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引退予告のオージェイズが「最後」のアルバムを4月に ベティ・ライトらプロデュース

The O'Jays - The Last Word

70年代に「裏切り者のテーマ」、「ラヴ・トレイン」といった大ヒットを放ち、「ロックの殿堂」入りも果たした伝説的なソウル・グループであるオージェイズ(The O’Jays)が、「最後のアルバム」とする新作『The Last Word』を4月に発売することが正式に発表された。

1958年オハイオ州キャントンで結成されたグループが母体となって生まれ、そのキャリアは実に半世紀以上となるオージェイズ。マスコッツ(The Mascots)名義で発表したデビュー・シングルから数えれば、2020年にデビュー60周年を迎える。全米シングル総合チャート1位になった“Love Train”を始め、“Back Stabbers”(邦題「裏切り者のテーマ」)、“For The Love Of Money”といったトップ10ヒットを放った70年代の活躍で特に知られるところだが、90年代以降も7作の新作を発表するなど、現在も第一線で活躍している大ベテラン・グループだ。

2017年には映画『デンジャラス・プリズン ―牢獄の処刑人―』のサウンドトラックに新曲2曲を提供するなど精力的に活動を続けているが、一方で、オリジナル・メンバーであるエディ・リヴァート(Eddie Levert)とウォルター・ウィリアムズ(Walter Williams)は70代半ばであり、ウォルター・ウィリアムズは多発性硬化症を抱え、30年以上に渡ってこの難病と付き合いながら活動している。またエディは、2006年と2008年に息子でシンガーのジェラルド・リヴァートとショーン・リヴァートに相次いで先立たれるという不幸にも見舞われた。

こうした状況からオージェイズは、昨年2月にはCBSの取材の中で、“お別れツアー”を経ての2020年の引退を示唆。その後10月にラジオ番組に出演した際にも引退について語り、2019年に『The Last Word』と題したキャリア最後のアルバムを発表し、お別れツアーを行って引退する予定であることを明かしている。

昨年11月にはこのニュー・アルバム『The Last Word』から第一弾シングルとして“Above The Law”が発表されたが、今月、続く第二弾シングル“I Got You”が公開。当初2019年2月22日発売予定と案内されていた新作『The Last Word』がS-Curve Recordsとの提携で4月19日発売になることが決定し、予約もスタートした。

オージェイズにとって2010年のクリスマス・アルバム『Christmas With The O’Jays』以来およそ8年半ぶり、オリジナル・スタジオ・アルバムとしては2004年の『Imagination』以来およそ14年半ぶりの新作となる『The Last Word』は全9曲を収録。そのタイトルどおり、オージェイズ最後のアルバムとなる予定。

アルバムの詳細はまだ明かされていないが、昨年発表された“Above The Law”は、マイアミ・ソウルの女王ベティ・ライト(Betty Wright)が、彼女が信頼する才能アンジェロ・モリス(Angelo Morris)と共に作詞作曲した楽曲。さらにプロデュースは、S-Curve創設者で、同レーベルからジョス・ストーンやベティ・ライトらの作品をリリースしてきたスティーヴ・グリーンバーグ(Steve Greenberg)や、ベティ・ライトに加えて、ジョス・ストーン初期作品にも関わったプロデューサー/ミュージシャンのマイク・マンジーニ(Mike Mangini)、そして全米シングル総合チャートで最高4位、現在もトップ10をキープと今まさにヒット中のパニック・アット・ザ・ディスコ“High Hopes”のソングライターであり、過去にはS*A*M名義でケリー・ローランドやアレステッド・ディヴェロップメントなどをプロデュースしてきたサム・ホランダー(Sam Hollander)の4名による共同プロデュースとなっている。

一方で今月発表された“I Got You”は、S-Curve所属の若手ソウル・ポップ・アーティスト、マイケル・ブルーム(Michael Blume)が昨年発表したEP『cynicism & sincerity』収録曲のカバー。ステップキッズのダニエル・エディンバーグ(Daniel Edinberg)がプロデュースした原曲は、チャンス・ザ・ラッパーらともリンクするような、ゴスペル・テイストのあるポップ・ソングだが、オージェイズ版は70年代のフィリー・ソウルを彷彿とさせるディスコ調のアレンジにがらりと変わっており、エディ・リヴァートも「昔のオージェイズに近い雰囲気だ」と米Rolling Stone誌に語っている。こちらもプロデュースは、スティーヴ・グリーンバーグベティ・ライトマイク・マンジーニサム・ホランダーの4名だ。サム・ホランダーは以前に米Billboard誌のインタビュー記事で、オージェイズの新作『The Last Word』をプロデュースすると書かれていたことから、この4名がアルバム全体を手がけていると見られる。

なおオージェイズの新作『The Last Word』はデジタル配信だけでなく、CD盤、そしてレコード盤でも発売される。


produced by Betty Wright, Steve Greenberg, Mike Mangini & Sam Hollander
written by Michael Blume & Daniel Edinberg

guitar by Randy Bowland
bass by Leon Boykins
keys by Michael Mitchell
drums by Jake Goldbas
percussion by Senfu Stoney

produced by Betty Wright, Steve Greenberg, Mike Mangini & Sam Hollander
written by Betty Wright & Angelo Morris

1. I Got You
2. Stand Up
3. Enjoy Yourself
4. Do You Really Know How I Feel
5. Above The Law
6. ’68 Summer Nights
7. Start Stoppin’
8. Pressure
9. I’ll Be Sweeter Tomorrow (Than I Was Today)