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アシュフォード&シンプソンのヴァレリーが40年ぶりにソロ新作をリリース、故ニーナ・シモンの最後の録音も

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マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)、ダイアナ・ロス(Diana Ross)、チャカ・カーン(Chaka Khan)、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)らが取り上げ、いまもソウルの枠を越えて世界中で愛されている“Ain’t No Mountain High Enough”、“I’m Every Woman”、“The Boss”、“Your Precious Love””など数々の名曲を世に生んだ夫婦デュオ、アシュフォード&シンプソン(Nickolas Ashford & Valerie Simpson)。昨年8月にその片割れであるニコラス・アシュフォードが亡くなったが、妻のヴァレリーがふたたびソロとして活動を再開、40年ぶりとなる新作をリリースした。

ソングライター/プロデューサー・デュオであり、おしどり夫婦としても知られたアシュフォード&シンプソンは、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル(Marvin Gaye & Tammi Terrell)、ダイアナ・ロス、チャカ・カーンら数々の人気アーティストに楽曲提供/プロデュースをしたことで知られる伝説的なデュオ。アーティストとしても、1973年に発表した“Gimme Something Real”以来、数多くのアルバムを発表。1996年の“Been Found”以降は彼ら自身のオリジナル新作は発表されていないが、ライブなどを中心に精力的に活動し、2009年11月にはその30年以上にわたるキャリアで初の来日公演も行い、60代とは思えぬ力強くソウルフルなステージで絶賛された。2011年春にもライブを数々行っており、元気な姿を見せていた矢先のニックの訃報だった。

ヴァレリーは元々、アシュフォード&シンプソンとしての活動以前からソロでも活動しており、Tamla/Motownからアルバムも2枚リリースしていたが、40年ぶりに今年5月、久々のソロ・アルバムを発表。ニックの死後初となるリリースとなるこのソロ作、“Dinosaurs Are Coming Back Again”(恐竜たちが帰ってくる)と題されているが、元々ニックの生前から制作が進められたものとのことで、‘produced by Ashford & Simpson’となっている。参加ゲストには、ロバータ・フラック(Roberta Flack)に加えて故ニーナ・シモン(Nina Simone)の名前も。ヴァレリー本人からの解説コメントでは、ニーナ・シモン参加の“Make It Up As We Go”について「偉大なるニーナ・シモンの最後のレコーディングよ。彼女は、この忘れがたきデュエットのレコーディングを(晩年を過ごした)南フランスで許してくれた。一生忘れない経験よ」と説明。また、世紀の名曲“Ain’t No Moutain High Enough”もインストゥルメンタル・バージョンで収録、ヴァレリー自ら弾く鍵盤は故リチャード・ティー(Richard Tee)にインスパイアされたとのこと。

このソロ新作は、夫婦で興し、アシュフォード&シンプソンの最後のスタジオ・アルバムとなる詩人マヤ・アンジェロウ(Maya Angelou)とのコラボ作“Been Found”をリリースしたHopsack & Silk Recordsから5月19日に発売されており、現在のところ基本的にはデジタル・リリースのみとなっている。なお、プレスリリースによれば、今後も音楽制作やソロでのライブ活動を続けていくとのこと。(s)

“Dinosaurs Are Coming Back Again”
1. Sometime Thing
2. Make It Up As We Go (feat. Nina Simone)
3. Dinosaurs Are Coming Back Again
4. Ain’t No Mountain High Enough
5. Love Never Dies
6. Turn Around the Square (feat. Roberta Flack)
7. Heaven
8. Do It for Yourself
9. Trying to Be Perfect
10. The Look
11. Count Your Losses