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ワイクリフ、チャリティ募金の不正問題が再燃

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2010年1月12日に発生、30万人以上の死者がでたハイチ大地震の復興・救援資金のため、同国出身のミュージシャン、ワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)が寄付を募るも、その寄付金を不正に使用したのではと疑惑の目が向けられていたが、10月12日、ニューヨーク・タイムズ紙がやはり不正使用があったとその使途とともに報じている。

ローリン・ヒル(Lauryn Hill)が在籍したフージーズ(The Fugees)の活動などでグラミー賞も獲得しているワイクリフ・ジョンは、地震発生直後から故国の支援活動に動き、彼のハイチ支援団体イェレ・ハイチ(Yele Haiti)宛に寄付を呼びかけ。わずか1日ほどで100万ドル、最終的に数百万ドルを集めたという。しかし、イェレ・ハイチが過去に寄付金を不正使用していたことが報じられ、ワイクリフは「間違いがあったことは確かだが、自分個人で着服したことは一切ない」と涙ながらに主張。これをきっかけにハイチ地震の寄付金についてもその使途が問題視されていた。

ニューヨーク・タイムズが今月12日に報じたところによると、やはりハイチへの復興支援などとは関係のない使い道が多々あったようだ。イェレ・ハイチはこの夏、負債や従業員への給料未払いなどの問題を抱えながら事業を停止。ニューヨーク州の調査による過程で、さまざまな財政上の問題や不正が浮かびあがった。イェレ・ハイチが積み上げた寄付金は、彼らのオフィスの家賃、従業員の給料、コンサルタントへの報酬だけに留まらず、旅費、実現していないプロジェクト用の資金、建てられることのなかった仮設住宅の建設費、さらに法的トラブルの解決費用などに充てられたという。

イェレ・ハイチの2010年における支出、およそ900万ドル(およそ7億円)のうち、その半額が、先のような旅費や経費などに充てられているという。俳優ショーン・ペンによるハイチ支援団体は、支出1300万ドルのうち、そうした経費はわずか10%に留まっている。特にオフィス関連については、イェレ・ハイチは140万ドル(およそ1.1億円)も投じており、マンハッタンのレコーディング・スタジオ代などにも使用されていたことが分かっている。他にも過去の会計にさかのぼったところ、ワイクリフのお抱え運転手のための支払いやプライベートジェット機の使用料金などもあり、かなりの乱費がうかがえる。また他にも、医療センターや仮設住宅の建設など実際には実現していないものもあり、多くの問題を抱えていると言えるようだ。イェレ・ハイチは米ニューヨークに拠点を置いているが、復興活動を行っているグループのあるリーダーは、被災地でイェレ・ハイチの人間を見かけたことがないとも語り、「もし彼らを頼っていたら、いまごろこの子供たちはのたれ死んでいただろう」と辛辣なコメントをしている。

この報道にたいしワイクリフの代理人は、「ワイクリフらは休みなく問題解決に尽力している」とコメントしている。