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マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」がSpotify再生回数の世界新記録を樹立

Mariah Carey - Merry Christmas

世界の歌姫マライア・キャリー(Mariah Carey)によるクリスマスの定番曲“All I Want For Christmas Is You”(邦題「恋人たちのクリスマス」)が、このクリスマス・シーズンに新たな記録を打ち立てた。

マライア・キャリーの“All I Want For Christmas Is You”は、1994年に発表したクリスマス・アルバム『Merry Christmas』に収録された曲で、特に日本ではTVドラマの主題歌にも使われたこともあって日本だけで100万枚を突破する大ヒットを記録。マライアの代表曲のひとつであり、すっかりクリスマスの定番としておなじみになっている。

これまでも、クリスマス・シーズンで度々チャートに再浮上してきたこの名曲は昨年、2017年12月30日付の全米シングル・チャートで9位まで上昇。1994年の発売当時はアメリカではシングルカットされておらず、当時の規定により、全米シングル総合チャートにはランクインできなかったが、発売から23年経って初めて、全米シングル総合チャートでトップ10入りを果たしたことに。これでマライア・キャリーは、1990年代、2000年代、2010年代のすべてにおいて全米トップ10ヒットを放ったアーティストとなった。

そして今年もクリスマス・シーズンを迎え、2018年12月1日付の全米シングル総合チャートで29位に再登場したのを皮切りにチャートを上昇。先週発表された12月22日付チャート(集計対象は12月7日~13日)では6位まで上昇し、昨年の9位を上回り、最高位を更新するなど勢いに乗っている。今週発表された12月29日付チャート(集計対象は12月14日~20日)では7位にダウンとなったが、クリスマスを含む12月21日~27日が集計対象となる来週のチャートでは、さらに記録を伸ばしそうだ。マライア・キャリーの“All I Want For Christmas Is You”は12月24日、音楽ストリーミング・サービス最大手のSpotifyで新記録を打ち立てた。

発売から20年以上を過ぎたこの曲が全米シングル総合チャートにランクインできているのは、ラジオ・エアプレイの後押しもあるが、もっとも大きく影響しているのは音楽ストリーミング・サービス。米Billboard誌による全米チャートは、「いま人気の楽曲/作品/アーティスト」を図る指標となるため度々チャートポリシーの変更を行ってアップデートを図っており、現在は音楽ストリーミング・サービスにおける再生回数に応じたポイントも反映。音楽ストリーミング・サービスは右肩上がりで成長しており、今やストリーミングでの人気が全米チャートへ大きく影響している。

マライア・キャリーの“All I Want For Christmas Is You”は、今週発表された12月29日付の米ストリーミング・ソング・チャートにおいて3位へと上昇。特に、Spotify、Apple Music、Amazon Music、YouTubeといったオンデマンド型のストリーミング・サービスを対象としたオンデマンド・ストリーミング・ソング・チャートでは前週5位から今週1位へと上昇し、大きな伸びを見せている。そんな中、マライア・キャリーの“All I Want For Christmas Is You”が、Spotifyにおける世界での再生回数で12月24日、1080万回以上を記録。これは、強盗事件に巻き込まれて20歳の若さで急死したエクスエクスエクステンタシオン(XXXTentacion)の“SAD!”が訃報の翌日に世界で1040万回を再生した歴代1位記録を上回るもので、世界新記録となる。

マライア・キャリーは24年前の楽曲によるSpotify新記録達成について、「待って……どういうこと?!」と驚いた様子をTwitterに綴っている。先週の12月22日付チャートで“All I Want For Christmas Is You”は、2000年に最高7位を記録したケニー・Gの“Auld Lang Syne”を上回り、クリスマス・ソングとして、1958年に1位になった“The Chipmunk Song”以来60年ぶり、歴代2番目のヒット(最高6位)となった。

マライア・キャリーはまた、今月21日にヨーロッパ・ツアーで“All I Want For Christmas Is You”を披露した際の映像を新たに公開しており、クリスマスに向けて「恋人たちのクリスマス」旋風を加速させようと動いていた。次週1月5日付(集計対象は12月21日~27日)の全米シングル総合チャートではトップ5入りするか、注目されるところだ。

なお、マライア・キャリーだけでなく、クリスマスの名曲の数々が現在、ストリーミングが牽引する形で全米チャートを席巻中。CMや『NHK紅白歌合戦』の出演などで日本でも親しまれたアンディ・ウィリアムスが1963年に発表した“It’s The Most Wonderful Time Of The Year”は、全米シングル総合チャートで今週9位へと上昇し、発売から55年の時を経て初めてトップ10入り。ワムの名曲“Last Christmas”も、発表から34年以上経って初めてトップ30入りを果たした。全米シングル総合チャートのトップ20内に実に6曲、トップ40内には12曲のクリスマスの名曲がランクインしており、そのほとんどが1940年代~60年代に発表された古典的な曲で占められている。

こうした古いクリスマス・ソングが“人気”を博しているのは、ストリーミング・サービスにおける「プレイリスト」文化が大きく影響していると見られる。人気のプレイリストに入ることは現在、ストリーミング再生回数を増やす上で必須と言える状態。最新曲や流行中のヒット、まだあまり世に知られていないアーティストの注目曲などを取り上げるプレイリストが注目を集めることが多いが、特定のテーマに沿ったプレイリストでは時代に関係なく選曲されることも多く、クリスマス向けプレイリストもまた、クリスマス気分を高めるクラシックな楽曲も多くピックアップされている。

12月29日付の全米シングル総合チャート 40位以内におけるクリスマス・ソング:
7.(↓6) Mariah Carey - “All I Want For Christmas Is You
10.(↑13) Andy Williams – “It’s The Most Wonderful Time Of The Year”
11.(↑18) Brenda Lee – “Rockin’ Around The Christmas Tree”
12.(↑21) Burl Ives – “A Holly Jolly Christmas”
13.(↑15) Bobby Helms – “Jingle Bell Rock”
17.(↑24) Nat King Cole – “The Christmas Song (Merry Christmas To You)”
27.(↑31) Wham! – “Last Christmas”
28.(↓27) Gene Autry – “Rudolph The Red-Nosed Reindeer”
32.(→32) Dean Martin – “Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow”
33.(↑41) The Ronettes – “Sleigh Ride”
34.(↑42) Jose Feliciano – “Feliz Navidad”
35.(↑40) Gene Autry – “Here Comes Santa Claus (Down Santa Claus Lane)”

12月29日付のオンデマンド・ストリーミング・ソング・チャート 20位以内におけるクリスマス・ソング:
1.(↑5) Mariah Carey - “All I Want For Christmas Is You
8.(↑12) Andy Williams – “It’s The Most Wonderful Time Of The Year”
9.(↑14) Burl Ives – “A Holly Jolly Christmas”
10.(↑11) Bobby Helms – “Jingle Bell Rock”
12.(↑18) Nat King Cole – “The Christmas Song (Merry Christmas To You)”
14.(↑16) Brenda Lee – “Rockin’ Around The Christmas Tree”
16.(↑20) Wham! – “Last Christmas”
17.(↑23) The Ronettes – “Sleigh Ride”
18.(↑30) Perry Como & The Fontane Sisters – “It’s Beginning To Look A Lot Like Christmas”
19.(↑33) Gene Autry – “Here Comes Santa Claus (Down Santa Claus Lane)”
20.(↑36) Perry Como & The Fontane Sisters – “(There’s No Place Like) Home For The Holidays”