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シカゴの詩人、テリー・キャリアーが亡くなる

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フォーク、ジャズ、ソウルを織り交ぜたスタイルで知られ、近年もマッシヴ・アタック(Massive Attack)とのコラボレーションなど幅広く活躍したシカゴ出身のシンガー・ソングライター、テリー・キャリアー(Terry Callier)が自宅で亡くなったことが明らかになった。67歳だった。

訃報は、テリー・キャリアーの親族を名乗る女性が、日本時間で10月28日21時頃に、テリー・キャリアーの公式Facebook宛に「彼と彼の音楽を愛するみなさんへお知らせするのは大変悲しいですが、非常に長い闘病の末、彼は亡くなりました」とポストしたことで明らかになり、地元シカゴのChicago Sun Timesなど各メディアが、噂どおりテリー・キャリアーが28日に自宅で亡くなったと報じた。現時点では死因など明らかにされていないが、親族の発言が正しければ病死の可能性が高そうだ。

テリー・キャリアーは、同じシカゴ出身のカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)らと共に育ち、同地のChess Recordsと契約、『The New Folk Sound of Terry Callier』で1968年にデビュー。ジョン・コルトレーン(John Coltrane)の影響を受け、ダブル・ベースとアコースティック・ギターを用いて独自のサウンドを築いた。フォーク、ジャズ、ソウルを織り交ぜたその世界は当時あまり大きな評価は得られず、70年代を最後に一時アルバム・リリースが途絶える。しかし80年代後半にはDJ先導によりイギリスのクラブで徐々に人気を獲得するようになり、1991年にイギリスのAcid Jazz Recordsから1983年発表のシングル“I Don’t Want To See Myself (Without You)”が再発されると、これがヒット、再評価の気運が高まり、注目が集まった。以降、順調にリリースを重ねており、2009年にはマッシヴ・アタックとのコラボでも話題を呼んだ『Hidden Conversations』をリリースしている。“Ordinary Joe”や“Rather Be With You”などがヒップホップでサンプリングされたほか、近年もスウェーデンの女性シンガー、ジャスミン・カラ(Jasmin Kara)が“Ordinary Joe”をカバーしたり、「BBC Sound of 2012」に選ばれ今年デビューを飾った大型新人マイケル・キワヌーカ(Michael Kiwanuka)らに影響を与えるなど、その存在感を示していた。