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ジャム&ルイス全面プロデュースとなるピーボ・ブライソン新作より1stシングルが登場

Peabo Bryson - Love Like Yours and Mine

ディズニー映画『美女と野獣』の主題歌を始め、数々のラブソングを歌ってきた「キング・オブ・バラード」ピーボ・ブライソン(Peabo Bryson)が、ついに以前から話題になっていたジャム&ルイス全面プロデュースの新作より、ファースト・シングル“Love Like Yours and Mine”を発表した。

エマ・ワトソン主演の実写リメイク版が昨年大ヒットした『美女と野獣』。その主題歌“Beauty and the Beast”は、リメイク版ではアリアナ・グランデとジョン・レジェンドによるカバーも話題となったが、そのオリジナルをセリーヌ・ディオンとデュエットし、グラミー賞を獲得したのがピーボ・ブライソン。70年代後半からその豊かでソウルフルな歌声を武器に活躍し、ロバータ・フラックとの“Tonight I Celebrate My Love”(邦題「愛のセレブレイション」)、セリーヌ・ディオンとの“Beauty and the Beast”、レジーナ・ベルとの“A Whole New World”(映画『アラジン』)といった数々のデュエットでも知られる大ベテラン歌手だ。

昨年も来日公演を行い、そのエンターテインメント精神溢れるステージで大盛況、還暦を過ぎても第一線で活躍しているピーボ・ブライソンだが、その新作を大御所プロデューサー・チームのジミー・ジャム&テリー・ルイス(Jimmy Jam & Terry Lewis)が全面プロデュースするという話は、ジャネット・ジャクソン久々の新作となった『Unbreakable』が発売された2015年10月にbmrが行ったジャム&ルイスへの独自インタビューの中ですでに明らかになっていたこと。ジャネット・ジャクソンの数々の名作を始め、マイケル・ジャクソン、マライア・キャリー、ボーイズIIメン、メアリー・J.ブライジから宇多田ヒカルまでを手がけてきたジャム&ルイスは、2014年に発表された宇多田ヒカルのトリビュート・アルバム『宇多田ヒカルのうた』において“Sanctuary”のカバーでピーボ・ブライソンと組んだことはあったが、初めて「キング・オブ・バラード」と全面的にタッグを組む。

bmrの取材に対し、当時テリー・ルイスは、「ピーボ・ブライソンのアルバムの仕上げに入っている。彼を年寄り扱いするつもりはないんだけど(笑)、僕たちが聴いて育ってきた彼のようなアーティストと一緒に仕事が出来るなんてまるで夢のようなんだ。彼のような素晴らしい声の持ち主に僕たちが曲を提供できるなんて最高だよ。彼とは宇多田ヒカルのトリビュート・アルバムの時に一緒にやっていて、その時僕たちがピーボを指名したんだけど、その後、彼のアルバム全てをプロデュースさせてもらえることになった。自分たちでも興奮してるよ」と話していたものの、なかなか発表はなく、昨年6月に米Billboard誌がテリー・ルイスに取材した際も、「ピーボ・ブライソンの新作をちょうど完成させたところ」と答えていた。

だが、いよいよこのタッグによる音楽を耳にすることができそうだ。ピーボ・ブライソンは4月6日、“Love Like Yours and Mine”と題した新曲を発表。ピーボの歌声を生かしたバラードに仕上がった同曲は、ジミー・ジャム&テリー・ルイスジョン・ジャクソン(John Jackson)と共にプロデュースしたということも話題だが、このリリース元がPerspective Records / Flyte Tyme ProductionsとなっていることでさらにR&Bファンを興奮させている。Perspectiveはジャム&ルイスが1991年に創設し、90年代にサウンズ・オブ・ブラックネスやミント・コンディション、アン・ネズビーらの名作を発表したことで知られるレーベル。A&Mに吸収する形で90年代末に閉鎖されていたが、ピーボ・ブライソンの新作をリリースするにあたって再始動したと見られ、ジャム&ルイスがいかにこのプロジェクトに力を入れているかが窺えるもの。

ピーボ・ブライソンにとって10年以上ぶりの新作となるこのアルバムがいつリリースされるかは現時点で明かされていないが、ジミー・ジャムはこの“Love Like Yours and Mine”を「ファースト・シングル」だとはっきり明言しており、「早くの残りのアルバムの曲をみんなに聞いてもらいたい」としていることから、アルバムはすでに準備ができていると見られ、年内のリリースが期待されるところ。また今年1月から米Showtimeで放送が始まったドラマ・シリーズ『The Chi』に、この新作から“All She Wants To Do Is Me”が劇中で放送されたという。さらに、韓国による朝鮮半島統一歌プロジェクト「One K」の一環で2016年末に制作が発表され、昨年9月に公開された“Korean Dream”にもピーボ・ブライソンとジャム&ルイスが関わっている。

ジミー・ジャムはTwitterで、この“Love Like Yours and Mine”を「本物のR&Bが戻ってきた」と紹介しているが、早くアルバムの全貌も知りたいところだ。なお、ジャム&ルイスは2013年に、「ジャム&ルイスの初のアルバム・プロジェクト」が進行中であることが明かされていたものの、その後の音沙汰がないが、昨年6月に米Billboard誌がテリー・ルイスに取材した際には“未発表曲を集めたコンピレーション”を制作中であると書かれていた。