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フライング・ロータス作品などで活躍したジャズ・ピアニスト、22歳の若さでこの世を去る

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弱冠15歳でアルバム・デビュー、そのルックスから「ジャズ界の貴公子」とも評される一方で、フライング・ロータス(Flying Lotus)のレーベル Brainfeederに加わり、フライング・ロータス新作でもその才能を発揮していたピアニスト/作曲家のオースティン・ペラルタ(Austin Peralta)。彼が、まだ22歳という若さで亡くなったことが発表された。

米カリフォルニア州出身のオースティン・ペラルタは、70年代に活躍した伝説的なスケートボードチーム Z-BOYSのオリジナルメンバーで、Z-BOYSの実話をモデルにした映画『ロード・オブ・ドッグタウン』の脚本を務めたステイシー・ペラルタの息子。5歳からピアノをはじめ、15歳の若さでロン・カーター、ビリー・キルソンという重鎮とレコーディングしたデビュー・アルバム『Maiden Voyage』(『処女航海』)を2006年、日本でリリース。新人らしからぬプレイを聞かせ、高く評価を得た彼は、同年に早くもセカンド・アルバム『Mantra』を発表、東京ジャズ・フェスティバルにも出演していた。一方で、セッション・プレイヤーとして、エリカ・バドゥ(Erykah Badu)などとも共演していた彼は、昨年フライング・ロータスのBrainfeederから新作『Endless Planets』を発表、エレクトロニックなサウンドとの融合も見せる新たなジャズを奏で、フライング・ロータスもこれこそ同レーベルが追求してきた音だと絶賛した。先日リリースされたフライング・ロータスの新作『Until The Quiet Comes』でも4曲に参加したほか、ティーブス(Teebs)、シネマティック・オーケストラ(Cinematic Orchestra)の作品にも参加していた。またBrainfeederからの新作に着手していたともいわれる。

そのオースティン・ペラルタが、22歳という若さで亡くなったことが発表された。死因は明かされていない。そのあまりに早すぎる死に、Brainfeederは公式サイトで追悼ページを用意。フライング・ロータスも、「ファミリーのひとり、オースティン・ペラルタが亡くなったと書くのはとても辛い。いま、なんというべきか正しい言葉も分からない……でも俺たちの人生に彼を迎えられて本当に感謝している。あれほど美しい音楽を我々に残してくれてありがとう」と複雑な心境を綴った。ジャズ・ピアニストの俊英ロバート・グラスパー(Robert Glasper)や、トキモンスタ(Tokimonsta)らも彼の死を悼むツイートを残している。

live at Tokyo Jazz 2006

“DMT Song” (live)