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「セックス・カルト」問題のR.ケリーへのボイコット運動、ジョン・レジェンドら続々と支持

R. Kelly

昨年から若い女性たちを“洗脳”し、支配下に置いて共同生活を送る「セックス・カルト」問題で厳しい批判にさらされている「R&B界の帝王」R.ケリー(R. Kelly)に対するボイコット運動が本格的に始まり、ジョン・レジェンド(John Legend)といった人気アーティストたちも続々と支持を表明している。

20年以上に渡って絶えずヒットを飛ばし続け、アルバム・セールスは累計5000万枚以上を誇る「R&B界の帝王」R.ケリー。今回の騒動は昨年7月にBuzzFeedに掲載された告発記事が発端となり、性犯罪を含むさまざまな疑惑が持ち上がっているもの。R.ケリーが若い女性たちを“洗脳”し、“カルト”的な監禁をしている、と女性たちの親たちが告発しており、シカゴとアトランタ郊外の家で6人の女性が共同生活を送っていること、食事、服装の内容から入浴、睡眠のタイミング、果ては性行為についても細かな“ルール”が設けられており、女性たちは従わなければならないこと、携帯電話やSNSの使用を制限されているほか、R.ケリー以外の男性との交流が禁じられるなど、衝撃的な“洗脳”生活が伝えられた。州が定める性的同意年齢は満たしてはいるものの、50歳(当時)のR.ケリーが囲っているとされる女性たちには18歳や19歳もいるとも報じられた。

告発した親たちが「洗脳されている」と訴える当の女性のひとりは、この騒動を受けて米ゴシップ・サイトのインタビューを受け、「私は今とても幸せで、洗脳なんてされていない」などと報道を否定。R.ケリー側も、事実ではないと断固否定し、対策チームを結成してこの騒動に真向から立ち向かっている。警察側は当初、この件に関して動くことはなかったが、今年3月には英BBC放送がR.ケリーと交際していたという女性にインタビューしたドキュメンタリー『R. Kelly: Sex, Girls and Videotapes』を放送。14歳から交際していたという女性は、「性的ペット」のように扱われ、女性たちと暮らす家を「セックス・ダンジョン」と形容するなど衝撃的な告白が為された。この番組の放送の影響か、昨年12月にR.ケリーに性感染症を移されたと告発した女性の件で、今年4月になってダラス警察が捜査に動き出すと発表している。

こうした状況から先々週には、R.ケリーの広報が辞職したことを認め、弁護士やアシスタントもR.ケリーのもとを去ったことが明らかに。さらに、R.ケリーに対するボイコット運動 #MuteRKelly が活発化し始め、つい先日には、性的暴行の被害体験を告白・告発する#MeToo運動の創始者タラナ・バークの要請を受け、著名なラジオDJのトム・ジョイナーが自身の番組でR.ケリーの曲を放送しないと宣言。また昨年から公演が中止になることが度々あったが、地元シカゴで5月5日に開催される音楽フェスティバル〈Love Jam〉がR.ケリーの出演を急きょキャンセルすると発表した。

そして4月30日には、WOC (Women of Color)が声明を発表。R.ケリーに対する捜査を適切に行うことを要請したほか、所属レーベル RCA Recordsや、Spotify、Apple Musicといった大手音楽ストリーミング・サービス、さらにはアメリカ最大手のチケット販売会社 Ticketmasterといった企業を名指しして、R.ケリーに対するボイコットを要請している。こうした行動喚起に、ジョン・レジェンド、ザ・ルーツのクエストラヴ(Questlove)といった人気ミュージシャンから、『Empire 成功の代償』など俳優としても活躍する歌手のジャシー・スモレット、『グローリー/明日への行進』や『A Wrinkle In Time』などの監督エイヴァ・デュヴァーネイ、『それでも夜は明ける』や『ブラックパンサー』などの女優ルピタ・ニョンゴ、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』や『フェンス』などの女優ヴィオラ・デイヴィス、『Ray/レイ』や『ファンタスティック・フォー』などの女優ケリー・ワシントンといった著名人たちが続々と#MuteRKellyのハッシュタグと共に支持を表明。ラジオ局も支持を表明するなど、広がりを見せている。

これに対し、R.ケリーの代理人はVariety誌に対して見解を発表。「Time’s Up運動を支持する女性たちの目的をサポートしています」としながら、「有名なアーティストを批判することが、こうした運動に注目を集めるよい方法であることも理解していますが、今回の件に関して言えば、不公平であり、的外れです」、「Time’s Upは、事実を確認することなく判断を急いでいます。ケリー氏が、彼や彼の家族、そして彼と生活をしている女性たちを貶めるような、あさましく、意図的に悪意のある企みの標的となっていることがすぐに明らかになるでしょう」などと#MuteRKelly運動を批判し、改めて潔白を表明している。

Standing alongside the women and sisters in the LONG OVERDUE CANCELLATION of Rkelly. #TimesUp #MuteRKelly

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