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リル・ウェインがついに『カーター5』を発表 ケンドリック、故エクス、トラヴィス・スコットら参加

Lil Wayne - Tha Carter V

グラミー賞に輝いた『Tha Carter III』はアメリカ国内だけで300万枚を超える大ヒット、『Tha Carter IV』もWミリオンを記録するなど人気を誇るスター・ラッパーのリル・ウェイン(Lil Wayne)が、ついにシリーズ最新作となる『Tha Carter V』を28日に発表した。

グラミー賞に24度ノミネートを受け、5度受賞したリル・ウェインの人気を決定付けた『Tha Carter』シリーズ。特に2008年の『Tha Carter III』は自身初の全米シングル総合チャート1位を獲得した“Lollipop”などシングル・ヒットも連発し、発売1週目でおよそ100万枚以上を売り上げるなど大ヒット作となり、翌年の第51回グラミー賞では最多8ノミネートを受け、最優秀ラップ・アルバム賞などを4部門を受賞。彼をスター・ラッパーへと押し上げた。2011年に発売された『Tha Carter IV』もトップ5ヒットを2曲放つなど大ヒットとなっており、リル・ウェインにとっては看板となるシリーズだ。

この人気シリーズの最新作に位置づけられる『Tha Carter V』は、2012年からそのタイトルが口にされており、2014年には母親と写った子供の頃の写真を使用したアートワークが公開されるなどいよいよ発売間近か、と見られていたものの、発売日の延期が繰り返された結果、所属レーベル Cash Money Recordsへの不満が高まり、リル・ウェインは「(発売されないのは)俺の責任じゃない」、「このレーベルから離れたい。あいつらと一緒に何もやりたくない」と不満を吐露するように。そして翌年2月には、契約解除を求めて訴訟を起こす事態に発展。一時は和解に近づいた瞬間もあったものの、このトラブルは長期化した。

しかし今年5月になってようやく両者が和解に合意。3年以上の時を経て『Tha Carter V』発売に希望の光が差し込んだ。そして6月にはコンサートでのMCの中で「今日はミーティングがあってね。『Tha Carter V』の発売日についての打ち合わせだ」と発言してファンを盛り上げていたが、今週25日にリル・ウェインがついに正式に『Tha Carter V』をアナウンス。自身の36歳の誕生日となる9月27日に合わせて、28日に発売することを予告。そして今度こそ本当に、『Tha Carter V』が発売された。

リル・ウェインにとって、TIDALでのストリーミング限定という形で発表された『Free Weezy Album』以来3年ぶり、商業リリース作品としては、『I Am Not A Human Being II』以来、実に5年半ぶりとなる『Tha Carter V』。長らく待たれてきたこのニュー・アルバムだが、2014年に公開されたアートワークがそのまま採用。一方で、発売元にCash Moneyの名前は無くなっている。Cash Money側との和解内容は正式に明かされておらず、1000万ドル(およそ11億円)以上という巨額の和解金を受け取ったと一部で報じられたのみだったが、当初の希望どおり契約は解除されたようだ。

全23曲、およそ90分というボリュームを収録するこのアルバムには、ゲスト・アーティストとして、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、トラヴィス・スコット(Travis Scott)、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)を始め、今年6月に20歳の若さでこの世を去った故エクスエクスエクステンタシオン(XXXTentacion)や、リル・ウェインのレーベル Young Money Entertainmentの社長でもあるマック・メイン(Mack Maine)、ウィズ・カリファ率いるTaylor Gang所属のソーサマン(Sosamann)といったラッパーたちが参加。また、アシャンティ(Ashanti)に加え、元恋人のニヴェア(Nivea)、19歳になるリル・ウェインの愛娘であるレジネイ・カーター(Reginae Carter)といった女性シンガーたちも話題をさらう顔ぶれだ。

また制作陣には、90年代末~00年代前半のCash Moneyの数々のヒットを手がけたマニー・フレッシュ(Mannie Fresh)やリル・ウェイン作品にたびたび参加しているインファマス(Infamous)らを筆頭に、スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)、クール&ドレー(Cool & Dre)といったベテランから、DJマスタード(DJ Mustard)、ベン・ビリオンズ(Ben Billions)、メトロ・ブーミン(Metro Boomin)、ゼイトーヴェン(Zaytoven)といった近年のヒットを支える若手など、こちらの面子も幅広い。

2008年の『Tha Carter III』は初動およそ100万枚、2011年の『Tha Carter IV』も初動およそ96万枚と発売1週目から大ヒットを記録していたが、あれから7年、この『Tha Carter V』がどれだけのヒットになるかも注目されるところ。リル・ウェイン側は、リリースにあたってshop.thacarterv.comという公式ストアを立ち上げており、まだ日程も発表されていない2019年のツアー・チケットが付く形で最新作『Tha Carter V』のデジタル・ダウンロード、CD、レコードが発売中。さらに、14人のデザイナーとのコラボレーションで限定グッズを日替わりで24時間限定販売するという試みも行われており、こちらも『Tha Carter V』のデジタル・ダウンロードがセットになっている。この施策により『Tha Carter V』の実売セールスは大きく押し上げられると見られる。

1. I Love You Dwayne
2. Don’t Cry (feat. XXXTENTACION) [prod. by Z3N and Ben Billions]
3. Dedicate [prod. by Roc & Mayne, Louie HazeManny and Manny Galvez]
4. Uproar [prod. by Swizz Beatz / co-prod. by Avenue]
5. Let It Fly (feat. Travis Scott) [prod. by Sevn Thomas and Dirtwork]
6. Can’t Be Broken [prod. by Thomas Troelsen and Ben Billions]
7. Dark Side Of The Moon (feat. Nicki Minaj) [prod. by Bloque / co-prod. by Jonah Christian]
8. Mona Lisa (feat. Kendrick Lamar) [prod. by Infamous / co-prod. by Angel "Onhel" Aponte]
9. What About Me (feat. Sosamann) [prod. by DJ Frank E and Johnny Yukon]
10. Open Letter [prod. by Infamous and Ben Billions]
11. Famous (feat. Reginae Carter) [prod. by Lasanna "ACE" Harris and Sham "Sak Pase" Joseph]
12. Problems [prod. by Zaytoven]
13. Dope Niggaz (feat. Snoop Dogg) [prod. by R!o / co-prod. by Kamo]
14. Hittas [prod. by Jayones]
15. Took His Time [prod. by FREEWAYTJAY]
16. Open Safe [prod. by DJ Mustard and Mike Free]
17. Start This Shit Off Right (feat. Ashanti & Mack Maine) [prod. by Mannie Fresh]
18. Demon [prod. by 808-Ray and Cool & Dre]
19. Mess [prod. by Infamous]
20. Dope New Gospel (feat. Nivea) [prod. by R!o / co-prod. by Kamo]
21. Perfect Strangers [prod. by Mannie Fresh]
22. Used 2 [prod. by Metro Boomin / co-prod. by Prince85]
23. Let It All Work Out [prod. by Reefa, Jordan and Myles William]