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再始動したブラック・アイド・ピーズ、8年ぶり新作が10月発売に

Black Eyed Peas - Big Love

今年1月に発表した“Street Livin’”を皮切りに、新曲を続々とリリースしているブラック・アイド・ピーズ(The Black Eyed Peas)がついに、およそ8年ぶりとなる新作『Masters Of The Sun』を10月に発売予定であることが明らかになった。

2011年7月に活動休止に入ることを宣言し、同年11月、ツアー最終公演となるマイアミ公演を持って実際に活動休止に入ったブラック・アイド・ピーズ。2015年の7月に結成20周年を記念する新曲“Yesterday”を発表、昨年には〈SUMMER SONIC〉での来日公演を始め、ツアー活動を再開させるなど、ファーギー抜きでのオリジナルのトリオ体制で本格的に再始動しつつあった。

そして今年1月に、彼らが“Street Livin’”でカムバック。エウミール・デオダートらによるグループ=オス・カテドラーチコスの“Pouca Duração”をサンプリングした、初期のブラック・アイド・ピーズを思わせるジャジーかつブーンバップ調の楽曲で、ブラック・アイド・ピーズおよびウィル・アイ・アムを長年支えるキース・ハリス(Keith Harris)がウィル・アイ・アム(will.i.am)と共にプロデュース。銃、移民、警官による行き過ぎた暴力といった米社会の問題について語ったシリアスなメッセージと連動するかのように、「ブラック・ライヴズ・マター」な映像も公開された。

produced by will.i.am & Keith Harris

これに続き、5月には“Ring The Alarm Pt.1, Pt.2, Pt.3”が登場。エボ・テイラーの“Odofo Nyi Akyiri Biara”からサンプリングした勇壮なホーンと共に、ブギー・ダウン・プロダクションズ“Blackman In Effect”から「Wake up!」というKRS・ワンの声で始まるこの曲は、『Behind The Front』、『Bridging The Gap』などブラック・アイド・ピーズの初期作品に関わったDJモーティヴェート(Motiv8)が共同プロデュースを担当。3部構成となっており、イリアス・ラバーニの“Dance Of Maria”やジャック・マクダフ版“Summertime”をサンプリングしている。

produced by will.i.am & DJ Motiv8

続けて7月にはウィル・アイ・アムが単独で手がけた“Get It”が登場。冨田勲の「月の光」をサンプリングした、アンビエントな雰囲気も漂う曲だが、一方で“Street Livin’”、“Ring The Alarm”同様にコンシャスな映像では、黒人と白人に対する警察の扱いの差が描かれたり、トランプ大統領を思わせる人物が最後に出てきたりと、映像においてもメッセージ性がさらに強まった。

produced by will.i.am

8月末には、スリック・リック(Slick Rick)も冒頭で登場する“Constant Pt. 1 & 2”を発表。ジャジー・ヒップホップ的なテイストから、エレクトリックなダンス・チューンに変貌するという展開のある楽曲で、プロデューサー欄には、ブラック・アイド・ピーズの現時点での最後のアルバム『The Beginning』を手助けしたDJアモ(DJ Ammo)の名前も。また後半では、アフリカ系の血も引くフィリピン人女性シンガーのジェシカ・リーノーソ(Jessica Reynoso)が声を交えている。

『The Voice』シリーズのフィリピン版『The Voice of Philippines』の第1シーズンでアップル・デ・アップのチームに入り、ファイナリストになったジェシカ・リーノーソは、“Ring The Alarm”のサビを歌う女性ボーカルの正体と見られているほか、ここ最近のブラック・アイド・ピーズの公演にもボーカルとして参加しており、新メンバーなのでは?との噂も。

produced by will.i.am, Ammo & Goldy Jr.
additional vocals by Jessica Reynoso

そして今週、ブラック・アイド・ピーズはさらなる新曲“Big Love”を発表すると共に、長らく待たれていたニュー・アルバム『Masters Of The Sun10月12日にリリース予定であることが明らかに。ウィル・アイ・アム単独のプロデュースで、またもジェシカ・リーノーソが歌声を添えている“Big Love”は、15年前の大ヒット曲Where Is The Love?”を彷彿とさせるバラードだが、この曲もまた、銃、警官による行き過ぎた暴力、人種問題といった米社会の問題について語った曲であり、この曲の売り上げの一部は、今年3月に行われた大規模な行進で知られる銃規制を訴える運動「命のための行進」(March for Our Lives)に寄付されるとのこと。

新作『Masters Of The Sun』は、『The Beginning』以来、およそ7年11ヵ月ぶりの新作リリースとなる。アルバムの詳細についてはまだ不明だが、このタイトルは以前から明かされており、彼らはマーベル・コミックスと組んで『Masters Of The Sun: The Zombie Chronicles』というビジュアル・ノベル(コミック)を昨年夏に敢行。世界観を共有する「多次元」プロジェクトとしてニュー・アルバムも位置付けられており、過去には「ジャジーでヒップホップ、ハードなロック・ビートに、我々のコミュニティで今起こっていることについて歌った深い歌詞」のある内容だとウィル・アイ・アムは話していた。また、ARやVR技術を用いた「体験」も用意していると以前に話していた。

produced by will.i.am
additional vocals by sonofsteve & Jessica Reynoso