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J・コールが新作を発表 ストリーミングでドレイクを破る新記録を達成

J. Cole - KOD

デビュー作から4作連続で全米チャート1位を制した人気ラッパー/プロデューサーのJ・コール(J. Cole)が、およそ1年4ヵ月ぶりの新作『KOD』を発表。Apple Music、Spotifyで新記録を打ち立てる大ヒットとなっている。

2014年末に発表した3rdアルバム『2014 Forest Hills Drive』は発売1週目でおよそ35万4000枚を売り上げ、自身初のミリオンセラー・ヒットとなったほか、2016年の第56回グラミー賞で最優秀ラップ・アルバムなど3部門の候補に。そして2016年に発表した4thアルバム『4 Your Eyes Only』では発売1週目の実売数がおよそ36万3000枚を記録。この実売セールスが減少傾向にある昨今において、リリースごとに初動セールスの自己最高記録を更新している。また、デビュー・アルバム『Cole World: The Sideline Story』から4作連続で全米アルバム・チャート1位を手にしたほか、全米シングル・チャートでは“Deja Vu”が7位にランクインして自身初のトップ10ヒットとなったのに加え、『4 Your Eyes Only』の全10曲がトップ100に同時ランクインするなど、その人気ぶりがうかがえるチャート成績を残した。

この33歳の人気アーティストが、およそ1年4ヵ月ぶりとなる新作『KOD』を発表。『KOD』はここ最近の彼の作品同様にサプライズ・リリースとなっており、J・コールは発売4日前にニュー・アルバム『KOD』を4月20日にリリースすると告知した。

アルバム・アートワークには白目になった王、薬物を摂取している子供たち、骸骨といった絵が描かれており、「このアルバムに、薬物中毒を美化する意図はありません」との但し書きも添えられているが、『KOD』というタイトルには、「Kids On Drugs」(薬物をやっている子供たち)、「King Overdosed」(薬物を過剰摂取した王様)、「Kill Our Demons」(私たちの悪魔を殺す)という3つの意味が込められているという。アルバムの予告編映像でJ・コールは、「Kids On Drugs」について、「今TVを点けたとして、こんなCMを見るまでそんなに時間はかからないだろう。『落ち込んでる? 悩んでない?』と言って、薬を目の前に突き出すCMさ」と話しており、アメリカにおける医薬品産業と薬物依存の問題について意識したもののようだ。また「King Overdosed」については、「かつての自分を表現したもの」とし、「アルコール依存、スマホ依存、女性依存……どんな依存であれ、そういった逃避の方法に悩んでいた」と告白。そして「Kill Our Demons」は、「過去のトラウマを乗り越えること」を意味し、そのためには自分が抱える問題に自ら向き合い、何が原因かを理解する必要があるとしている。

全12曲を収録する『KOD』は、日本人キーボーディストのビッグユキ(BIGYUKI)を始め、多くのアーティストやミュージシャンたちとコラボレーションした前作『4 Your Eyes Only』と異なり、ほとんどをJ・コール自らがひとりでプロデュース。2曲でゲスト・アーティストとして名前のあるキル・エドワード(kiLL edward)も、J・コールの変名だと見られている。また、“Motiv8”でジュニア・マフィア(Junior M.A.F.I.A.)の“Get Money”が使用されているのを始め、“The Cut Off”では2006年に亡くなった本田竹曠(Takehiro Honda)の“Dark and Mellow”とビル・ウィザース(Bill Withers)の“Kissing My Love”が、“Once An Addict (Interlude)”ではマイケル・アーバニアック(Michał Urbaniak)の“A Day In The Park”がサンプリングされている。

4月20日に発売された『KOD』は、音楽ストリーミング・サービス最大手のSpotifyですぐに新記録を樹立。アメリカにおけるSpotifyでの再生回数が、リリース初日から24時間で3665万6086回も記録し、初日の再生回数として過去最高となる新記録となった。また、表題曲“KOD”単独でも最初の24時間でおよそ420万回が再生され、テイラー・スウィフトの“Look What You Made Me Do”が持っていたおよそ380万回の記録を破り、こちらも初日の再生回数として過去最高となる新記録となった。

さらに『KOD』はApple Musicにおいても、ドレイクの『Views』が持っていた記録を破り、リリース初日の再生回数として過去最高となる新記録をマークしたことが明らかになった。J・コールの『KOD』は、アメリカにおけるApple Musicでの再生回数が、リリース初日から24時間でおよそ6450万回にもなったとのことで、Spotifyでの再生回数に対して倍近い差を付けている。後発のApple Musicだが、この4月に有料会員数が4000万人に到達するなど急速にSpotifyに迫りつつあり、特にヒップホップにおける再生数はSpotifyよりApple Musicのほうが多いという指摘があるとおりの結果となった。

こうした勢いを受け、J・コールの新作『KOD』は来週発表される5月5日付の全米アルバム・チャートで初登場1位は確実と見られている。また総合ユニットでおよそ35万~40万ユニットを記録すると見られており、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)『Man Of The Woods』による初週およそ29万3000ユニットを上回り、今年最大のデビュー記録になると予想されている

1. Intro
2. KOD
3. Photograph
4. The Cut Off (feat. kiLL edward)
5. ATM
6. Motiv8
7. Kevin’s Heart
8. BRACKETS
9. Once An Addict (Interlude)
10. FRIENDS (feat. kiLL edward)
11. Window Pain (Outro)
12. 1985 (Intro to “The Fall Off”)