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マライア・キャリーが4年半ぶり新作を発売 JD、ティンバランドやKOHHも参加 [全曲フル試聴可]

Mariah Carey - Caution (Japan version)

4年ぶりの来日公演を大盛況に終わらせた世界の歌姫マライア・キャリー(Mariah Carey)が、ついにおよそ4年半ぶりのニュー・アルバムとなる『Caution』を16日に発表した。

昨年は、全米シングル総合チャート最高3位を記録するなど昨夏にヒットしたフレンチ・モンタナの“Unforgettable”に「Mariah Carey Remix」でゲスト参加しただけでなく、Epic Records傘下にButterfly MC Recordsという自主レーベルを設立、さらにはヒップホップ界の帝王ジェイ・Zが立ち上げたRoc Nationとのマネジメント契約を結ぶなど、『Me. I Am Mariah… The Elusive Chanteuse』以来およそ4年半ぶりとなる新作リリースへ向けて動き出していたマライア・キャリー。

今年9月になってマライアは、“One Dance”、“Hotline Bling”、“Hold On, We’re Going Home”といったドレイクの大ヒットを手がけてきたナインティーン・エイティファイヴ (Nineteen85)がプロデュースを務めた新曲“GTFO”でカムバック。「失せろ」といった意味の「Get The Fuck Out」の略を冠したこの曲は、愛情の冷めた交際相手に冷たく「出ていったら?」と言い放つ辛辣な歌詞も話題。日本のゲーム・ミュージックに影響を受けたことで知られるポーター・ロビンソン(Porter Robinson)の“Goodbye To A World”をサンプリングしており、新たなマライア像を打ち出したサウンドになっている。

また10月には、今年最大のR&Bヒットとなっているエラ・メイの“Boo’d Up”を手がけたDJマスタード(DJ Mustard)がプロデュースしたバラード“With You”をニュー・アルバムからの正式な1stシングルとして発表したのに加え、ジャック・U+ジャスティン・ビーバーの“Where Are Ü Now”を始め、数々のヒットを手がけたスクリレックス(Skrillex)&プー・ベア(Poo Bear)のコンビがリード(Lido)と共にプロデュースし、人気シンガー/ラッパー/プロデューサーのタイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)がゲスト参加した“The Distance”も公開すると共に、待望の新作が『Caution』というタイトルで、11月16日発売になることが明らかに。

11月に入り、今度はビヨンセ『4』のプロデュースで知られるシェイ・テイラー(Shea Taylor)制作の“A No No”を解禁。こちらには盟友ジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)も関わっており、アリアナ・グランデが“Right Here”でサンプリングしたことも記憶に新しい、ジェフ・ローバーの“Rain Dance”をサンプリング。アリアナの“Right Here”同様に、“Rain Dance”ネタのもっとも有名な楽曲としても知られるリル・キムの“Crush On You”に倣ったサンプリングの仕方をしており、曲の後半では“Crush On You”のリミックス・バージョンからノトーリアス・B.I.G. (The Notorious B.I.G.)による「He’s a slut, he’s a ho, he’s a freak…」というラップもサンプリング。実質“Crush On You (Remix)”のリメイクといった趣だ。

そしてついに16日、待望のニュー・アルバム『Caution』が到着。“Giving Me Life”は、ブラック・アイド・ピーズが先日発表した8年ぶり新作『MASTERS OF THE SUN VOL. 1』にも参加していた伝説的ラッパーのスリック・リック(Slick Rick)がゲスト参加し、ソランジュ、FKAツイッグスや、エイサップ・ロッキー、マック・ミラーから、カーリー・レイ・ジェプセン、カイリー・ミノーグまでを手がけるデヴ・ハインズ(Dev Hynes)がプロデュースしていることが明らかになっていたが、アルバムには他にも、ブルーノ・マーズ“Finesse”、“That’s What I Like”などのプロデュースで知られるステレオタイプス(The Stereotypes)や、ジェイ・Z最新作『4:44』の全面プロデュースでも知られるノーI.D.(No I.D.)、世界的ヒットメイカーのティンバランド(Timbaland)を始め、多様な才能が集結。

リアーナの全米チャート最高5位になったバラード“Love On The Brain”を手がけたことで知られるフレッド・ボール(Fred Ball)、リアーナの“Bitch Better Have My Money”、トラヴィス・スコットの“Antidote”といったトップ20ヒットを手がけた21歳の気鋭女性プロデューサー、ワンダーガール(wondaGurl)、エラ・メイの“Boo’d Up”をマスタードと共に手がけたことで知られるロランス・ダプスン(Larrance Dopson)といった初顔合わせの面々を始め、マーヴィン・サップやジェニファー・ホリデイなどゴスペル畑で活躍してきたプロデューサー/シンガー・ソングライターで、現在のマライアのツアーにも参加しているダニエル・ムーア二世(Daniel Moore II)などが、『Caution』のサウンドを支えている。

マライア・キャリーは昨年、“独立”、“解放”をテーマにした『Butterfly』の発売から20周年を迎え、今年7月に開催したラスベガス公演も〈The Butterfly Returns〉と命名。先日の来日公演でも『Butterfly』収録の“Fly Away (Butterfly Reprise)”で開幕したが、最新作『Caution』のサウンドは、マライアが初めて本格的にヒップホップに接近した作品であり、ファンの間でも評価の高い『Butterfly』を特に意識したと感じられる部分も多い。実際、日本盤ボーナストラックとなった“Runaway”では、『Butterfly』の表題曲“Butterfly”をサンプリングしている。スクリレックスやリードが制作を手助けした“Runaway”は、フランク・オーシャン『blonde』への参加を始め、海外フェスにも数々出演するなど世界的に注目を集める日本人ラッパーのKOHHが参加したバージョンもデジタル限定で登場。KOHHは「マライア・キャリーと曲をやるとは思ってもなかったです。繋げてくれたスクリレックスありがとうございます」と話しており、スクリレックスが橋渡しをしたようだ。

また、『Butterfly』の後に発表された『Rainbow』を思わせる部分も少なくなく、ティンバランドが手がけた“8th Grade”の終盤は、『Rainbow』に収録された“Bliss”を想起させる超高音のハーモニーも。ティンバランドとは、『Butterfly』を意識して制作したとされる2009年作『Memories Of An Imperfect Angel』の制作時にスタジオ入りし、実際にレコーディングも行われたが、ティンバランドとの楽曲は最終的に未収録に終わっていたため、およそ10年越しにこのコラボレーションが実現したことになる。当時の音源をアップデートしたものなのか、新たに制作されたものなのかは現時点で不明だ。

なお、マライア・キャリーは10月29日から人気オーディション番組『The Voice』の第12シーズンにアドバイザーとして出演が始まっており、『Caution』のリリースに向けたプロモーションも万全の様子で、早くも新たな世界ツアー〈Caution World Tour〉が来年2月から開催されることも決定。また、マライア・キャリーは「ソングライターの殿堂」の候補にも名前が挙がっている。来年に殿堂入りするかどうかが決定する「ソングライターの殿堂」には、『Butterfly』にも参加していたミッシー・エリオットが女性ラッパーとして初めてノミネートを受けていることも話題となっている。

1. GTFO

produced by Nineteen85
co-produced by Jordon Manswell
written by Mariah Carey, Nineteen85, Jordon Manswell, Bibi Bourelly & Porter Robinson
contains a sample of “Goodbye To A World” as performed by Porter Robinson

2. With You

prod. by Mariah Carey & Mustard
written by Mariah Carey, DJ Mustard, Prince Charlez & Greg Lawary

3. Caution

prod. by Mariah Carey, No I.D., SLMN & Luca
written by Mariah Carey, No I.D., Mohamed “S.L.M.N.” Sulaiman, Luca Polizzi & Prince Charlez

4. A No No

produced by Mariah Carey & Shea Taylor
additional produced by Jermaine Dupri
written by Mariah Carey, Shea Taylor & Priscilla Renea
contains a sample from “Rain Dance” as performed by Jeff Lober
contains a sample from “Crush On You” as performed by Lil Kim feat. Lil Cease & The Notorious B.I.G.

5. The Distance (feat. Ty Dolla $ign)

prod. by Mariah Carey, Skrillex, Lido & Poo Bear
written by Mariah Carey, Skrillex, Lido, Jason “Poo Bear” Boyd & Ty Dolla $ign
programming by Lido

6. Giving Me Life (feat. Slick Rick & Blood Orange)

produced by Mariah Carey & Devonté Hynes
written by Mariah Carey, Dev Hynes & Slick Rick
contains dialogue from the motion picture “Trading Places” by Eddie Murphy & James D. Turner

7. One Mo’ Gen

prod. by Mariah Carey, Fred Ball & wondaGURL
written by Mariah Carey, Fred Ball, wondaGURL & Jason “Poo Bear” Boyd
keyboards by Larrance Dopson

8. 8th Grade

produced by Mariah Carey & Timbaland
co-produced by Angel Lopez, Federico Vindver & Larrance Dopson
written by Mariah Carey, Nineteen85, Jordon Manswell, Bibi Bourelly & Porter Robinson
programming by Angel Lopez & Federico Vindver
keyboards by Angel Lopez, Federico Vindver & Larrance Dopson
additional vocals by Timbaland

9. Stay Long Love You (feat. Gunna)

prod. by Mariah Carey & The Stereotypes
written by Mariah Carey, Gunna, Ray Romulus, Jeremy Reeves & Ray Charles McCullough II
programming by The Stereotypes
drums by Ray Romulus
bass by Ray McCullough II
synth by Jonathan Yip
percussion by Jeremy Reeves
additional vocals by Gunna & Ray Romulus

10. Portrait

prod. by Mariah Carey & Daniel Moore II
written by Mariah Carey & Daniel Moore II
piano by Daniel Moore
percussion by Josh Baker
violins by Serena McKinney Göransson
string arrangement by Serena McKinney Göransson & Mariah Carey

[Japanese bonus tracks]
11. Runaway

produced by Mariah Carey
written by Mariah Carey, Skrillex, Lido & Priscilla Renea
contains portions of “Butterfly” as performed by Mariah Carey

12. Runaway (feat. KOHH) [*digital only]