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ソニー、マイケル・ジャクソン死後のアルバムで「歌っていない」と認めたとする一部報道を否定

Michael Jackson - MICHAEL

マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の死後、2010年に発表されたアルバム『MICHAEL』に収録された3曲について、マイケル本人のボーカルではなかったとソニー・ミュージックが認めたとする一部報道が出たことについて、ソニー・ミュージック側は、認めた事実はないと反論している。

問題となっているのは、2010年にソニー・ミュージック傘下のEpic Recordsから発表されたアルバム『MICHAEL』に収録されている“Breaking News”、“Keep Your Head Up”、“Monster”の3曲。この3曲のボーカルは、生前のマイケル・ジャクソンが2007年にエディ・カシオ家でレコーディングした音源、いわゆる「カシオ・テープ」のものであり、「マイケル本人が歌っていない」という疑惑は当初から持ち上がっていた。そのためマイケル・ジャクソン・エステートは、テディ・ライリーやブルース・スウェディーンといった、長年マイケルと仕事をしてきたことのあるプロデューサーやエンジニア6人に“診断”を依頼し、6人全員がリードボーカルに関してマイケル本人が歌っているという回答を得る、といった一幕もあった。

しかし、マイケル・ジャクソンの物まね歌手として知られるジェイソン・マラカイが“代役”を務めたのでは?との疑いはそれでも晴れることはなく、2011年にマラカイ本人が自身のFacebookで「あれは僕だ。“Breaking News”、“Keep Your Head Up”、“Monsters”、“Stay”(※未発表)で歌っているのは僕なんだ。レコード会社と秘密保持の合意をしたけど、これで秘密が漏れてしまったね。ファンの人たちには申し訳ない」と暴露したと、有名ゴシップ・メディアのTMZが報じていた。こうしたこともあり、2014年にはマイケル・ファンが集団訴訟を起こしていた。

そして今週、米ヒップホップ・メディアのHipHop-N-Moreが、「ソニー・ミュージックが、マイケル・ジャクソンの声だと偽ってリリースしたことを認めたらしい」とするニュースを発表。8月21日に行われた審問において、ソニー・ミュージックが、“Breaking News”、“Keep Your Head Up”、“Monsters”の3曲については物まね歌手が歌ったもので、マイケル・ジャクソンが歌ったものではないとやっと認めた、と報じられ、これは大きな反響を呼んだ。

だが、この報道に対し、ソニー・ミュージック側は、事実ではないと反論。ソニー・ミュージックとマイケル・ジャクソン・エステートの弁護人は、「当該の楽曲においてマイケル・ジャクソンが歌っていないなどと、誰も認めていません。火曜に行われた審問では、合衆国憲法修正第1条について話し合ったもので、誰が歌っているかを審議するものではありませんでした」とする声明を発表している。

米Billboard誌も、関係者を取材し、当日の審問はボーカルが誰のものかを確定するためのものではなく、アルバムのタイトルやアートワーク等が、表現や報道の自由を保護する合衆国憲法修正第1条によって保護されるものかどうかについての審問だったと伝えている。これは、『MICHAEL』のライナーノーツやビデオ等にある、「このアルバムは、キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンにインスパイアされ、考案された」という記述がコマーシャルスピーチ(営利的言論)にあたるかどうかを争ったということのようだ。

なお、今月頭には『MICHAEL』より、YMOの同名曲をリメイクしたことで有名な“Behind The Mask”のミュージック・ビデオが一般公開された。これは2011年に制作されたもので、世界中から参加者を集い、演奏や歌、ダンス、あるいは観客といった役割を参加者が担ってビデオに録画し、これを素材として完成させたもの。当時オフィシャル・サイトで公開されたが、今月、YouTubeで一般公開された。