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トーリー・ケリーがカーク・フランクリン全面プロデュースで初のゴスペル作を9月に

Tori Kelly - Hiding Place

2016年の第58回グラミー賞で新人賞の候補となった若手女性シンガー・ソングライターで、映画『SING/シング』でゾウのミーナの声を務めたことでも知られるトーリー・ケリー(Tori Kelly)が、ゴスペル・レジェンドのカーク・フランクリン(Kirk Franklin)の全面バックアップによる初のゴスペル作品『Hiding Place』を9月にリリースする。

父親はジャマイカ、プエルトリコ系で、母親はアイルランド、ドイツ系という多様な背景を持つトーリー・ケリー(日本のメーカー表記ではトリー・ケリー)ことヴィクトリア・ケリーは、1992年12月14日生まれ、カリフォルニア州出身のシンガー・ソングライター。「言葉を話し出す前からメロディを口ずさんでいた」という彼女は、幼い頃から歌手を志してオーディション番組などに挑戦し、2004年、11歳で『America’s Most Talented Kids』で優勝し、Geffen Recordsの契約を手にするなど、その歌声には定評があった。

しかしGeffenでは何もリリースしないまま契約を終了、2010年には『American Idol』に挑戦するなど世に出るまでに苦労したが、YouTubeでフランク・オーシャンの“Thinkin Bout You”のカバーなどを公開して注目を集め、2013年秋にはCapitol Recordsとのメジャー契約を獲得。また、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデらのキャリア形成に大きく貢献したスクーター・ブラウン(Scooter Braun)がマネージャーに就き、エド・シーランのマディソンスクエアガーデン公演の前座を務めるなど活躍の幅を広げる。そして2015年に、エド・シーランも関わったデビュー・アルバム『Unbreakable Smile』を発表。全米アルバム総合チャートで初登場2位となったほか、2016年2月に行われた第58回グラミー賞では新人賞のノミネートも受けた。

2016年にはアニメ映画『SING/シング』(日本では2017年公開)でのミーナ役が好評を博し、劇中で披露したスティーヴィー・ワンダー“Don’t You Worry ‘Bout A Thing”のカバーも評判だったトーリー・ケリー。彼女が『Unbreakable Smile』に続くアルバムとして用意したのは、両親の影響で幼少期から親しんでいたというゴスペルに挑戦する作品だった。

デビュー・アルバム『Unbreakable Smile』ではR&Bの影響を受けたポップを歌っており、敬虔なクリスチャンながら、自身の音楽をクリスチャン・ミュージックだとは捉えていないと発言していたトーリー・ケリー。しかし、2016年にはCCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)のベテラン=エイミー・グラントと共演し、『SING/シング』ではレナード・コーエンの“Hallelujah”もカバー。昨年は、ラッパーとして初のグラミー最優秀ゴスペル・アルバム賞を手にしたことでも知られるレクレー(Lecrae)の“I’ll Find You”に参加、初めて米クリスチャン・ソング・チャートで1位に輝くなど、ゴスペル/クリスチャン・ミュージックへの距離を縮めていたが、9月14日リリース予定となる新作『Hiding Place』は、完全なゴスペル作品となる。そのアルバム・タイトルも、旧約聖書の詩篇にある「あなたはわたしの隠れ場である」(第32篇7節)に由来するもの。

全8曲、およそ36分となる新作『Hiding Place』だが、彼女がゴスペルのルーツに回帰する手助けをするのは、12度のグラミー受賞を誇るゴスペル・レジェンドであり、近年はカニエ・ウェストやファレル・ウィリアムス、チャンス・ザ・ラッパーなどからゲスト参加のオファーを受けるなどゴスペルの枠を超えて活躍するカーク・フランクリン。なんとカーク・フランクリンが全8曲をプロデュースする。それも、“Never Alone”など4曲でトーリー・ケリーと共作しているのを含め、全曲の作詞作曲もカーク・フランクリンが担当と、全面的にバックアップを受けている。

アルバムからのリード曲となるのは、今年3月30日に発表された“Help Us To Love”。アンソニー・ハミルトンのバックコーラス隊として生まれた3人組で、今年の第60回グラミー賞でゲスト参加曲/作品がノミネートを受けたザ・ハミルトーンズ(The HamilTones)が参加したこの曲は、今年4月に米ゴスペル・ソング・チャートで10位に初登場。彼女にとって初のゴスペル・チャート入りとなった。

また、アルバムにはザ・ハミルトーンズやカーク・フランクリン以外にも、オープニングを飾る“Masterpiece”にレクレーがゲスト参加しているほか、そしてカーク・フランクリンに「ゴスペル界の未来」とまで言わしめた若手ジョナサン・マクレイノルズ(Jonathan McReynolds)とも共演している。

トーリー・ケリーは、今回の『Hiding Place』のリリースにあたって、「ゴスペル音楽で育ったから、カーク・フランクリンのようなレジェンドが私の世話をしてくれるだなんて、これこそ夢が叶った、という想い」と喜びを明かしている。一方のカーク・フランクリンも、「トーリー・ケリーとの制作は、私のキャリアにおけるハイライトのひとつになった」、「トーリー・ケリーのようなモンスターはこれまで見たことがない。1曲のレコーディングも3テイクで終わってしまうし、そのどのテイクも最高なんだ」などと絶賛している。

1. Masterpiece (feat. Lecrae) [prod. by Kirk Franklin / co-prod. by Max Stark & Ronald Hill / written by Kirk Franklin & Lecrae]
2. Help Us To Love (feat. The HamilTones) [prod. by Kirk Franklin / co-prod. by Rickey “Slikk Muzik” Offord & Ronald Hill / written by Kirk Franklin]
3. Sunday [prod. by Kirk Franklin / co-prod. by Max Stark & Ronald Hill / written by Kirk Franklin & Tori Kelly]
4. Just As Sure (feat. Jonathan McReynolds) [prod. by Kirk Franklin / co-prod. by Max Stark & Ronald Hill / written by Kirk Franklin]
5. Psalm 42 [prod. by Kirk Franklin / co-prod. by Max Stark & Ronald Hill / written by Kirk Franklin & Tori Kelly]
6. Questions [prod. by Kirk Franklin / co-prod. by Max Stark & Ronald Hill / written by Kirk Franklin]
7. Never Alone (feat. Kirk Franklin) [prod. by Kirk Franklin / co-prod. by Max Stark & Ronald Hill / written by Kirk Franklin & Tori Kelly]
8. Soul’s Anthem (It Is Well) [prod. by Kirk Franklin / co-prod. by Max Stark & Ronald Hill / written by Kirk Franklin & Tori Kelly]