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エステルが3年半ぶり新作を発表 ルーク・ジェイムス、ハーモニーらも参加

Estelle - Lovers Rock

2009年にグラミー賞にも輝いた“American Boy”のヒットで知られるイギリスの人気女性シンガー/ラッパー、エステル(Estelle)が、前作からおよそ3年半ぶりの新作となる『Lovers Rock』を8日に発表した。

歌とラップの両刀を武器に2004年にデビューしたエステルは、後にジョン・レジェンドのレーベルと契約し、カニエ・ウェストをゲストに迎えた“American Boy”が全米チャート最高9位を記録するなど世界的にヒットを記録。翌年にはグラミー賞にも輝いたことで知られる人気アーティストだ。

近年はメジャー・レーベルを離れ、自主レーベル Established 1980 Inc.を立ち上げてのインディペンデントな活動に移っているが、デ・ラ・ソウルの12年ぶりの新作『and the Anonymous Nobody…』を始め、タイラー・ザ・クリエイター『Flower Boy』、ミント・コンディションのストークリー『Introducing Stokley』、サイハイ・ザ・プリンス『No Dope On Sundays』といった話題作へ参加。また大ヒットTVドラマ『Empire 成功の代償』へのゲスト出演、さらにRed Bull Sound Selectによるコラボレーション企画で『HERoes Act 2』を発表するなど、順調に活動を続けている。

今年1月に38歳の誕生日を迎えたこの人気女性シンガー/ラッパーが、2015年2月に発表した『True Romance』以来、およそ3年半ぶりとなる新作『Lovers Rock』を完成。本作は、名門レゲエ・レーベルとして知られるVP Recordsと契約して生まれたもので、カリブ海のグレナダ出身の父親と、西アフリカのセネガル出身の母親を持つエステルは、レゲエ/ダンスホールからソカ、アフロ・ビートといった自身のルーツにある音楽をR&Bやヒップホップと共に融合させた作品だ。

『Lovers Rock』というタイトルも、70年代半ばに誕生し、特に80年代初頭にかけて英国シーンを席巻した「ラバーズ・ロック」の流行期に自分が誕生(1980年生まれ)したことに由来しているとか。アルバムそのものも、エステルが3歳の時に離婚した両親が、23歳の時に復縁し、5年前の33歳の時に再婚したという、この両親のラブストーリーにインスパイアされて生まれたとのこと。ちなみにエステルの父親は、ラバーズ・ロックのパイオニア的存在でもあるルイーザ・マークのデビュー・アルバム『Breakout』に関わったミュージシャンでもある。

9月8日に発売された『Lovers Rock』からは、すでに昨年、リード・シングルとしてベテラン・レゲエ歌手のトーラス・ライリー(Tarrus Riley)をゲストに迎えたラバーズ・ロック調の第一弾シングル“Love Like Ours”を発表したのに加え、今年に入って、ダンスホールや現行アフロ・ポップを取り入れたスムースな“Better”を発表。こちらは、ジャネット・ジャクソンのアフロ・ポップ+ラテンな最新シングル“Made For Now”のプロデュースも話題のハーモニー・サミュエルズ(Harmony Samuels)が手がけたもの。途中でドゥルー・ヒルの90sヒット“Tell Me”のサビが口ずさまれたり、サビでは、エステルが敬愛するメアリー・J.ブライジの“I Can Love You”や、アニタ・ベイカーの“No One In The World”を思わせるフレーズが飛び出すといった、R&Bファンに向けた憎い仕掛けも好評だ。

全14曲となるこのアルバムでは、近年はドレイクの大ヒット作『Views』に貢献した人物でもあり、過去にもエステルの“Come Over”を手がけたことのあるベテラン、スーパー・ダップス(Supa Dups)が、“Love Like Ours”を含む4曲をプロデュース。また、フージーズなどを手がけてきた人物で、同じくエステルの2008年のヒット“No Substitute Love”にも関わったジェリー・ワンダ(Jerry Wonda)や、やはりエステルの“Conqueror”を手がけたことのあるリーファ(Reefa)といった馴染みの顔ぶれが制作で参加。

加えて、ジル・スコットを始め、アッシャー、クリス・ブラウンからジャスティン・ビーバーのヒット曲までを手がけてきたドレ・ハリスことアンドレ・ハリス(Andre Harris)も2曲をプロデュースしており、アリシア・キーズ『HERE』で“Blended Family”など3曲にソングライターとして関わったティッシュ・ハイマン(Tish Hyman)も関わっているようだ。

またゲスト陣には、トーラス・ライリーを始め、ショーン・ポールやチェインスモーカーズとのコラボレーションでも知られるコンシェンス(Konshens)や、シャバ・ランクスの姪にあたり、現在はエステルのレーベルに所属している双子デュオのニック&ネイヴィ(Nick & Navi)、フッドセレブリティ(HoodCelebrityy)、クロニクス(Chronixx)、クラニアム(Kranium)、アリカイ・ハーリー(Alicaì Harley)といったジャマイカ系アーティストを中心に、ウィズキッドのプロデュースもこなすなどアフロ・ポップ界隈で活躍するナイジェリア系英国人のマリーク・ベリー(Maleek Berry)、そしてデビュー曲“I Want You”がグラミー候補になり、ビヨンセらにもその歌声が認められた若手R&Bシンガーのルーク・ジェイムス(Luke James)と、幅広い顔ぶれが並んでいる。

エステルはまた、この新作『Lovers Rock』発売と共に「The Mike & Dean Story」と題した10分強のビデオを公開。“Better”に加え、“Sweetly”、ルーク・ジェイムスとの“So Easy”の3曲のミュージック・ビデオで構成された映像作品となっている。

1. So Easy (feat. Luke James)
2. Meet Up (feat. Maleek Berry) [prod. by Supa Dups]
3. Really Want (feat. Konshens and Nick & Navi) [prod. by Supa Dups]
4. Better [prod. by Harmony Samuels]
5. Don’t Wanna (feat. Kranium)
6. Queen (feat. Chronixx)
7. Slow Down (feat. Alicai Harley)
8. Ain’t Yo Bitch
9. Sweetly
10. Karma (feat. HoodCelebrityy) [prod. by Reefa, Muddigold & 12Keyz]
11. Lights Out [prod. by Dre Harris / co-written by Tish Hyman & Kristal "Tytewriter" Oliver]
12. Love Like Ours (feat. Tarrus Riley) [prod. by Supa Dups]
13. One More Time
14. Good For Us [prod. by Supa Dups]