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XXXテンタシオン、ストリーミングでテイラー・スウィフトを破り新記録を樹立

XXXTentacion - Look At Me

若者を中心に人気のあった新鋭ラッパー/シンガー、エクスエクスエクステンタシオン(XXXTentacion)が先日20歳の若さで急死した影響で、彼の音楽のセールスやストリーミング再生回数が急増。ストリーミングでは歴代1位となる新記録を作った。

フロリダ出身のエクスエクスエクステンタシオン、通称エクスは、虚無的かつ内省的で、ドラッグや自殺、傷心を歌う「エモ・ラップ」の代表格として若者を中心に大きな支持を得た若手ラッパー。今年3月に発表した最新作『?』は全米アルバム総合チャートで初登場1位、リード・シングルの“SAD!”は全米シングル総合チャートで最高7位まで上昇するヒットとなり、20歳という若さもあってさらなる活躍が期待されていた。しかし現地時間で今週18日月曜の午後、フロリダ州ブロワード郡で何者かに銃で撃たれ、意識不明に。その後、搬送先の病院で亡くなった。警察側は、強盗殺人に巻き込まれたと見て、捜査をしている。

この突然の訃報に、カニエ・ウェスト、J・コール、DJプレミアといったヒップホップ界の大者たちからも追悼のコメントが発表されるなど音楽界に大きな衝撃を与えたが、この影響で彼の音楽セールスが急増。音楽セールスなどの実態を調査し報告するニールセン・ミュージックによると、彼の楽曲セールスは亡くなる前日の17日はおよそ2000枚ほどだったのが、訃報が伝えられた18日にはおよそ3万3000枚と、売り上げが前日と比較して1603%増に。特に、全米シングル総合チャートで最高7位まで上昇した最大のヒット“SAD!”は、前日比で1143%増となったという。

だが、ヒップホップは特に、近年右肩上がりで成長を見せる音楽ストリーミング・サービスと相性がよく、エクスエクスエクステンタシオンの全米アルバム総合チャートで初登場1位となった『?』も、ストリーミング・サービスでの再生回数によるポイントが8割を占めていただけに、ストリーミングではさらに目覚ましい反応があった。米Billboard誌が報じたところによると、エクスエクスエクステンタシオンの“SAD!”は、音楽ストリーミング・サービスのSpotifyにおいて、亡くなった翌日の19日の1日だけでおよそ1040万回も再生されたという。これは、テイラー・スウィフトが“Look What You Made Me Do”を発表した際のおよそ1010万回を上回る数字で、Spotifyにおける単日の再生回数で歴代1位となる新記録となった。テイラー・スウィフトの記録を破った背景には、“Look What You Made Me Do”が発表された当時と現在で、Spotifyの有料会員が1500万人増えていることも大きいと見られている。

エクスエクスエクステンタシオンの事件は、現時点で逮捕者は出ておらず、容疑者とされる2人組の行方も不明だ。こうした状況もあり、ブロワード郡警察は、逮捕につながる有益な情報提供者に最大で3000ドルの報奨金を出すとしている。

また、エクスエクスエクステンタシオンの突然の死に、特に人気があったとされる中高生など若年層への影響も心配されている。事件現場では、ファンによるエクスの絵や追悼メッセージがチョークで書かれたことも報じられたが、一方でロサンジェルスで行われたキャンドルライト・メモリアルは暴動に発展する騒ぎに。エクスの死を偲び、ろうそくを持って集まる会だったはずが、1000人もの若者が集まり、混とん状態に。車の上に乗ったり、モッシュピットが行われたり、駆けつけた警察に物を投げつけるなど暴動化していった。さらに、屋上から飛び降りる者や、ろうそくを捧げるのではなく、ロケット花火を撃つ者もいたという。逮捕者は出なかったが、20歳の1名が頭に怪我を負い、救急車も来たと報じられている。