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スティーヴィー・ワンダー、待望のオリジナル新作は「あと2ヵ月」で完成か

Stevie Wonder

1960年代から現在に至るまで活躍を続ける音楽界の生ける伝説、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)が、長らく制作しているニュー・アルバム『Through The Eyes Of Wonder』について完成間近だと語った。

今週13日に68歳の誕生日を迎えるスティーヴィー・ワンダーは、以前から2005年発表の『A Time To Love』以来となる新作を制作中で、『Through The Eyes Of Wonder』というタイトルは2008年の時点から明かされていた。2008年当時は、「ワンダーの目を通して」という意味のタイトルのこの新作について、目の見えないスティーヴィーが体験したことを元にした作品と紹介されていたが、2014年に米Billboard誌の取材に応じた際は、「私の人生においても、人々の生活においても、世界そのものにおいても、『Songs In The Key Of Life』の頃から今まで、いろんなことがあった。とても素晴らしいこともあったし、とても恐ろしいこともあった。悲観的になるようなこともあったが、楽観的な気持ちになれるようなこともあった。そういうものを目撃してきた私の視点から描かれたアルバムになる」と話していた。

そして、誕生日を前に、現地時間で9日、ハリウッドの[The Peppermint Club]で豪華ゲストが集結したライブ・パーティ〈The Stevie Wonder Song Party: A Celebration of Life, Love and Music〉を開催したスティーヴィー・ワンダーが、待たれる新作について久々に言及。公演中も、新曲を披露しないことについて「残念ながら、バンドメンバーが(曲を)知らないから」と冗談を飛ばしていたスティーヴィーは、米Billboard誌に対し、新作『Through The Eyes Of Wonder』の完成が近いと説明。どれぐらい“近い”のか、とさらに踏み込んで訊かれると、「うまくいけば、あと2ヵ月ほどといったところ」と返答したという。

Motown創始者のベリー・ゴーディや、女優アンジェラ・バセット、人気コメディアン/俳優のクレイグ・ロビンソンやニック・キャノンらも観に駆けつけたこのスティーヴィー・ワンダーのパーティには、“This Is America”が大反響を呼んでいるチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)の姿も。“Superstition”のパフォーマンスでは、チャイルディッシュ・ガンビーノもステージに上がり、ケリー・ローランド、ジェシー・J、ルーク・ジェイムス、シェレーエといったアーティストたちと共に共演した。また公演中にはチャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァーに賛辞を送る場面もあり、話題の“This Is America”のミュージック・ビデオを観たとして、「ドナルド、君の最新のビデオを観たよ。おかげで私の次のプロジェクトのためのアイディアが浮かんだんだ。だからビジュアルのことで一緒にコラボレーションできると素晴らしいんだが。後で話そう」と呼びかけたという。実際に米Billboard誌のインタビューでは、チャイルディッシュ・ガンビーノ/ドナルド・グローヴァに次の国内ツアーにおけるインタラクティブな映像の制作を依頼したことを明かし、「音楽と映像のマリアージュ」を目指しているとした。この“次の国内ツアー”が、新作『Through The Eyes Of Wonder』のリリースと関連のあるものを期待したいところだ。


チャイルディッシュ・ガンビーノ、ケリー・ローランド、ジェシー・J、ルーク・ジェイムス、シェレーエらと“Superstition”を歌う様子

もっとも、スティーヴィー・ワンダーが制作中のプロジェクトは『Through The Eyes Of Wonder』だけではない。これも2008年の時点から発表されていた作品だが、2006年に亡くなった母親ルーラ・メイ・ハーダウェイと約束していたゴスペル・アルバム『The Gospel Inspired by Lula』も控えている。また米Billboard誌によると、テイク6 (Take 6)とのアルバムも制作中のほか、アフリカで現地のシンガーやドラマーたちとレコーディングしたコラボレーション作も準備しているという。2014年には、デヴィッド・フォスター(David Foster)のプロデュースで、自身のヒット曲をオーケストラの演奏と共に生まれ変わらせるセルフ・カバー集『When The World Began』の制作をしていることも明かしていた

加えてスティーヴィー・ワンダーは、ツアー/コンサート活動からの引退を宣言しているアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の新作で複数曲をプロデュースしたとされている。76歳のアレサ・フランクリンは昨年2月、デトロイトのスタジオだけで録音された、デトロイトに捧げた新作を年内にリリース予定で、この新作を持って「年内に引退するつもり」、「レコーディングは続けるでしょうけど、コンサートを行うのは今年が最後の年」と発表していた。しかし新作については続報が途絶えたまま発表されておらず、また2018年にもニューオーリンズやトロントでのジャズ・フェスティバルの出演が予定されるなどライブ活動を続けていたが、医師の指導により公演をキャンセル。以前から体調面の問題により公演が中止となることが度々あり、健康が心配されている。