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20歳で亡くなったXXXテンタシオン、3月に発表した『?』が全米チャート3位に再浮上

XXXTentacion - ?

若者を中心に人気のあった新鋭ラッパー/シンガー、エクスエクスエクステンタシオン(XXXTentacion)が先日、20歳の若さで急死した影響で、彼の音楽のセールスやストリーミング再生回数が急増している中、今年3月に発表した『?』が全米アルバム総合チャート3位に再浮上した。

フロリダ出身のエクスエクスエクステンタシオン、通称エクスは、虚無的かつ内省的で、ドラッグや自殺、傷心を歌う「エモ・ラップ」の代表格として若者を中心に大きな支持を得た若手ラッパー。今年3月に発表した最新作『?』は全米アルバム総合チャートで初登場1位、リード・シングルの“SAD!”は全米シングル総合チャートで最高7位まで上昇するヒットとなり、20歳という若さもあってさらなる活躍が期待されていた。

しかしエクスは、現地時間で今月18日月曜の午後、フロリダ州ブロワード郡で何者かに銃で撃たれ、意識不明に。その後、搬送先の病院で亡くなった。警察側は、強盗殺人に巻き込まれたと見て捜査をしており、先週、容疑者と見られる男性が逮捕されている。

この突然の訃報に、カニエ・ウェスト、J・コール、DJプレミアといったヒップホップ界の大者たちからも追悼のコメントが発表されるなど音楽界に大きな衝撃を与えたが、この影響で彼の音楽セールスや、音楽ストリーミング・サービスにおける再生回数が急増。特にヒップホップはストリーミングと相性が良いことで知られるが、音楽セールスなどの実態を調査し報告するニールセン・ミュージックによると、亡くなる前日の17日と比較して、訃報が伝えられた18日は549%増になったという。中でも、『?』からのリード曲“SAD!”は、音楽ストリーミング・サービス最大手のSpotifyにおいて1日だけでおよそ1040万回も再生され、Spotifyにおける単日の再生回数で歴代1位となる新記録となったことも報じられたばかり。

こうした影響で、 エクスエクスエクステンタシオンが今年3月に発表した『?』が、今週発表された6月30日付の全米アルバム総合チャートで3位に再浮上した。同作のアメリカにおける週間ストリーミング再生回数はおよそ1億1630万回にものぼり、ストリーミングによるポイントだけでおよそ7万7000ユニットを記録(1500回の再生で1ユニット=アルバム1枚の売り上げ相当と換算)。総合では前週比397%増となるおよそ9万4000ユニットとなったとのこと。さらに、2017年に発表したデビュー・アルバム『17』もまた、週間ストリーミング再生回数はおよそ7250万回で、ストリーミングだけでおよそ4万8000ユニット)を記録。総合でおよそ5万5000ユニット(前週比446%増)となり、前週60位から今週7位へとジャンプアップ。トップ10に2作が同時チャートインする形となった。

エクスエクスエクステンタシオンは、アメリカにおけるYouTubeチャートの楽曲ランキングで“SAD!”が前週31位から今週1位になるなど、特に“SAD!”の勢いはすごく、全米シングル総合チャートでの上位ランクインも確実視されている。

なお、6月30日付の全米アルバム総合チャートは、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー『Youngblood』と、ビヨンセ&ジェイ・Zの夫婦による『EVERYTHING IS LOVE』による首位争いと見られていたが、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーがリードし、およそ14万2000ユニット(実売セールスおよそ11万7000枚)で首位を獲得。当初は接戦が予想されたが、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーは、メンバーを中心に1位獲得のためにSNSでファンに対する呼びかけを行い、ワン・ダイレクションのナイル・ホーランらも呼応するなどの反響があったことから、終盤で追い上げを見せたようだ。

ビヨンセ(Beyonce)&ジェイ・Z(JAY-Z)の夫婦=ザ・カーターズ(The Carters)の『EVERYTHING IS LOVEは、総合およそ12万9000ユニット(実売セールスおよそ7万枚)でアルバム・チャート初登場2位となった。こちらは、一般的な金曜発売ではなく土曜発売となったことから対象期間が6日間になったほか、当初はジェイ・Zらによる音楽ストリーミング・サービスのTIDAL限定でのサプライズ・リリースという形で、他のプラットフォームに解禁されたのが18日月曜になってから、という変則的なリリースが影響したものと見られ、特にストリーミングによるポイントがおよそ4万9000ユニットに留まったのは、SpotifyやApple Musicへの解禁日を遅らせた影響だと見られる。また、『EVERYTHING IS LOVE』は今のところCD発売は告知されていない。

今週の全米アルバム・チャートの初登場は他に、カニエ・ウェスト(Kanye West)全面プロデュースとなったナズ(Nas)の新作『NASIRが総合およそ7万7000ユニット(実売セールスおよそ4万9000枚)で初登場5位クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)の新作『Liberationは総合およそ6万8000ユニット(実売セールスおよそ6万2000枚)で初登場6位となった。