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ビヨンセ&ジェイ・Z、夫婦コラボ作は発売直前までレコ―ディングしていた

The Carters (Beyoncé and JAY-Z) - Everything Is Love

ビヨンセ(Beyoncé)とジェイ・Z(JAY-Z)のスター・カップルがザ・カーターズ(The Carters)を名乗って発表したコラボレーション・アルバム『EVERYTHING IS LOVE』だが、そのリリース直前までレコーディングが行われていたという。

2014年の〈On The Run Tour〉以来となる合同ツアー〈OTR II Tour〉を今月から行っている、ジェイ・Zことショーン・カーターとビヨンセ・ノウルズ=カーター夫妻。ふたりのコラボレーション・アルバムは、2014年頃から噂されてきたものの、昨年ジェイ・Zは、「俺たちは一緒に音源を作っていて、そこから(ビヨンセの)『Lemonade』が生まれたんだ。彼女は(共同制作から)離れて、自分の作品に取り組むことにした。彼女が先に出すべき、彼女が先に世界に真実を伝えるべきだって思ってたんだよ」と、結果的にそれぞれのソロ作品に帰結し、実現しなかったことを明かしていたが、夫婦合同ツアー中の今月16日になって突然リリースされた。

このザ・カーターズことビヨンセ&ジェイ・Zの『EVERYTHING IS LOVE』は、全9曲中3曲をクール&ドレー(Cool & Dre)がプロデュース。ザ・ゲームやファット・ジョーらのプロデュースで知られる彼らは、アルバム未収録となっているシングル“SALUD!”も手がけているが、彼らが明かしたところによると、リリースの直前までレコーディングが行われていたようだ。

米Billboard誌のインタビューにドレーが話したところによると、6月6日の英カーディフ公演から始まった〈OTR II Tour〉の前から制作は始まり、ツアーの合間を縫ってレコーディングが進められたようだ。「俺たちはパリで3週間レコーディングをし、それからカーディフに1週間くらい。そしてロンドンで2~3曲を仕上げて、アルバムを完成させた。公演開始の1時間半前まで、ビー(ビヨンセ)とジェイはまだ歌入れをしていたよ。その3時間後、世界でリリースされたんだ。あのふたりに関してはルールなんてひとつもない」とドレーは明かしている。実際にこの『EVERYTHING IS LOVE』は、現地時間で6月16日土曜に行われたロンドン公演の中で「アルバムが出ました」とサプライズで発表され、観客を驚かせている。このため、リリース時はクール&ドレーのふたりも共にロンドンにいたという。

また、ビヨンセ&ジェイ・Zは、ツアー・リハーサル用に貸し切っていたパリのスタジアムで、オーナー専用スイートルームに機材を持ち込み、スタジオ化していたという。このパリのスタジタムでは、“FRIENDS”、“HEARD ABOUT US”の制作に関わったボーイ・ワンダ(Boi-1da)の姿は見たが、リード曲“APESHIT”と“NICE”の2曲を手がけたファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の姿は見かけなかったとのこと。

クール&ドレーが参加した時点で、ビヨンセ&ジェイ・Zは、コラボ・アルバム制作の「最終ステージ」にあったという。以前にジェイ・Zから「聞いてほしい、ヤバいものが出来たら、いつでもいいから他に聞かせる前に俺に聞かせてくれ」と言われていたドレーは、制作中の未発表音源をジェイ・Zに送ったところ、LAに招かれ、そこですでにレコーディングされていたビヨンセとジェイ・Zの共演曲を2~3曲聞かせてもらったのだとか。そして代わりにドレーが聞かせた別の音源が“SALUD!”となったもので、ビヨンセがやってきてすぐさまレコーディングしたという。その1週間後にパリに呼ばれ、当初は2日間だけの滞在予定だったが、3週間の滞在になったと振り返っている。

米Rolling Stone誌の取材によれば、『EVERYTHING IS LOVE』に収録された楽曲は、古いデモ音源からアップデートさせたものも少なくないようだ。Dマイル(D’Mile)によると、彼がプロデュースした“BOSS”は元々はリアーナのために制作したものの、不採用になっていた音源が元となっており、これに色々なプロデューサーの手が加わって今の音源になっているのだという。この“BOSS”にアディショナル・プロデューサーとしてクレジットされているメロー・X (MeLo-X)も、自分がどれくらい前にこの音源に手を加えたか、覚えていないという。メロー・Xは、ビヨンセの〈The Formation Tour〉のツアー音楽や、『Lemonade』に収録された“Sorry”のプロデュースなどに関わっている。

こうした背景から、Dマイルもメロー・Xも、“BOSS”が世に出ることは事前に知らされていなかったそうで、Dマイルは、「『この曲、あなたのサウンドに似てない?』ってメールをもらって、でもその時は何の話だかさっぱり分からなかった。それから色んな人から連絡をもらって、ようやく理解したよ」とリリース当時を振り返っている。Rolling Stone誌によれば、“BOSS”の最終バージョンを仕上げたのは、メロー・Xらと共にアディショナル・プロデューサーとしてクレジットされているマイク・ディーン(Mike Dean)だとのこと。

デジタル配信が一般的になった昨今、特にアメリカではCDセールスは減少の一途にあり、デジタル配信で先行リリースされ、CDは後日の発売になるか、あるいは発売されないというケースも最近は多い。こうした状況から、リリースの直前まで制作が続けられるケースは少なくなく、先日発表されたカニエ・ウェストの『ye』もリリース当日まで制作されていたと言われており、『ye』のアルバム・アートワークも、リリース直前に開催されたリリース・イベントでカニエ・ウェストがiPhoneで撮影した写真を使用しているとされている。

1. SUMMER [prod. by Cool & Dre, Beyonce & JAY-Z / co-prod. by El Michels / add'l vocals by Rory from Stone Love]
2. APESHIT [prod. by Pharrell, Beyonce & JAY-Z / add'l vocals by Offset & Quavo]
3. BOSS [prod. by D’Mile, Beyonce & JAY-Z / add'l prod. by Derek Dixie, MeLo-X & Mike Dean / add'l vocals by Ty Dolla $ign]
4. NICE [prod. by Pharrell, Beyonce & JAY-Z / add'l vocals by Pharrell]
5. 713 [prod. by Cool & Dre, Beyonce & JAY-Z / add'l prod. by 808-Ray]
6. FRIENDS [prod. by Boi-1da, Jahaan Sweet, Beyonce & JAY-Z / co-prod. by NAV & Sevn Thomas]
7. HEARD ABOUT US [prod. by Boi-1da, Jahaan Sweet, Vinylz, !llmind, Beyonce & JAY-Z]
8. BLACK EFFECT [prod. by Cool & Dre, Beyonce & JAY-Z]
9. LOVEHAPPY [prod. by Dave Sitek, Beyonce & JAY-Z]