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カーディ・Bが2曲目の全米1位ヒットを獲得 女性ラッパーとして史上初

Cardi B - I Like It

女性ラッパーとして史上初の記録をいくつも打ち立てた25歳の「ニューヨークの新たな女王」カーディ・B (Cardi B)が、全米シングル総合チャートでまたも新たな記録を生み出した。

SNSで注目を集めたネットセレブから、人気リアリティ番組の出演を経てさらに知名度を拡げ、米エンターテイメント界の有名人となっていたカーディ・B。多くのメジャー・レーベルが争奪戦に乗り出す中、2017年に入って数百万ドルに及ぶと報じられた契約金でAtlantic Recordsと契約すると、デビュー・シングル“Bodak Yellow”が、ローリン・ヒル以来およそ19年ぶりに、女性ラッパーによるゲスト無しの単独曲が全米トップの座に就くという快挙を達成。さらに3週連続で1位となり、ローリン・ヒルの記録を上回って女性ラッパーとして歴代最長のヒットとなった。

その後も、「初めて全米シングル・チャート入りした楽曲(“Bodak Yellow”)から3曲連続でトップ10入り」した初の女性ラッパー、「初めて全米シングル・チャート入りした楽曲(“Bodak Yellow”)を起点にチャートインした最初の3曲がいずれも同時にトップ10入り」した初のラッパーとなったほか、今年1月には、米R&B/ヒップホップ・ソング・チャートに5曲が同時にトップ10入りを果たし、女性アーティスト歴代最多に。また、4月に発売され、全米アルバム総合チャートで初登場1位となったデビュー・アルバム『Invasion Of Privacy』は、Apple Musicにおける女性アーティストの記録として歴代最多となる、発売から1週間で世界中で1億回以上がストリーミング再生されるという新記録も打ち立てた。

この時代の寵児が、さらなる新記録を樹立した。カーディ・Bは、デビュー・アルバム『Invasion Of Privacy』からのシングルとなる“I Like It”が、今週発表された7月7日付の最新全米シングル総合チャートでついに1位を獲得J・バルヴィン(J Balvin)、バッド・バニー(Bad Bunny)と、ラテン界の人気アーティストふたりを迎えた同曲は、ブラックアウト・オールスターズによるカバーが90年代にヒットしたことで知られるピート・ロドリゲスの“I Like It Like That (A Mi Me Gusta Asi)”をサンプリングした、ラテン調のトラップ・ナンバーだ。

『Invasion Of Privacy』の中でもっともストリーミングで人気があったこともあり、この“I Like It”はアルバム発売時に全米シングル総合チャートで初登場8位となっていたが、一旦は22位までランクダウンしたものの、5月29日にミュージック・ビデオが公開された影響により6月9日付チャートでトップ10に再浮上。その翌週の6月16日付チャートには3位上昇、そして先週発表された6月30日付チャートで2位まで上昇していたが、チャートイン12週目となる今週、7月7日付チャートでついにトップの座に躍り出た。デジタル・ダウンロード・セールスが前週比33%増、ラジオ・エアプレイが前週比17%増と勢いを増したのに加え、米ストリーミング・チャートで3位をキープと音楽ストリーミング・サービスにおける再生回数も引き続き好調だったのが勝因となったようだ。YouTubeチャートでも、アメリカにおけるミュージック・ビデオ・ランキングでは前週比10.1%増で1位となっている。

この“I Like It”の1位獲得により、カーディ・Bは、デビュー曲“Bodak Yellow”に続いて2曲目の全米ナンバーワン・ヒットを手にしたことになるが、これは女性ラッパーとしては史上初。デビュー・アルバムから2曲のナンバーワン・ヒットを出したのは、マックルモア&ライアン・ルイスの『The Heist』(“Thrift Shop”と“Can’t Hold Us”が1位)以来、5年以上ぶり。女性アーティストでは、レディー・ガガ『The Fame』(“Just Dance”と“Poker Face”が1位)以来、実に9年以上ぶりのこととなるという。

また、“I Like It”は米R&B/ヒップホップ・チャートでも1位へと上昇し、カーディ・Bにとって、“Bodak Yellow”、ゲスト参加したブルーノ・マーズ“Finesse (Remix)”に続いて、3曲目の同チャート1位となった。J・バルヴィンとバッド・バニーにとっては、米R&B/ヒップホップ・チャートはもちろん、全米シングル総合チャートでの1位獲得はこれが初となる。

加えて、“I Like It”の1位獲得によって、全米シングル総合チャートの首位をラップ楽曲が独占している記録がさらに伸び、23週連続となった。全米シングル総合チャートは、ドレイク“God’s Plan”が初登場1位となった2月3日付チャートから現在までずっとラップ楽曲が首位を制しており、ドレイク“God’s Plan”(11週連続1位)→ドレイク“Nice For What”(4週連続1位)→チャイルディッシュ・ガンビーノ“This Is America”(2週連続1位)→ドレイク“Nice For What”(2週連続1位)→ポスト・マローン“Psycho”→ドレイク“Nice For What”→エクスエクスエクステンタシオン“SAD!”と、男性ラッパーの楽曲による1位が続いており、これにカーディ・Bの“I Like It”が続く。2017年のアメリカにおける音楽消費動向では「ヒップホップ/R&B」がもっとも人気のあるジャンルとなったが、ヒップホップの勢いはさらに高まるばかりのようだ。

6月18日に何者かによって銃で撃たれ、20歳の若さでこの世を去った新鋭ラッパー/シンガー、エクスエクスエクステンタシオン(XXXTentacion)は、急逝の影響で“SAD!”が先週の6月30日付チャートで1位に急浮上していたが、今週も米ストリーミング・チャートで1位をキープするなどストリーミングを中心に勢いを保ち、全米シングル総合チャートでは2位に。米時間で6月28日に公開されたばかりのミュージック・ビデオは、生前に撮影されたものながら、自らの葬式に参列するという内容で世間を驚かせており、公開から12時間ほどで再生回数は2000万回以上を記録。4日経った現在すでに4800万回以上と大きな反響を呼んでおり、まだ勢いは続きそうだ。また、“SAD!”の収録された『?』は、先週の全米アルバム総合チャートで3位に再浮上していたが、今週は2位へと上昇している。

シカゴ出身の19歳新進ラッパー、ジュース・ワールド(Juice WRLD)は、スティング “Shape Of My Heart”をサンプリングして好評を博している“Lucid Dreams”が、前週4位から3位へと上昇。チャートイン7週目にしてついにトップ3入りとなり、自己最高位をさらに更新している。同曲が収録されたメジャー・デビュー作『Goodbye & Good Riddance』は、今週も全米アルバム総合チャートで7位と、トップ10をキープしている。

Hot 100 全米シングル・チャート トップ10
1.(↑2) Cardi B, Bad Bunny & J Balvin – I Like It
2.(↓1) XXXtentacion – SAD!
3.(↑4) Juice WRLD – Lucid Dream
4.(↑5) Maroon 5 ft. Cardi B - Girls Like You
5.(↑6) Post Malone ft. Ty Dolla $ign – Psycho
6.(↓3) Drake – Nice For What
7.(→) Ella Mai – Boo’d Up
8.(↑9) Ariana Grande – No Tears Left To Cry
9.(↓8) Drake – God’s Plan
10.(↑11) Bebe Rexha & Florida Georgia Line – Meant To Be