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チャンス・ザ・ラッパー、カニエ・ウェストとのコラボ作を制作へ

Chance the Rapper

昨年の第59回グラミー賞において見事、最優秀新人賞、最優秀ラップ・アルバム賞など3冠に輝き、また“I’m The One”で自身初の全米シングル・チャート1位も手にした新世代のラップ・スター、チャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rapper)が、カニエ・ウェストとのコラボレーション・アルバムを制作予定であることを明かした。

メジャー・レーベルと契約してアルバムを有料で発売するという既存の方法を取らず、インディペンデントのままインターネットを通じて音楽をストリーミング配信で届けているチャンス・ザ・ラッパーは、2016年に発表した『Coloring Book』がその音楽性の素晴らしさから、ストリーミング限定作品としては史上初めて全米チャートにランクインするなど大きな反響を呼び、グラミー賞が「ストリーミングのみの作品も、グラミー賞のノミネート資格に値する」と規定を改めるまでに。そして昨年2月に授賞式が開催された第59回グラミー賞では見事、最優秀新人賞、最優秀ラップ・アルバム賞など3冠に輝いた。

またその影響力の大きさから、昨年は、米TIME誌による「インターネット上で最も影響力のある25組」(The 25 Most Influential People on the Internet)や、米ビジネス誌フォーチュンによるビジネスにおいて影響力のある若い人物をピックアップする「40歳以下の40人」(40 Under 40)に選ばれるなど、音楽ビジネスを変革させる存在として、世界的に注目を集めている。

今年8月には国内都市型フェスティバル〈SUMMER SONIC〉の出演のため初来日も決まっているチャンス・ザ・ラッパーだが、同じシカゴの先輩にあたるカニエ・ウェスト(Kanye West)とのコラボレーションが決定しているという。これは、ラジオやTVでヒップホップ番組のホストを務めていることでも知られるピーター・ローゼンバーグによる、音楽メディア Complex企画の番組『Open Late with Peter Rosenberg』にチャンスがゲスト出演し、明らかになったもの。ローゼンバーグのインタビューを受けたチャンスは、現在制作中の新作について訊かれた際、「イェ(カニエ)と7曲を作る予定」と回答し、カニエ・ウェストとのコラボレーション・アルバムを予定していることを明かした。

カニエ・ウェストは、カニエ全面プロデュースとなるプッシャー・Tの新作『DAYTONA』を5月25日に発表したのを皮切りに、6月1日にカニエの新作『ye』、6月8日にカニエとキッド・カディのコラボレーションによる『KIDS SEE GHOSTS』、6月15日にカニエ全面プロデュースとなったナズの新作『NASIR』、6月23日にカニエ全面プロデュースとなったティヤーナ・テイラーの新作『K.T.S.E.』と、自身が関わった作品を5週連続でリリース。ティヤーナ・テイラーの『K.T.S.E.』を除けば全て、それぞれ全7曲で統一されていた。またカニエは、『ye』発売時のリリース・パーティでのインタビューで、ティヤーナ・テイラーの後にさらなるリリースの可能性を示唆していたのに加え、先日は、カニエのインタビューを行ったNew York Times紙の記者が、一連の作品のレコーディングが行われたワイオミング州でもっと制作を続けたい旨をカニエが話していたと明かし、「ある時は、52週間で52作品を作りたいと言っていた」とコメント。カニエ・ウェストの制作モードはまだまだ続いていきそうだ。

またチャンス・ザ・ラッパーは、以前からチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)とのコラボレーション・プロジェクトも待たれている。お互いにブレイク前から共演を重ねてきた友人であるチャイルディッシュ・ガンビーノとは、2014年からコラボ話が浮上していたが、昨年2月になってチャイルディッシュ・ガンビーノがチャンスとスタジオ入りしたと話し、その2週間後にはチャンスがインタビューの中で、「何もレコーディングしていないのに長いこと噂にしていたけど(笑)、アトランタで一緒になって何曲かレコーディングしたよ……どれも素晴らしい出来」と、ようやく実現に向けて動いていることを明かしていた。

このチャイルディッシュ・ガンビーノとのコラボ作の進捗状況についてチャンスは、ローゼンバーグとのインタビューの中で明かしており、チャンスは「6曲は出来ていて、どれもヤバい出来。でもアルバムにするにはたとえば14曲以上は必要かなと思っている」と回答した。カニエ・ウェスト、そしてチャイルディッシュ・ガンビーノと、いずれのプロジェクトについても現時点での制作状況は「30%」程度だということで、リリースされるまでには今しばし待つことになりそうだ。

なおチャンス・ザ・ラッパーは、ジャスティン・ビーバー、リル・ウェイン、クエヴォと共にゲスト参加したDJキャレド(DJ Khaled)の“I’m The One”で昨年、自身初となる全米シングル総合チャート1位を手にしたが、この組み合わせが再集結したことも話題だ。年内にニュー・アルバム『The Father Of Asahd』をリリース予定のDJキャレドは、チャンス・ザ・ラッパー、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、クエヴォ(Quavo)と共にミュージック・ビデオを撮影していると見られる写真を先週公開。毎度豪華なゲストによるコラボが楽しめるDJキャレドのアルバムだが、リル・ウェインこそ不在ではあるものの、“I’m The One”組による新曲となれば、ふたたび大反響を呼びそうだ。