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ドレイク、2010年代における全米シングル・チャートの1位獲得週数でリアーナ超え

Drake - Scorpion

カナダのスター・ラッパー、ドレイク(Drake)の大ヒット中の“In My Feelings”が全米シングル総合チャートで3週連続で首位を制覇。これにより、全米シングル総合チャートでの1位獲得週数の累計で、ドレイクが2010年代で単独1位となった。

ドレイクの“In My Feelings”は、6月29日に発売された最新作『Scorpion』に収録されている楽曲。初登場から11週連続で全米シングル総合チャート1位を記録した“God’s Plan”、通算8週1位となった“Nice For What”などを収録する『Scorpion』は2018年作品で最大のヒットを記録しており、全米アルバム総合チャートでは今週の8月4日付チャートまで4週連続で1位に。さらに、音楽ストリーミング・サービスでの再生回数で新記録を打ち立てるなど、右肩上がりでユーザー数を増やしているストリーミングを中心に音楽史に残るヒットを記録している。

そして、“God’s Plan”、“Nice For What”に続いて、全米シングル総合チャートを制しているのが“In My Feelings”だ。『Scorpion』リリース直後に人気インスタグラマーが始めたダンス・チャレンジ #InMyFeelingsChallenge (別名が現在、#kikichallengeなど)が、ウィル・スミス(Will Smith)やシアラ(Ciara)、ジェームズ・ハーデン、オデル・ベッカム、ケヴィン・ハートなど数々の有名人が挑戦したことで大流行した影響で、チャートイン2週目となる7月21日付の全米シングル総合チャートで首位を獲得した。

この“In My Feelings”は以降も勢いは衰えるばかりか、さらに盛り上がりを見せ、チャートイン3週目となる先週の7月28日付チャートでは、アメリカで1週間のうちにストリーミング再生された回数が、歴代新記録となるおよそ1億1620万回を記録。そしてチャートイン4週目となる8月4日付の最新チャートでも、ストリーミング再生回数は前週比でわずか8%ダウンとなるおよそ1億620万回となり、アメリカの週間ストリーミング再生回数(単曲)で歴代2位に。これで歴代記録の1位と2位を、ドレイク“In My Feelings”(7月28日付、8月4日付)が独占することとなった。

さらにドレイクの“In My Feelings”は、ダウンロード販売数によるデジタル・ソング・セールス・チャートでも3週連続で1位になったほか、ラジオ・エアプレイもさらに増加してラジオ・ソング・チャートで前週14位から5位に上昇するなど勢いを増し、全米シングル総合チャートで3週連続で1位になった。これによりドレイクは、2016年の“One Dance”(通算10週1位)、今年の“God’s Plan”(11週1位)、“Nice For What”(通算8週1位)、そしてゲスト参加した2016年のリアーナ“Work”(通算9週1位)、2010年の“What’s My Name?”(1週1位)と合わせ、これまでの1位獲得週数が累計で42週に。いずれも2010年代のヒットであり、2010年代における全米シングル総合チャートでの1位獲得週数で、リアーナ(41週)を抜いて、単独で歴代1位となった

また、動きの少ない8月4日付の全米シングル総合チャートだが、今週は2曲が初めてトップ10入り。4位に初登場となったのは、昨年12月に商業デビュー曲“Gummo”が最高12位を記録した22歳の新進ラッパー、シックスナイン(6ix9ine)による新曲“FEFE”だ。

ドレイクの“Nice For What”などのプロデュースで知られるマーダ・ビーツ(Murda Beatz)らが手がけ、人気女性ラッパーのニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)をゲストに迎えるという強力な布陣のこの新曲は、現在一般的な金曜リリースではなく、日曜の7月22日リリースとなったため、チャート集計対象となるのが5日間とやや不利な状況だったが、それでもアメリカで1週間(7月20日~26日)のうちにストリーミング再生された回数がおよそ4570万回を記録、米ストリーミング・ソング・チャートで、ドレイクの“In My Feelings”に続く初登場2位となるなど好評を博し、シングル総合チャートで初登場4位となった。シックスナインにとっては初のトップ10ヒットとなった。またニッキー・ミナージュにとっては17曲目のトップ10ヒットとなるが、初登場でトップ5入りしたのは今回が初めてで、2014年の“Bang Bang”(初登場6位)を上回るキャリア最高位となった。

今週 初めてトップ10入りしたもう1曲の楽曲は、28歳の人気ラッパー、タイガ(Tyga)の“Taste”。ミーゴスのオフセット(Offset)をゲストに迎えた同曲はじわじわと全米シングル総合チャートを上昇し、先々週の7月21日付チャートでは、チャートイン7週目にして全米シングル総合チャートでトップ20入り。タイガがリード・アクトの楽曲としては、2011年2月の“Rack City”(最高7位)以来、7年以上ぶりにトップ20入りを果たしており、ゲスト参加した曲を含めても、クリス・ブラウンの“Loyal”以来、4年以上ぶりとなった。

そしてこのタイガの“Taste”は、ラジオ・エアプレイを中心に、ストリーミング、デジタル・ダウンロードなどもさらに拡大し、最新の8月4日付チャートでは、先週の13位から10位へと上昇。チャートイン9週目にしてトップ10入りとなった。ゲスト参加したオフセットにとっては、これが初のトップ10ヒットとなっている。

なお、ドレイクの“In My Feelings”の3週連続1位によって、2018年は今年1月末からラッパーによる楽曲が全米シングル総合チャートの首位を独占する状態が続いている。ドレイク“God’s Plan”の11週連続1位に始まり、“Nice For What”(通算8週1位)、チャイルディッシュ・ガンビーノの“This Is America”(2週連続1位)、ポスト・マローンの“Psycho”(1週1位)、エクスエクスエクステンタシオンの“SAD!”(1週1位)、カーディ・Bの“I Like It”(1週1位)、そしてドレイクの“In My Feelings”(3週連続1位)と、2月3日付けチャートから27週連続でラッパーによる楽曲が首位を独占

アメリカにおける音楽消費動向では、昨年、「ヒップホップ/R&B」作品が初めて年間でもっとも人気のあったジャンルとなり2018年の上半期ではさらにその傾向が強まっていることが明らかになっているが、その傾向は、この8月4日付チャートでも明確に反映されている。全米シングル総合チャートでトップ10入りした楽曲のうち、実に8曲がラッパーによるヒップホップ楽曲、1曲がR&BシンガーによるR&B楽曲で、唯一のポップ・アクトとなるマルーン5の“Girls Like You”(今週3位)も、若手女性ラッパーでは随一の人気を誇るカーディ・Bがゲスト参加しており、トップ10の全10曲がヒップホップ~R&B関連で埋め尽くされている

Hot 100 全米シングル・チャート トップ10
1.(→) Drake – In My Feelings
2.(→) Cardi B, Bad Bunny & J Balvin – I Like It
3.(→) Maroon 5 ft. Cardi B - Girls Like You
4.(-) 6ix9ine ft. Nicki Minaj & Murda Beatz – FEFE
5.(↑7) Post Malone – Better Now
6.(↓4) Drake – Nice For What
7.(↓5) Ella Mai – Boo’d Up
8.(↓6) Juice WRLD – Lucid Dream
9.(→) Post Malone ft. Ty Dolla $ign – Psycho
10.(↑13) Tyga ft. Offset – Taste