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エリカ・バドゥ、アンダーソン・パーク、グラスパーら参加 シャフィーク・フセイン新作が登場 [全曲フル試聴可]

Shafiq Husayn - The Loop

無二の音楽性で高い評価を集め、エリカ・バドゥ、ジル・スコットやジョン・レジェンドなどもプロデュースしてきたLAの音楽集団サー・ラー・クリエイティヴ・パートナーズ(The Sa-Ra Creative Partners)。そのメンバーのひとりであり、エリカ・バドゥやビラルのプロデュースも務めてきた才人シャフィーク・フセイン(Shafiq Husayn)が、長らく待たれていたニュー・アルバム『The Loop』をついに発表した。

「コズミック」(宇宙的)とも形容されたエレクトロニックなソウル~ファンク~ヒップホップ・サウンドで2000年代に高い評価を受けたサー・ラー。2016年に一時的な再始動パフォーマンスを行ったり、タイ・ダラー・サインの2015年作『Free TC』にサー・ラーとしてフィーチャーされたことはあったものの、2010年代は個々のソロ・ワークで活躍。中でもオンマス・キース(Om’Mas Keith)は、グラミー受賞作『channel ORANGE』を始めとするフランク・オーシャン作品を筆頭に、アンダーソン・パーク、ジェイ・Z&カニエ・ウェスト、ヴィック・メンサなどのプロデュースで有名だ。

グループの中ではいち早く、2009年にソロ・アルバム『Shafiq En’ A-Free-Ka』を発表していたシャフィーク・フセインもまた、LAを拠点にプロデューサーとして活躍。ビラルの『Air Tight’s Revenge』、『A Love Surreal』や、サンダーキャットのデビュー作『The Golden Age Of Apocalypse』などを手がけたほか、ハイエイタス・カイヨーテのリミックス、またクリス・デイヴ&ザ・ドラムヘッズやロバート・グラスパー作品への参加など、その活動は幅広い。オンマス・キースを始め、クロンドン、ブルーらとのコラボレーション作も発表している。

このシャフィーク・フセインが、『Shafiq En’ A-Free-Ka』以来となるおよそ10年ぶりのソロ・アルバム『The Loop』を3月29日に発表した。このアルバムは、2012年頃から制作が伝えられ、音源が公開されてきたプロジェクトであり、7年の時を経て、ようやくアルバム・リリースに至ったもの。ボーナストラックを含む全17曲には、これまで公開してきた楽曲を始め、シャフィークがコラボレーションしてきたアーティストたちが軒並み参加した、集大成的な作品となっている。

シャフィーク率いるコレクティヴ=ダヴ・ソサエティ(Dove Society)をフィーチャーした“Twelve”は、Giant Stepの2013年のコンピレーションなどでお披露目されていた楽曲で、シャフィーク名義で2014年に発表されたEP『It’s Better For You』にも収録されていたもの。Giant Stepのコンピ収録時には、アンダーソン・パークが旧名義ブリージー・ラヴジョイ(Breezy Lovejoy)として参加していると記されていたほか、ジメッタ・ローズ(Jimetta Rose)、J・ミッチェル(J. Mitchell)といったシャフィーク作品に欠かせないアーティストたちが声を添えていると表記されていた。『The Loop』では、以前に発表されていた時よりも長尺になっているが、アンダーソン・パークらしい声は変わらず聞くことができる。

かつて無名時代はシャフィークの家に住まわせてもらったことがあるなど彼をメンターとして仰ぐアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)は、2014年に発表されたEP『It’s Better For You』の表題曲にもゲスト参加しており、こちらも『The Loop』に収録されている。また、2016年にシングルで発表された“On Our Way Home”ももちろん『The Loop』に収録されており、こちらには、過去に何度かコラボレーションしている英女性シンガーのファティマ(Fatima)、そしておなじみジメッタ・ローズがゲスト参加。

さらに『The Loop』には、エリカ・バドゥ(Erykah Badu)、ビラル(Bilal)、ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)といった過去のコラボレーターたちを中心に、エンダンビ(N’Dambi)、コウルトレイン(Coultrain)、そして同じサー・ラーのオンマス・キースといった豪華な顔ぶれが参加している。また、“Walking Round Town”の共同プロデュースをフライング・ロータス(Flying Lotus)が務めたほか、演奏面でサンダーキャット(Thundercat)、ミゲル・アトウッド・ファーガソン(Miguel Atwood-Ferguson)、クリス・デイヴ(Chris Dave)、カマシ・ワシントン(Kamasi Washington)、ジョセフ・ラインバーグ(Joseph Leimburg)などのビッグネームが貢献しており、ソウル~ジャズ~ヒップホップを繋ぐ、LA現行シーンの一大絵巻とも言える内容だ。

シャフィーク・フセインの『The Loop』は、フローティング・ポインツらによるレーベル Eglo Recordsから3月27日にデジタル先行配信が開始。4月12日には200作限定で2LPレコードが発売予定だが、すでに予約で完売しているようだ。CD盤は5月頃の発売予定と見られる。なお、アートワークは、ジョセフ・ラインバーグやジョージア・アン・マルドロウなどの作品も描いてきた青山宗央(Tokio Aoyama)が担当している。

1. Intro / The Flood
2. May I Assume (feat. Jimetta Rose & Fatima)
3. My Story Of Love / Starring You
4. DMT (The Whill)
5. Between Us 2 (feat. Bilal)
6. Mrs. Crabtree (feat. Erykah Badu, NDambe & Aset SoSavvy)
7. On Our Way Home (feat. Fatima & Jimetta Rose)
8. Walking Round Town [prod. by Flying Lotus & Shafiq Husayn]
9. Cycles (feat. Hiatus Kaiotye) [prod. by Shafiq Husayn & Hiatus Kaiyote]
10. Message In A Bottle (feat. Coultrain)
11. It’s Better For You (feat. Anderson .Paak) [prod. by Anderson .Paak & Shafiq Husayn]
12. Show Me How You Feel (feat. Karen Be)
13. Hours Away (feat. Om’Mas Keith & Coultrain)
14. Twelve (feat. The Dove Society)
15. Picking Flowers (feat. EL SADIQ)
16. Optimystical (feat. Robert Glasper)
17. New Worlds Over (Bonus Track)