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クローメオが4年ぶり新作を発表 ラファエル・サディーク、ピノ・パラディーノ、ロドニーら豪華面子が集結 [ほぼ全曲フル試聴可]

Chromeo - Head Over Heels

近年はマルーン5のリミックスを手がけるなど注目度がさらに増しているカナダ発のモダン・ファンク~ブギー・ユニット=クローメオ(Chromeo)が、およそ4年ぶりの新作『Head Over Heels』を15日に発売。豪華なミュージシャンたちが集結している。

クローメオ(原語の発音はクローミオ)は、ユダヤ系カナダ人のギター&ボーカル、デイヴ・ワン(David “Dave 1″ Macklovitch)と、 レバノン出身の鍵盤&トークボックス、P・サグ(Patrick “P-Thugg” Gemaye)によるデュオ。デイヴ・ワンは、弱冠15歳でDMCワールド・チャンピオンの座を獲得したスターDJであり、ニューヨークの人気レーベル Fool’s Goldの創設者としても知られるA-トラック(A-Trak)の実兄であることでも知られる。

2004年に80年代を思わせるファンキーなエレクトロ・ポップを聞かせる『She’s In Control』でデビューしたクローメオは、2007年により80年代ディスコ~ファンク色を強めたセカンド・アルバム『Fancy Footwork』を発表して話題に。翌2008年にはデビュー当初から比較する声もあったホール&オーツのツアーに同行し、ダリル・ホールが2007年から始めたセッション番組にも出演して知名度を広げていく。そしてAtlantic Recordsとの契約も手にし、2010年に『Business Casual』、2014年に『White Women』とリリース。特に4作目『White Women』では、『Business Casual』にも参加したソランジュに加え、エムトゥーメイのタワサ・エイジーや、トロ・イ・モア、ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグ、LCDサウンドシステムのパット・マホニーといった面々も参加し、さらなる進化を見せた。

こうした彼らのファンク・ポップ・サウンドは、ダフト・パンク“Get Lucky”以降のディスコ~ブギー・ファンク再燃の動きと共に支持が拡大。2013年にはドナ・サマー追悼リミックス集『Love To Love You Donna』に名曲“Love Is In Control”のリミックスで参加したほか、昨年はロードの4年ぶり新作からのリード曲となった“Green Light”、そして今年はマルーン5の“Wait”のリミックスを依頼されるなど、彼らのセンスが注目されている。

そしてついに、『White Women』に続くおよそ4年ぶりの新作『Head Over Heels』が完成。6月15日に発売となった。クローメオのふたりはこの新作について、「自分たちに影響を与えたあらゆるファンクへの、自分たちなりのラブレター」と説明。米Billboard誌のインタビューではまた、「ファンクの本当のルーツへと回帰したような作品。だから今回は、これまでのアルバムと違ってエレクトロ色は抑え目で、生演奏を増やした」と話しているが、オープニングを飾る“Must’ve Been”でジェシー・ジョンソン(Jesse Johnson)のギターを担ぎ出しているほか、第一弾シングルとして発表された“Juice”を含む3曲のベースをピノ・パラディーノ(Pino Palladino)が担当するなど、伝説的なミュージシャンたちが演奏で参加。また、“Just Friends”のギターとベースはラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)が弾いており、いずれもディアンジェロと関わりの深い顔ぶれなのは興味深い。他にもニューヨークの新世代ジャズ・グループ、オニキス・コレクティヴ(Onyx Collective)のリーダーであるアイゼイア・バー(Isaiah Barr)といった若手も演奏で参加している。

今回は外部プロデューサーも積極的に取り入れており、フレンチ・モンタナステフロン・ドンというラッパーふたりが参加した“Don’t Sleep”では、マイケル・ジャクソンやジャネット・ジャクソン、ビヨンセらも手がけた大御所ロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)が共同プロデュースを担当。AtlanticのA&Rであり、ロドニー・ジャーキンスらのマネジメントも務めるベン・マダヒ(Ben Maddahi)がプロデューサーとしてアルバムに全面的に関わっている縁と見られる。また、マルーン5の“What Lovers Do”、“Girls Like You”といった最近のトップ10ヒットを手がけたジェイソン・エヴィガン(Jason Evigan)、ジェイソン・デルーロの“Want To Want Me”やデュア・リパの“New Rules”といった大ヒットで知られるイアン・カークパトリック(Ian Kirkpatrick)、フィフス・ハーモニー最大のヒット“Work From Home”を手がけたアモ(Ammo)とダラスK(DallasK)のコンビなど、ポップ畑で活躍する第一線のプロデューサーたちが参加している。前作『White Women』をクローメオと共に制作したオリジー(Oligee)も続投しており、5曲で関わる。

またゲスト・アーティストも豪華だ。“Bedroom Calling, pt. 2”で歌うのは、リアーナの“Umbrella”やビヨンセの“Single Ladies”といったメガ・ヒットに関わったザ・ドリーム(The-Dream)。「内なるエル・デバージをこの曲で解放してくれた」とクローメオは賛辞を贈っている。ジェシー・ジョンソンがギターを弾くオープニング曲“Must’ve Been”では、2016年に“Broccoli”が全米シングル・チャート最高6位のヒットとなった29歳、DRAM (ドラム)がファンキーな歌声を聞かせる。他にも、ジャマイカとドイツ系の血を引く新進女性シンガーのアンバー・マーク(Amber Mark)、そして昨年“Unforgettable”が全米チャート最高3位の大ヒットを記録した人気ラッパーのレンチ・モンタナ(French Montana)、「英国版ニッキー・ミナージュ」との呼び声も高いステフロン・ドン(Stefflon Don)らが参加。加えて、前作に引き続いてエムトゥーメイ(Mtume)のタワサ・エイジー(Tawatha Agee)がバックコーラスとしてソウルフルな声を加えているほか、“Count Me Out”ではGファンク・レジェンド、DJクイック(DJ Quik)が冒頭に登場する。

ベテランから若手まで、世代も様々な才能が『Head Over Heels』に集まったことについてクロ―メオは、「10年以上もこういう音楽をやってきて、早いうちからファンクの王族からお墨付きをもらった。それと当時に……たとえばコーチェラを見てもらっても、俺たちはフレンチ・モンタナと同じ日にステージに立った。だから、俺たちは多分、今の音楽についての話の中でも言及してもらえるし、でも俺たちの音楽は伝統的な音楽を思い起こさせるものでもある。だから俺たちは、最先端と伝統をつなぐような音楽にしたいと思ったんだ」と話しており、15年の彼らのキャリアの集大成とも言える作品となったようだ。

1. Must’ve Been (feat. DRAM) [prod. by Jason Evigan, Gian Stone, Ben Maddahi & Adam "Ash" Harrison / guitar by Jesse Johnson]

2. Don’t Sleep (feat. French Montana & Stefflon Don) [prod. by Rodney Jerkins, Oligee, Ben Maddahi, Gladius James & Adam "Ash" Harrison / bass by Pino Palladino]

3. One Track Mind [prod. by Jason Evigan, Chris "TEK" O'Ryan, John Cunningham, Chromeo, Ben Maddahi & Adam "Ash" Harrison]

4. Count Me Out [prod. by Ian Kirkpatrick, Chromeo, Vaughn Oliver, Ben Maddahi & Adam "Ash" Harrison / bgv by Tawatha Agee / voice by DJ Quik]

5. Bad Decision [prod. by Chromeo, Oligee, Chris "TEK" O'Ryan, Morgan Taylor Reid, Vaughn Oliver, Ben Maddahi & Adam "Ash" Harrison / bgv by Tawatha Agee]

6. Right Back Home To You (Interlude) [prod. by Chromeo, Ben Maddahi & Adam "Ash" Harrison / vocals by Ian Isaiah]

7. Just Friends (feat. Amber Mark) [prod. by Chromeo, Oligee, Ben Maddahi & Adam "Ash" Harrison / guitar & bass by Raphael Saadiq]

8. Juice [prod. by Jason Evigan, Chris 'TEK' O'Ryan & Chromeo / bass by Pino Palladino / bgv by Tawatha Agee, Sean Douglas]

9. Slumming It [prod. by Ian Kirkpatrick, Chromeo, Oligee, & Adam "Ash" Harrison / bgv by Tawatha Agee]

10. Bedroom Calling, pt. 1 [prod. by Chromeo, Oligee, Ammo, DallasK, Ben Maddahi & Adam "Ash" Harrison]

11. Bedroom Calling, pt. 2 (feat. The-Dream) [prod. by Chromeo, Ben Maddahi, Vaughn Oliver & Adam "Ash" Harrison / piano by Los da Mystro]

12. Room Service [prod. by Chromeo & Oligee / bass by Pino Palladino]