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ジョージ・クリントン、来年5月をもってツアー活動から引退へ

George Clinton

70代に入ってからもファンカデリック(Funkadelic)33年ぶりの新作を発表したり、若手ラップ・スターのケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)のグラミー受賞作に参加したりと精力的に活動しているファンク界の大御所ジョージ・クリントン(George Clinton)が、ツアー活動からの引退を予定していることを発表した。

2014年12月には、実に33年ぶり、そして3枚組33曲を収録というファンカデリックの新作『First Ya Gotta Shake The Gate』をリリースして世間を驚かせた、「Pファンクの総帥」ジョージ・クリントン。以降も、ケンドリック・ラマーとの共演、自伝本『ファンクはつらいよ ジョージ・クリントン自伝』の発表など意欲的に活動を続けており、2016年夏には、ロサンジェルスの鬼才フライング・ロータス(Flying Lotus)のレーベル Brainfeederと電撃契約。Brainfeederから新たなソロ・アルバムをリリース予定だと発表した。また同年末には、並行してパーラメント(Parliament)の新作にも取り組んでいることを明かし、今年1月には実際に新曲“I’m Gon Make U Sick O’Me”が発売されている。

70代にしてますますクリエイティブ・スピリットをたぎらせている総帥は、今年1月からは〈Mardi Gras Madness Tour〉というツアーをスタート。現在、今年8月に行われる国内都市型フェスティバル〈SUMMER SONIC〉、その前夜祭的な位置づけでもあるオールナイト・フェス〈SONIC MANIA〉での来日を含め、北米・欧州と、50公演以上を廻るという忙しさだ。

しかし27日、今年7月に77歳の誕生日を迎えるジョージ・クリントンが、ツアー活動から離れる決意を表明した声明を発表。つい最近、ペースメーカーを植え込む手術をしたというジョージ・クリントンは、この手術が引退を決意させたわけではないとしながらも、「ここ数年のコンサートを観に来ていた人なら、私の出番がどんどん減っていっていることに気付いたことでしょう」と、近年は座って休憩したり、ステージから引っ込む場面が増えていることを認め、「私がツアー活動を止めても、この音楽とバンドはこれからも変わらずファンクしていく」とした。ジョージ・クリントンは、2019年5月をもってツアー活動から引退するとのこと。日本でのパフォーマンスはこの8月の来日が最後になる可能性もある。

ここ最近、ベテランが引退を宣言する例は増えており、2017年2月にはアレサ・フランクリンが「レコーディングは続けるでしょうけど、コンサートを行うのは今年が最後の年」と、2017年内にツアー活動から引退すると宣言。その半年後には、地元デトロイトで小さなナイトクラブを開き、そこでなら歌いたいと、やや前向きな様子を見せ、2018年にもいくつかの公演や大型音楽フェスへの出演などが決定していた。しかし今年3月、担当医から最低でも2ヶ月は療養が必要だとして、それぞれ中止となっている。また、8度のグラミー賞に輝いたR&Bレジェンドのアニタ・ベイカーは、2017年1月にTwitter上で「ツアーはしない。CDも出さない。 #引退」と綴った後、60歳を迎えた今年1月に引退コンサートの開催を発表し、年内で本格的に引退する意向を示している。

なお、ジョージ・クリントンはInstagramで、パーラメントの最新シングル“I’m Gon Make U Sick O’Me”のミュージック・ビデオを試写している様子を公開しているが、年内にはパーラメントのニュー・アルバム『Medicaid Fraud Dog』が発売予定だと米Billboard誌は報じている。