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スヌープ・ドッグ『バイブル・オブ・ラブ』、ゴスペル作品におけるストリーミング週間再生数の新記録を樹立

Snoop Dogg presents Bible Of Love

西海岸のベテラン・ラッパー、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)による初のゴスペル・アルバム『Bible Of Love』が今月16日に発売されたが、ストリーミング・サービスでの週間再生回数で、ゴスペル作品における新記録を打ち立てたことが明らかになった。

これまで、スヌープ・ライオンと名乗ってのレゲエ・アルバム『Reincarnated』、スヌープジラと名乗ってのデイム・ファンクとのファンク・プロジェクト『7 Days Of Funk』などヒップホップに囚われない活動をしてきたレジェンド・ラッパーが、新たに踏み出したのがゴスペル。昨年5月に発表した『Neva Left』発売直後から「ゴスペル・アルバムを作る」と予告し、同9月には、トーネイ(Tonex)名義でかつてゴスペル界でも活躍したアーティストであり、近年はチャカ・カーン(Chaka Khan)やシャニース(Shanice)らのプロデュースでも知られるB・スレイド(B. Slade)がプロデュース&ゲスト・ボーカルを務めた“Words Are Few”を発表、本気でゴスペルに取り組んでいることを証明してみせた。

そして3月16日に、ソニー系列のゴスペル・レーベルであるRCA Inspirationから、この「ゴスペル・アルバム」が発売された。正式には『Snoop Dogg presents Bible Of Love』というタイトルとなる同作は、様々なR&Bヒットに携わる人気ソングライターでもあるロニー・ビリアル(Lonny Bereal)が共同エグゼクティヴ・プロデューサー/A&Rを担当。クラーク・シスターズ(The Clark Sisters)、キム・バレル(Kim Burrell)、マーヴィン・サップ(Marvin Sapp)、フレッド・ハモンド(Fred Hammond)、ジョン・P・キー(John P. Kee)、タイ・トリベット(Tye Tribbett)、メアリー・メアリー(Mary Mary)といったゴスペル界のスターが顔を揃えたほか、フェイス・エヴァンス(Faith Evans)、チャーリー・ウィルソン(Charlie Wilson)、パティ・ラベル(Patti LaBelle)、K-Ciといったゴスペルとも近しいシンガーたちから、スヌープらと共に90年代のGファンク、ギャングスタ・ラップを牽引してきた西海岸のベテラン・プロデューサー/ラッパー、ダズ・ディリンジャー(Daz Dillinger)といったスヌープらしい西海岸人脈まで、豪華なアーティストたちが参加しており、スヌープ自身が関わっていない楽曲も多く、中身はスヌープ企画のアーバン・ゴスペル・コンピレーションといった体裁だ。

その豪華な内容から大きな話題となっていた『Snoop Dogg presents Bible Of Love』だが、今週発表された3月31日付の米ゴスペル・アルバム・チャートで見事、初登場1位を獲得。当然、スヌープにとっては初のゴスペル・チャート1位となった。さらにこの『Bible Of Love』は、音楽セールスなどの実態を調査し報告するニールセン・ミュージックの発表によると、リリースから1週目で、音楽ストリーミング・サービスでのアメリカにおける週間再生回数が300万回超を記録。これは、ゴスペル作品の週間再生回数としては新記録になるという。スヌープの知名度の高さ、豪華アーティストの集結といった話題性もさることながら、AP通信が「『Bible Of Love』は才能あるアーティストのただのショーケースに終わっていない。ソウル、ブルース、R&Bの要素も取り入れ、ひとつのジャンルに限定しない、包括的で弾力的な音楽ジャンルを見せてくれる。そこにラップが加わるのも道理だ。ゆえに、我々はドッグを讃えるべき」と綴るなど、この試みが高く評価されているのも影響していることだろう。また米ゴスペル・ソング・チャートでは、この『Bible Of Love』からタイ・トリベット参加の“You”など3曲が同時チャートインしている。

なおスヌープ・ドッグは、「ゴスペル界のグラミー賞」とも呼ばれる〈Stella Gospel Music Awards〉にも出演。B・スレイドと共に“Words Are Few”のライブ・パフォーマンスを披露したとのこと。『Bible Of Love』にも参加しているメアリー・メアリーらも出演する同アワードは、米TV番組で30日に放送される予定。