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DJジャジー・ジェフが11年ぶり新作『M3』を発表 ライムフェストや息子も参加 [全曲フル試聴可]

DJ Jazzy Jeff - M3

フィラデルフィア出身の伝説的DJ/プロデューサー、DJジャジー・ジェフ(DJ Jazzy Jeff)が、11年ぶりの新作となるニュー・アルバム『M3』を発表した。

53歳のDJジャジー・ジェフは、今やハリウッドスターとなったウィル・スミスと共に昨年8月にイギリスの音楽フェスティバル〈Livewire Festival〉に出演し、80年代後半から90年代にかけて活躍したDJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスのリユニオンでも話題を振りまく一方、昨年2月には若い才能を集め、わずか1週間と期間を区切って合宿形式でアルバムを制作するプロジェクト=ザ・プレイリスト(The PLAYlist)として『Chasing Goosebumps』というコラボレーション・アルバムを発表。また近年は、同じフィラデルフィアの若手ラッパーであるデイン・ジョーダン(Dayne Jordan)を全面的にバックアップするなど、新世代を後押しする活動が目立つ。

そしてDJジャジー・ジェフ名義のアルバム・リリースとしては実に11年ぶりとなるのが、ニュー・アルバム『M3』だ。これは、2002年に発表されたジャジー・ジェフのソロとして初のアルバム『The Magnificent』、その続編として2007年に発表された『The Return Of The Magnificent』に連なる「Magnificent」シリーズの第三弾にあたるもので、前作『The Return Of The Magnificent』と同じ5月8日に発売された。

昨年8月には、『M3』のリード曲として“2 Step”なる楽曲を発表。カニエ・ウェスト作品への貢献で知られ、コモン&ジョン・レジェンドのグラミー&オスカーW受賞曲“Glory”のソングライターでもあったシカゴのベテラン、ライムフェスト(Rhymefest)、そしてジャズ、R&B、ヒップホップを独自に融合させた「トラップハウス・ジャズ」で高く評価される若手サックス奏者/シンガー・ソングライター/ラッパー/プロデューサーのマセーゴ(Maségo)の2人をゲストに迎えた楽曲となっていたが、この新作『M3』は、ライムフェストを擁するザ・トリニティ(The Trinity)という新グループをほぼ全面的にフィーチャーしている。

このザ・トリニティは名前のとおり3名のラッパーから成っており、ライムフェストに加え、ジャジー・ジェフがバックアップしているデイン・ジョーダン、そしてジャジー・ジェフの息子であり、父プロデュースのEP『PLAY』を4月にリリースしたばかりのアミーア(・ミッチェル=タウンズ Uhmeer)という世代の異なる3名で構成。先日、トロントでの公演で初お披露目されていたグループだが、大半の曲はこの3名が参加している。

昨年7月の時点で「『M3』完成!」と宣言していただけに、デイン・ジョーダンやマセーゴも参加していた『Chasing Goosebumps』と共通している部分も多く、フィリーとも縁深いR&Bシンガーのアーロン・キャンパー(Aaron Camper)を始め、ストロー・エリオット(Stro Elliot)、ダニエル・クロフォード(Daniel Crawford)、カイディ・テイタム(Kaidi Tatham)、ジェイムス・ポイザー(James Poyser)、ジェフ・ブラッドショウ(Jeff Bradshaw)、アンドレ・ハリス(Andre Harris)といったザ・プレイリストの面々が制作に加わっており、グレン・ルイスをボーカルに据えた『Chasing Goosebumps』に連なる作品と位置づけられそうだ。他にも、ザ・ルーツのクエストラヴ(Questlove)や、フィリーのジャズ~ネオ・ソウル系音楽集団キリアム・シェイクスピア(Killiam Shakespeare)も参加しているとのこと。

なお米ヒップホップ・メディアのHip Hop DXに対してジャジー・ジェフは、この新作『M3』について、「プレイリストと共にムーヴメントを作りたいと思った。だからこのアルバムはとてもエモーショナルなんだ」と話している。またジャジー・ジェフは『M3』に関連して「#M3FinallyFree」のハッシュタグで現在の音楽業界についての意見を述べており、「アーティストが出したい時に作品を発表できない」、「契約に縛られている」といった状況をレーベルに「人質に取られている」と形容し、旧来の音楽ビジネスの慣習から離れてやっていくべきとコメント。昨年の『Chasing Goosebumps』からPLAYlist Musicという自主レーベルから作品をリリースしているジャジー・ジェフは自身も、二度とレーベルとは契約しないと主張しており、その理由として音楽出版権などを諦めなければいけないから、と説明、「レコード会社はもはや高金利の銀行と同じ」と主張している。今回の『M3』も、YouTubeのライブストリーム機能でアルバム全曲を放送するなど、レーベルではなく、アーティスト主体の活動を目指すのがジャジー・ジェフの言う「ムーヴメント」のようだ。

1. M3 … The Beginning (feat. Rhymefest, Dayne Jordan & Uhmeer)
2. Skaters Paradise (feat. Rhymefest & Dayne Jordan)
3. Scars (feat. Rhymefest & Dayne Jordan)
4. Where You At (feat. Rhymefest, Dayne Jordan & Uhmeer)
5. Hi & Hungry Interlude
6. 2 Step (feat. Rhymefest & Masego)
7. Wide Awake (feat. Rhymefest, Dayne Jordan & Uhmeer)
8. It’s June Already
9. Stronger Than Me (feat. Rhymefest & Dayne Jordan)
10. Midnight Escapade (feat. Aaron Camper & Rhymefest)
11. Child of God (feat. Rhymefest, Dayne Jordan & Uhmeer)
12. Ludesfordays Interlude
13. The Way We Cool (feat. Aaron Camper)
14. The Government’s Dead (feat. Rhymefest, Dayne Jordan & Uhmeer)
15. M3 … The Outro (feat. Rhymefest, Dayne Jordan & Uhmeer)