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ドレイク、全米シングル・チャート1位獲得週数でマイケル・ジャクソンと並ぶ

Drake - Nice For What

カナダのスター・ラッパー、ドレイク(Drake)が、先週に続いてふたたび全米シングル総合チャートの首位を獲得。1位を獲得した週数の累計でついにマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)と並んだ。

ニュー・アルバム『Scorpion』が今月リリース予定とされるドレイクは、今年の1月末から全米シングル総合チャートを席捲。1月19日に発表した“God’s Plan”は、すぐにSpotifyでアメリカにおける単日の再生回数の新記録を打ち立て、またApple Musicでは世界における単日の再生回数の新記録を樹立するなど音楽ストリーミング・サービスで圧倒的な勢いを見せて全米チャート初登場1位となったほか、ミュージック・ビデオ撮影の予算およそ1億円をマイアミでドレイクが配って回るというドキュメンタリー的なビデオも話題を呼び、11週連続での1位を獲得。自己最長ナンバーワン・ヒットとなったほか、初登場から10週以上連続で1位を達成した楽曲として、パフ・ダディ&ザ・ファミリーの“I’ll Be Missing You”(11週)と並ぶ歴代3位タイとなった。

続けて4月6日に“Nice For What”が発表され、こちらもまた全米チャート初登場1位となり、初登場1位になった自身の曲(“God’s Plan”)の首位交代を自身の別の曲(“Nice For What”)で達成した史上初の例に。ローリン・ヒルのヒット“Ex-Factor”などをサンプリングした同曲は4週連続で1位を獲得した後、チャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)の“This Is America”に首位を奪われたが、先週発表された6月2日付の全米シングル・チャートでふたたび1位に返り咲いた。

そして今週発表された6月9日付の全米シングル総合チャートで、ドレイクの“Nice For What”が引き続き1位をキープ。これで同曲は、通算6週目のナンバーワンを獲得した。ドレイクはこれまで、2016年に通算10週の1位となった“One Dance”、そしてゲストとして参加したリアーナの“Work”が同様に2016年に通算9週の1位、また同じくゲスト参加したリアーナの曲で、ドレイクにとってキャリア初のナンバーワン・ヒットとなった“What’s My Name?”が2010年に1位となっており、“God’s Plan”による11週1位、そして“Nice For What”による6週1位を加えると、ドレイクがこれまで達成した全米1位獲得週数は累計37週に。これはマイケル・ジャクソンと並び、男性ソロ・アーティストとしては歴代2位、総合でも歴代7位となった。男性ソロ・アーティストの歴代1位はアッシャーの47週、総合での歴代1位はマライア・キャリーの79週となる。

ドレイクの累計37週1位のうち、36週が2016年以降に集中している。Apple Musicのインターネット・ラジオ「Beats 1」で番組を持つゼイン・ロウから、「ストリーミングのマイケル・ジャクソン」とまで呼ばれたドレイクだが、昨年発表した『More Life』は2017年のアメリカにおけるストリーミング・サービスで総再生回数1位のアルバムとなるなど、Apple MusicやSpotifyといった音楽ストリーミング・サービスの近年の急激な人気拡大が、ドレイクをさらなるスターダムへと押し上げていることがうかがえる。

ドレイクはさらに今週、“God’s Plan”が変わらず3位をキープしているのに加え、アトランタ発の23歳新進ラッパー、リル・ベイビー(Lil Baby)のドレイクとのコラボレーション曲“Yes Indeed”も先週に続いて6位をキープ。トップ10に引き続きドレイク楽曲が3曲同時にチャートインしている状態が続いている。さらに、ドレイクは5月26日にさらなる新曲“I’m Upset”を発表しているが、これが今週19位に初登場となっている。6月中のリリースが示唆されているニュー・アルバム『Scorpion』でさらなる新記録を打ち立てるのも時間の問題だろう。

トップ10にほぼ動きがない中で、 6月9日付の全米シングル総合チャートの7位には、女性ラッパーとして史上初の記録をいくつも打ち立てた25歳の「ニューヨークの新たな女王」カーディ・B(Cardi B)の“I Like It”が再浮上した。

J・バルヴィン(J Balvin)、バッド・バニー(Bad Bunny)と、ラテン界の人気アーティストふたりを迎え、ピート・ロドリゲスの“I Like It Like That (A Mi Me Gusta Asi)”をサンプリングした“I Like It”は、全米アルバム・チャートで初登場1位となった彼女のデビュー・アルバム『Invasion Of Privacy』の収録曲。発売から1週間で世界中で1億回以上がApple Musicでストリーミング再生され、女性アーティストの記録として歴代最多となったこのアルバムの中でももっともストリーミングで人気があったのがこの“I Like It”で、アルバム発売時となる4月21日付の全米シングル・チャートで初登場8位になっていた。

その後、一旦は22位までランクダウンしていたが、5月29日にミュージック・ビデオが公開されたことにより、チャートイン8週目にして前週19位から今週7位へと再浮上した。“I Like It”のビデオは、YouTubeチャートにてアメリカで楽曲ランキング2位、ミュージック・ビデオ・ランキングで4位となっている。

また、トップ20には、シカゴ出身の19歳新進ラッパー、ジュース・ワールド(Juice WRLD)の“Lucid Dreams”がチャートインしている。

若手プロデューサーのニック・ミラ(Nick Mira)が手がけ、サンプリング・クラシックとしても人気のスティング “Shape Of My Heart”を使用した同曲は、元々は昨年6月にsoundcloudで発表されたEP/ミックステープ『JuiceWRLD 9 9 9』に収録されていたもので、再生回数100万回を超える人気曲。ジュース・ワールドは、この“Lucid Dreams”および『JuiceWRLD 9 9 9』の人気を受けて、今年3月にエミネム、ケンドリック・ラマー、アンダーソン・パークらを抱えるメジャー・レーベル Interscope Recordsと契約したことが発表されており、その契約金は300万ドル(およそ3.2億円)を超えるとも報じられている。

ジュース・ワールドの“Lucid Dreams”は、5月10日にミュージック・ビデオが公開されており、この影響で5月26日付の全米シングル総合チャートで74位に初登場。先週発表された6月2日付チャートでは35位へと急上昇しており、YouTubeチャートのアメリカでの楽曲ランキングでも11位まで上昇していた。こうした勢いに乗って彼は初のメジャー・デビュー作『Goodbye & Good Riddance』を5月23日に発売。リリース日が水曜だったこともあり、23日と24日の2日間だけで先週の6月2日付の全米アルバム総合チャートで15位、米ラップ・アルバム・チャートでは10位に初登場となっていたが、2週目となる今週発表の6月9日付の全米アルバム総合チャートでは、初めて7日間フルで集計対象となった週ということもあり、総合で8位へと上昇している。

この『Goodbye & Good Riddance』のヒットの影響に加え、ジュース・ワールドの“Lucid Dreams”はミュージック・ビデオの再生回数が1300万回を突破し、またSpotifyのバイラル・チャートで5月28日からデイリー1位をキープ、ウィークリーでも1位に踊り出るなど勢いを見せており、3週目にして、全米シングル総合チャートにおいて前週35位から今週15位へとさらにジャンプアップする形となった。19歳のジュース・ワールドにとって、これが初のトップ20ヒットとなる。

Hot 100 全米シングル・チャート トップ10
1.(→) Drake – Nice For What
2.(↑4) Post Malone ft. Ty Dolla $ign – Psycho
3.(→) Drake – God’s Plan
4.(↓2) Childish Gambino – This Is America
5.(→) Zedd, Maren Morris & Grey – The Day
6.(→) Lil Baby & Drake – Yes Indeed
7.(↑19) Cardi B, Bad Bunny & J Balvin – I Like It
8.(→) Ella Mai – Boo’d Up
9.(↓7) Bebe Rexha & Florida Georgia Line – Meant To Be
10.(↓9) Ariana Grande – No Tears Left To Cry

15.(↑35) Juice WRLD – Lucid Dream
19.(-) Drake – I’m Upset