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マーシャ・アンブロージアスが4年ぶり新作を発表 PJ・モートン、ステレオタイプスらも参加

Marsha Ambrosius - NYLA

マイケル・ジャクソンの晩年の名曲“Butterfly”の作者のひとりであり、ドクター・ドレーを始め、ア・トライブ・コールド・クエスト、コモン、T.I.、ロバート・グラスパーなど様々なトップ・アーティストからその歌声を求められる人気R&Bシンガー・ソングライター、マーシャ・アンブロージアス(Marsha Ambrosius)が、実に4年以上ぶりとなるニュー・アルバム『NYLA』を28日に発表した。

歌とポエトリー・リーディングを組み合わせた独特の音楽世界を構築し人気を博した女性デュオ=フロエトリーとしての活躍や、マイケル・ジャクソンへの“Butterfly”の提供などを経て、2011年3月に『Late Nights & Early Mornings』でソロ・デビューを飾ったマーシャ・アンブロージアス。2014年にはソロ2作目『Friends & Lovers』を発表し、翌年にはドクター・ドレー15年半ぶりの新作『Compton』で半数近くに貢献、またフロエトリーの9年ぶりの再結成劇も話題を呼んだ。

再結成したフロエトリーは新作の話もあったものの、活動はあまり長く続かず、2016年の夏に再結成ツアーを終えてまたそれぞれ別の道を歩むことになったが、T.I.の“DOPE”を始め、コモン、ザ・ゲーム、ゴールドリンクらの楽曲、さらにはア・トライブ・コールド・クエスト18年ぶり新作『We Got It from Here… Thank You 4 Your Service』に参加するなど、ヒップホップ界からのラブコールは途絶えることなく活躍。加えてデニス・ブラウンのトリビュート・アルバムに“Have You Ever Been In Love”のカバーで参加したり、昨年のミュージック・ソウルチャイルド『Feel The Real』でデュエット相手を務めるなど活動を続け、また一方で私生活では婚約・結婚を発表し、2016年末には愛娘ナイラも誕生した。

マーシャ・アンブロージアスのニュー・アルバムについては、「妊娠前にレコーディングは終わってた」とすでに完成済であったことを昨年VH1のインタビューで明かしていたが、なかなか発表されることはなかった。その背景には、所属していたメジャー・レーベル RCA Recordsとの契約終了があったと思われる。だが、その才能が見過ごされるわけはなく、昨年の時点で、LAの新興ディストリビューターであるHuman Re Sourcesと契約。「我々はレーベルではない」とするHuman Re Sourcesは、Spotifyと直接ライセンス契約を結んでいるデジタル配信会社であり、当時まだ無名の17歳ながら“Rubbin Off The Paint”が爆発的な再生回数を記録して大きな話題となったYBN・ナミア(YBN Nahmir)らを擁する。設立間もないながらも、契約アーティストの総再生回数は早くも4億回を超えるという注目の新興勢力だ。マーシャも、昨年3月に「ビヨンセのために書いた曲」という“Don’t Wake The Baby”をHuman Re Sourcesからリリースしていた。

そして今年に入って、インディ大手のeOne Musicとの契約を発表。ついに、『Friends & Lovers』からおよそ4年2ヵ月ぶりのアルバム発表となる新作『NYLA』が9月28日にHuman Re Sources/eOneから発表された。愛娘の名前を冠したこのニュー・アルバムは、全16曲、およそ53分を収録している。

アルバムからは昨年5月にまず、リード曲“Luh Ya”が公開。これは、ジャネット・ジャクソンの最新シングル“Made For Now”のプロデュースでも話題のハーモニー・サミュエルズ(Harmony Samuels)が手がけた楽曲だ。そして今年6月になって、R.ケリー、ジョン・レジェンド、マライア・キャリー、クリス・ブラウン、メアリー・J.ブライジらを手がけてきた人気R&BプロデューサーのDJ・キャンパー(DJ Camper)制作による“Old Times”を発表。夫、そして娘のナイラも出演するミュージック・ビデオでは、トレイヴォン・マーティン事件を思わせるシーンもあり、家族愛だけでなく社会的なメッセージも含まれている。

アルバムは、今月になって新たに公開された“Flood”を手がけたフォーカス(Focus…)が6曲のプロデュースを担当、補佐を含めればアルバムの半数、8曲に関わるなど大きく貢献。ソロ1st『Late Nights & Early Mornings』にも参加していたフォーカスだが、マーシャも大きく関わったドクター・ドレー『Compton』では9曲に関わっていたベテランで、ここでのコラボレーションが本作につながったようだ。同じく『Compton』に複数で抜擢され、ジャネット・ジャクソンの復活作『Unbreakable』でのプロデュースも話題になったデム・ジョインツ(Dem Jointz)も、“Bottle Fulla Liquor”のプロデュースで本作に参加。デム・ジョインツは、未収録に終わった昨年の“Don’t Wake The Baby”も手がけていた。

他にも、ブルーノ・マーズ『24K Magic』のプロデュースなどにより今年の第50回グラミー賞でプロデューサー・オブ・ザ・イヤー候補にもなったステレオタイプス(The Stereotypes)や、カニエ・ウェスト『Yeezus』に関わった人物として知られるベニー・カセット(Benny Cassette)もプロデュースで関わっている。一方、ゲスト・アーティストは、アルバムの最後を飾る“Hello Goodbye”で声を聞かせるPJ・モートン(PJ Morton)のみとなっており、マーシャ・アンブロ―ジアスの歌声とメロディをしっかり聞かせる構成となっている。

なお残念ながら、昨年発表された“Don’t Wake The Baby”や、今年2月に発表されたミュージック・ソウルチャイルドとの“For Better For Worse”はアルバム未収録に終わっている。

1. NYLA [prod. by Face]
2. 2K (Interlude)
3. Bottle Fulla Liquor [prod. by Dem Jointz]
4. Flood [prod. by Focus...]
5. I Got It Bad [prod. by Marsha Ambrosius, Stereotypes & Focus...]
6. Let Out [prod. by Focus...]
7. Luh Ya [prod. by Harmony Samuels / add'l prod. by Edgar "JV" Etienne]
8. How High [prod. by Marsha Ambrosius]
9. Today [prod. by Best Kept Secret & Focus...]
10. Old Times [prod. by Darhyl "Hey D.J." Camper]
11. Never Be The Same [prod. by Benny Cassette / add'l prod. by Focus...]
12. Glass [prod. by Darhyl "Hey D.J." Camper]
13. Scorn [prod. by Best Kept Secret / add'l music by Focus...]
14. I’m Moving On (Interlude) [prod. by Marsha Ambrosius]
15. Grand Finale [prod. by Focus...]
16. Hello Goodbye (feat. PJ Morton) [prod. by Focus...]