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リル・ウェイン、所属レーベルとの3年以上に渡る確執に決着 和解を正式に発表

Lil Wayne

9歳でレコード契約を結んだとされ、これまでのアルバムの総セールスはアメリカ国内だけで1500万枚以上を誇る35歳のスター・ラッパー、リル・ウェイン(Lil Wayne)が、3年以上前から続いていた所属レーベルとの対立によって起こしていた訴訟を取り上げ、ついに和解したことが発表された。

Cash Money Recordsの看板アーティストであるリル・ウェインは、2008年に発表した『Tha Carter III』、2011年に発表した『Tha Carter IV』がいずれもアメリカ国内で300万枚を超える大ヒットを記録。この人気シリーズの続編となるニュー・アルバム『Tha Carter V』への期待が高まる中、2014年に発売予定とされるも延期が繰り返され、リル・ウェインは「このレーベルから離れたい」、「俺は囚人だ」などとCash Moneyへの不満を露わにするように。そして2015年始めには、ついにCash Moneyに対し訴訟を起こした。

リル・ウェインはCash Moneyの看板ラッパーであるだけでなく、Cash Moneyとのジョイントベンチャーという形でYoung Moneyという自身のレーベルを設立しており、ドレイク(Drake)やニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)といったスターたちを抱えるレーベル・オーナーでもある。リル・ウェインは、契約にある前払い金の未払い分や、Young Money所属アーティストの音源に関する著作権配分の未払いなどを合わせて総額で5100万ドル(およそ60億円=当時)を求めたほか、ドレイクやニッキー・ミナージュといったYoung Money所属アーティストを自分のもとに置くことも求めた。それゆえ、Cash Moneyおよび同レーベルの親会社であるUniversal Music Group(UMG)は、リル・ウェイン側と対立する姿勢となる。

この3年以上の対立の中では、和解に近づく瞬間もあった。2016年の元日、ドレイクのおおみそかお祝いパーティの場に、リル・ウェインとCash Moneyのボスであるバードマン(Birdman)が共に姿を見せ、一緒の写真にふたりが写ったことが話題に。直後にはリル・ウェインとバードマンが共にステージに立ったり、一緒にスタジオ入りしたことも明らかになり、ついに両者の対立も解決したかと思われたが、しかし依然としてリル・ウェインは訴訟を続けていた。またその後、リル・ウェインが、Cash Moneyの親会社であるUMGに対しても別に訴訟を起こしたことも明らかになった。

こうした状況から、2016年11月にはバードマンがリル・ウェインとの和解交渉を取り止めたとも報じられるなど泥沼化していたが、今年3月になって、ふたりがマイアミのクラブで言葉を交わし、抱き合う姿を映した映像がSNS等にアップロードされ、再び和解へと動き出したのではと話題に。続けて、今年2月にApple Musicで発表されたCash Moneyのドキュメンタリー映画『Before Anythang: The Cash Money Story』のサウンドトラックが3月30日に発売になるのを記念したリリース・イベントにもリル・ウェインは姿を見せた。

そして先週、ついにリル・ウェインが訴訟を取り下げ、両者が和解したと報じられた。これは米芸能人ニュース・メディアのThe Blastが独自に入手した法廷書類をもとに報じたもので、リル・ウェイン側の弁護士が5月23日に訴訟の取り下げを申し出たのだという。また関係者筋からの情報として、1000万ドル(およそ11億円)以上という巨額の和解金をUMGから受け取ったと報じられている。莫大な金額ではあるが、UMG側は、ドレイクやニッキー・ミナージュからもたらされる収益でカバーできると考えており、また長らく待たれていた『Tha Carter V』もUMGから発売予定になったとThe Blastは伝えている。

この報道を受けて、リル・ウェイン側の弁護士は、Cash Moneyと和解したことを正式に認めた。和解に至った条件は明かさなかったものの、「和解することで合意に至ったことにつきまして、双方が納得する形で平和的に問題は解決できました」と米Billboard誌に対し、声明を発表している。

さらに直後には、リル・ウェインとバードマンがスタジオ入りしている姿が明らかに。長らくファンを心配させてきただけに、いち早い『Tha Carter V』のリリースが待たれるところ。なお、フレンチ・モンタナ(French Montana)は、リル・ウェインが「帰ってきた!」と喜びながら、「Carter 5に、リル・ウェインとジャスティン・ビーバーとのヤバいコラボ曲がある」とTwitterで発言しており、『Tha Carter V』への期待を煽っている。