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トラヴィス・スコットが全米シングル&アルバム総合チャートを同時制覇

Travis Scott - ASTROWORLD

26歳の人気ラッパー/プロデューサー、トラヴィス・スコット(Travis Scott)が8月に発表した最新作『ASTROWORLD』が全米アルバム総合チャートで首位に返り咲き。さらにシングル“SICKO MODE”は全米シングル総合チャート1位を獲得し、シングルとアルバム両チャートを同時制覇した。

トラヴィス・スコットにとっておよそ2年ぶりのオリジナル・スタジオ・アルバムとなる『ASTROWORLD』は、ドレイク、フランク・オーシャン、ザ・ウィークエンド、ファレル・ウィリアムス、ミーゴスのクエヴォとテイクオフ、レイ・シュリマーのスウェイ・リーといった人気者たちに加え、ジェイムス・ブレイク、サンダーキャットや、スティーヴィー・ワンダー、アース・ウィンド&ファイアーのフィリップ・ベイリー、さらにはテイム・インパラやジョン・メイヤーまでが参加するという、豪華な内容でも話題の新作。

8月3日に発表された『ASTROWORLD』は、発売1週目およそ53万7000ユニット(1ユニット=アルバム1枚相当)を記録して、全米アルバム総合チャートで堂々の初登場1位を獲得。自身のキャリア最大のヒットとなっただけでなく、ドレイク『Scorpion』(1週目およそ73万2000ユニット)に次ぐ今年2番目のデビュー記録となるなど大ヒット。8月18日付の全米アルバム総合チャートで初登場1位となっただけでなく、2週目の8月25日付チャートも首位を制した。

ASTROWORLD』はその後も14週にわたって全米アルバム総合チャートでトップ10内をキープしていたが、17週目となる12月8日付の最新チャートで1位に再浮上。前週7位から首位に返り咲き、通算3週目の1位を手にした。『ASTROWORLD』は週間ユニット数が総合およそ7万1000となり、そのうち実売セールスが前週比816%増となる、およそ3万1000枚の売り上げを記録。これはサンクスギビング明けの月曜に開催される「サイバー・マンデー」(今年は11月26日)に合わせて、トラヴィス・スコットが公式ストアに新商品を投入した影響によるもの。READYMADEとのコラボレーションTシャツなどを期間限定で発売(現在は発売終了)していたのだが、これらは『ASTROWORLD』のデジタル・ダウンロードがセットになっており、このグッズ売り上げによって『ASTROWORLD』の実売セールスが急伸した。

トラヴィス・スコットは『ASTROWORLD』発売時にも、こうしたアルバムのデジタル・ダウンロードがセットになったグッズを販売し、実売セールスを大きく押し上げたことで知られる。トラヴィス・スコットは、ヘルムート・ラングとのカプセル・コレクションや、NIKEのエアフォース1のコラボレーション・モデルを発表するなどファッション面でも注目されており、こうしたアパレル・グッズでも人気だ。

さらにトラヴィス・スコットは、11月28日に人気プロデューサーのスクリレックス(Skrillex)による“SICKO MODEのリミックスを発表。スター・ラッパーのドレイク(Drake)がゲスト参加した“SICKO MODE”は、『ASTROWORLD』発売時にも全米シングル総合チャートで初登場4位となるなど、アルバムにおいて人気のもっとも高い楽曲で、11月3日付チャートでは全米シングル総合チャートで2位まで上昇。一度は3位に下がったものの、4週に渡って2位をキープしてきたが、12月8日付の最新チャートでついに“SICKO MODE”が首位を手にした。トラヴィス・スコットにとって初のナンバーワン・ヒットとなる。ストリーミング・サービスでの再生回数やデジタル・ダウンロード数が特に目立って増加しており、スクリレックスによるリミックスの投下、そして『ASTROWORLD』の再浮上が“SICKO MODE”を首位に押し上げたと見られる。

これによりトラヴィス・スコットは、全米シングル総合チャートと全米アルバム総合チャートの両方を同時制覇したこととなった。2018年においてこれは、カミラ・カベロ、ドレイクに続いて3人目の快挙となる。

トラヴィス・スコットの“SICKO MODE”が1位を獲得したことにより、2週連続で全米シングル総合チャート1位を手にしていたアリアナ・グランデ(Ariana Grande)の“thank u, next”は今週2位にダウン。しかし、ミュージック・ビデオが公開から24時間での再生回数で歴代新記録を打ち立てるなど大きな反響を呼んでおり、来週ふたたび1位に戻ってくる可能性が高いと見られている。

トップ10外では、世界の歌姫マライア・キャリー(Mariah Carey)が1994年に発表した名曲“All I Want For Christmas Is You”(邦題「恋人たちのクリスマス」)が14位へと急上昇。音楽ストリーミング・サービスの台頭もあって、近年はクリスマス・シーズンが近づくと再浮上するのが恒例となっており、昨年は発売から23年経って初めてトップ10入りするまで上昇していたが、今年も先週発表された12月1日付チャートで29位に再登場。今週は14位にジャンプアップとその人気は根強いようだ。特に、ストリーミング・ソング・チャートでは前週30位から今週8位と急上昇しており、ストリーミング再生回数が大きく影響している模様。他にも、アンディ・ウィリアムスによる“It’s The Most Wonderful Time Of The Year”、ワムの“Last Christmas”といったクリスマスの名曲がトップ50に数々再登場している。

また12月8日付の最新全米アルバム総合チャートでは、22歳の新進ラッパー、シックスナイン(6ix9ine)のデビュー・アルバム『DUMMY BOY』が、およそ6万6000ユニットを記録し、今週2位に初登場。この影響で、アルバム収録曲が7曲同時に全米シングル総合チャートにランクイン。ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)らとの共演で全米シングル総合チャート最高3位のヒットとなった“FEFE”が36位へと上昇したのを始め、ニッキー・ミナージュ、カニエ・ウェスト(Kanye West)と共演した“MAMA”が58位に初登場となるなど複数曲がチャートインしている。

『DUMMY BOY』は、当初11月23日(金)発売予定だったものの、発売直前の11月18日にシックスナインが逮捕された影響で発売延期。その後、音源流出などの問題もあり、11月27日(火)に緊急リリースされた。米Billboard誌による全米アルバム総合チャートは、金曜日から翌木曜日までの7日間を集計対象とするため、12月8日付チャートでは火曜発売となった『DUMMY BOY』はおよそ3日間の数字のみが集計されており、不利に働いたと考えられる。1位のトラヴィス・スコット『ASTROWORLD』との差はわずか5000ユニットだった。

Hot 100 全米シングル総合チャート トップ10
1.(↑2) Travis Scott ft. Drake – SICKO MODE
2.(↓1) Ariana Grande – thank you, next
3.(→) Marshmello & Bastille - Happier
4.(→) Halsey – Without Me
5.(↑6) Panic! At The Disco – High Hopes
6.(↑7) Sheck Wes –Mo Bamba
7.(↑10) Kodak Black ft. Travis Scott & Offset - ZEZE
8.(↑9) Lil Baby & Gunna – Drip Too Hard
9.(↓8) Maroon 5 ft. Cardi B - Girls Like You
10.(↓5) Juice WRLD – Lucid Dream

14.(↑29) Mariah Carey – All I Want For Christmas Is You

36.(↑38) 6ix9ine ft. Nicki Minaj & Murda Beatz - FEFE
58.(-) 6ix9ine ft. Nicki Minaj & Kanye West – MAMA
59.(-) 6ix9ine ft. Tory Lanez – KIKA
61.(↑85) 6ix9ine ft. Bobby Shmurda - STOOPID
62.(-) 6ix9ine ft. Lil Baby – TIC TOC
71.(-) 6ix9ine ft. A Boogie Wit Da Hoodie – WAKA
86.(-) 6ix9ine ft. Anuel AA - BEBE (*re-entry)