De Floor”をサンプリングしたビヨンセ(Beyonce)の“Run The World (Girls)”について触れ、「私は元々ビヨンセと曲を書いたりしてたんだけど……。私が彼女に“Pon De Floor”のビデオを見せてあげたら“すごい”って言ってたわ。間違いなく私があの曲を教えた最初の人間よ。ビヨンセも素晴らしいアーティストね」と意外なエピソードを紹介。また、スウィッチがビヨンセを手がけたことがきっかけとなって、ジェイ・Z(Jay-Z)のRoc Nationとマネジメント契約を結ぶことになったとも明かしている。(s)