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ナズ新作はマーヴィン・ゲイ『離婚伝説』のヒップホップ版?

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昨年発表したシングル“Nasty”を皮切りに“The Don”、“Daughter”、さらにリック・ロス(Rick Ross)との“Accident Murderer”と改めてその実力を示すような強力シングルを連発、いよいよニューアルバムのリリースを今月17日に控えた人気ラッパーのナズ(Nas)が、この新作をマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の問題作『離婚伝説』(原題“Here, My Dear”)のヒップホップ版だと考えていることを明かした。

ジャケット写真に元妻ケリス(Kelis)のウェディングドレスを使ったことでも話題となっているナズの新作“Life Is Good”だが、収録曲の“Bye Baby”という曲では、ケリスに対して「君が男を信用できないのは父親のせい」などという歌詞も飛び出すという。ナズは米Billboard誌に対し、この“Life Is Good”をマーヴィン・ゲイが離婚後に発表した“Here, My Dear”と重ねて見ていることを明かしている。「“Here, My Dear”は勇気にあふれ、美しく、正直で、しかも恐怖もあり、愛らしくもある」「(最初に聴いた頃は)マーヴィンがレコーディング当時、どんな状況にあったのか想像することも出来なかった。それに数年後、自分が同じような状況に置かれるなんてこともね」と語ったナズ、新作の方向性はについては「(制作で中心的な役割を果たしたプロデューサーの)ノーI.D.(No I.D.)とサラーム・レミ(Salaam Remi)と話して『もうラップを買わなくなったような人たちの目を覚まさせよう』としたんだ」と説明している。

『離婚伝説』という邦題も強烈なこの“Here, My Dear”は、ソウル・レジェンドのマーヴィン・ゲイが、Motown Records社長の姉アンナ・ゴーディとの離婚直後、1978年に発表した2枚組の大作。“What’s Going On”や“I Want You”といった傑作の後に続いたこのアルバムは、それまでの名作の影に隠れて評価もそれほど高くなかった作品だが、2000年代に入って改めて再評価の声が高まり、2008年にはオリジナル盤にも携わったリオン・ウェアやザ・ルーツのクエストラブ、それに今回のナズ作品でも重要な役割を果たしたサラーム・レミらが手を加えた30周年記念の「エクスパンデッド・エディション」が発売されている。