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「ジャム・マスター・ジェイは誰が殺したのか?」ドキュメンタリーが配信

Remastered: Who Killed Jam Master Jay?

Netflixが今年10月からスタートさせた新たな音楽ドキュメンタリー・シリーズ『ReMastered』の第3弾が日本でも配信スタートとなった。第3弾は、世界にヒップホップ音楽を広めたラン-DMC (Run-DMC)のDJであるジャム・マスター・ジェイ(Jam Master Jay)を取り上げている。

10月から始まったこの『ReMastered』シリーズは、音楽史におけるミステリーや事件について迫っていくドキュメンタリー・シリーズ。第1弾『ReMastered: Who Shot The Sheriff』は、邦題が『リマスター ボブ・マーリー』となっているようにボブ・マーリーを取り上げており、1976年のボブ・マーリー暗殺未遂事件がテーマ。第2弾『ReMastered: Tricky Dick & The Man In Black』(邦題『リマスター ジョニー・キャッシュ』)は1970年、ジョニー・キャッシュがニクソン大統領にホワイトハウスに招かれて演奏した際、ニクソン大統領のリクエストを断り別の曲を披露したエピソードの真相に迫るもの。そして今回配信された第3弾『ReMastered: Who Killed Jam Master Jay?』(邦題『リマスター ジャム・マスター・ジェイ』)は、2002年10月30日に起こったジャム・マスター・ジェイ殺人事件を追う。

およそ1時間のうち、1/3はジャム・マスター・ジェイの生い立ち、ヒップホップの始まり、ラン-DMC結成の経緯から、ジャム・マスター・ジェイのDJとしての功績やコミュニティへの貢献、ラン-DMCがもたらした革命を簡潔に振り返っていく。Def Jam Recordings創始者であるラッセル・シモンズや、DMCDJハリケーン(DJ Hurricane)らもインタビューに応じる。そしてドキュメンタリーは、ジャム・マスター・ジェイの命を奪ったあの未解決事件について語られていく。番組では、主任捜査官らの話、事件当時のインタビュー映像などを交えながら、現場のスタジオで実際にどのように事件が起こったかを改めて説明。その上で、これまでに浮上してきた説や容疑者について取り上げていくが……。音楽史に名を刻む偉大なDJの殺人事件というだけでなく、ヒップホップとストリート、コミュニティ、ギャングの関係、貧困と犯罪、警察や司法への不信など、現在にも通ずる問題が浮き彫りになる。15年以上の時が過ぎ、「こんなことが今でもまだ起こっている。それが腹立たしい」と語るDMCの言葉は、重い。

なおこの『ReMastered』シリーズは、2019年5月まで全8エピソードが毎月公開されていく予定。1月は、「チリのボブ・ディラン」とも謳われたビクトル・ハラの死に迫る『Massacre At The Stadium』、2月はサム・クックが命を落としたモーテルでの事件の謎を追う『The Two Killings Of Sam Cooke』が予定されており、他にもロバート・ジョンソンが悪魔と取引をしたという伝説を検証する『Devil At The Crossroads』などが控えている。